2024年3月5日(火)星組『RRR』新人公演について発表がありました。
❶ 3/7(木)新人公演は中止
❷ 振替公演の実施可否を検討中
…からの、振替公演実施。
❸ 3/20(水・祝)18:30に振替公演実施
3/7当選チケットがあれば、そのまま入場・観劇できるとの事。
観劇できなくなった人には払戻があるそうな。
…という事は、赤い座席が発生しそうですね…?
とはいえ、劇団さん頑張ってくれました。
ありがとうございます。
いえ、私は最初からチケット持ってませんが。
配慮がうれしいな、と。
主演:大希 颯(105期・研5)
ヒロイン:乙葉菜乃(106期・研4)
二番手:御剣海(104期・研6)
中でも上記3名にとって、新公が上演される事は宝塚人生にとって大きな意味があります。
宝塚はスターシステムを基盤にしています。
新人公演は最初に「ふるい分け」
そこで主演やヒロイン、あるいは主要役を得られるか。
いくら稽古を積んでも上演されなければ、新公経験としてカウントされるのか…悩ましいですよね。
舞台に立ち、観客の耳目に晒されてこその試金石でしょうから。
何はともあれ、チャンスは舞い戻りました。
おめでとうございます。
…それと、前にも同じ事を書いたので重複しますが。
新人公演は宝塚大劇場でも実施した方がいい。
東京公演で一発勝負。
しかも、配信される。
想像してみて下さい。
プレッシャー絶大。
稽古期間が短くてハードなら、本公演の稽古と同時並行で始めれば良いのでは?
本役からの振り写しではなく、演出家(または演出助手)や、振付師から直接教われば良いのでは?
そうすれば、一石二鳥だと思うのですが。
上級生に対して、畏れ多いでしょうか。
とはいえ、効率よく対処する方が、誰にとっても楽なのでは?
芸事の世界は上下関係が厳しく、長い長い歴史や伝統があります。
「効率」という視点で変えるなんて、もっての外かもしれません。
私はローカルルール尊重派です。
…が、無意味を通り越して害をなす決まりは廃止したり、変えても良いと思っています。
本公演と新人公演、同時並行お稽古は、何か問題があるのでしょうか?
そこらへん素人なので、考えが甘いかもしれませんが。
新人公演というシステムを継続するなら、それくらいの抜本的な対策を立てないと、同じ事の繰り返しだと思うのですが。
小林一三翁は、花柳界(≒芸事の世界)との差別化を敢えて図っておられたそうです。
芸事を教授して下さる師範に対しては、その世界のルールを尊重し、礼を尽くす。
しかし、阪急電鉄という企業の一部門である宝塚歌劇団では、一般常識をもっと採り入れても良いと思います。
できる事は効率化して、健康的な生活を送れるようにしても良いと思うのですが。
ただ、花柳界には素敵なローカルルールもありまして。
たとえば、お手紙文化。
(宝塚にも根づいている文化ですね)
舞妓さんはスマホを持たず、一筆箋を持ち歩き、伝言を残したり、気持ちを伝えたり。
(芸妓は個人事業主なので、スマホ必携ですが)
おっと、閑話休題。
「生徒の自治を重視」と放置しすぎて、取り返しのつかない鋼鉄の花園化したのかな、と。
労基の手入れを口実に、改革していけば良いのでは?
それで失敗したら、また違う方法を試せばよいと思います。
一発でベストに行き着くなんて、まぐれ当たりに近いかもしれません。
今回の「新人公演の振替」は初の試みにして、英断だと私は思っています。
ちなみに。
上下関係を大切にする事は、宝塚の良き文化の一つだと思っています。
「実力主義」…実力って余程突出していない限り、かなり曖昧は指標だと思うんですね。
「年功序列」はその点、実に明確。
また、ひとの自尊心を守る仕組みとしても有効だと思います。
宝塚の「学年順」至上主義は、案外いいものだと私は思っています。
ただ、稽古などを効率よくこなす事とは切り分けて考えても良いのでは。
いろいろと柔軟に対処できれば良いのにな。
まずは、大希くんが回復しますように。
どうか無理されませんように。
▽ 期待しています