いろいろ書きたい事はあるものの、ここは触れておきたい。

 

2024/02/29(木)月組新体制の別箱も発表されました。

 

正塚晴彦先生の再演が増えてますね、最近。

正塚作品おおむね好きなので、嬉しいなぁ。

 

『銀の狼』を月城かなと×鳳月杏で再演してほしかったかも。

男の友情物であり、ミステリアス・サスペンス。

二番手役にアダルトな持ち味を備えててほしい作品。

 

初演は月組、涼風真世と天海祐希。

(ユリちゃん、がんばりました)

当時の味わいを再現するなら、雪組(朝美絢×縣千)かな。

 

縣千には『エールの残照』を再演してほしいかも。

縣にしか出来そうにない力技演出があるから。

(天海祐希主演ですが)

(谷正純先生の作品です)

 

…と、横道に逸れました。

(どんどんズレてる)

 

それでは、月組・2024/8~9月の別箱について。

 

 

★トップコンビ全国ツアー

 

プレお披露目が全国ツアー。

文字通り、顔見世興行ですね。

 

鳳月杏(92期・研18)

天紫珠李(101期・研9)

 

『琥珀色の雨にぬれて』

作…柴田侑宏

演出…樫畑亜依子

 

舞台は第一次世界大戦後、爛熟期のパリ。

戦火を潜り抜けても純粋さを失わない貴族の青年クロードと、時世を表すような色濃い女シャロンとの恋を中心に、クロードを慕う純真な娘フランソワーズと、背徳の世界に身を置くジゴロのルイを交えた4人の男女が織り成す恋愛心理劇。

惹かれ合う男女の心の機微を繊細に謳いあげた物語は、1984年の花組での初演が絶賛を博し、その後度々再演を重ねてきました。

月組新トップコンビ鳳月杏と天紫珠李のお披露目公演としてよみがえる名作ミュージカルに、どうぞご期待ください。

 

雪組(望海風斗&真彩希帆)のプレお披露目も本作でした。

 

クロード鳳月杏(92期・研18)

シャロン天紫珠李(101期・研9)

ルイ…??

フランソワーズ…??

 

ルイは、夢奈瑠音(96期)英かおと(99期)かな?

それとも、礼華はる(101期)彩海せら(102期)

 

同期支えで、礼華はるが全ツ組のような気がします。

彩海せらは、ブラフ(風間柚乃)チームの予感。

 

彩みちる(99期)が全ツ組なら、フランソワーズでしょうか。

 

それとも、白河りり(103期)きよら羽龍(104期)のどちらか?

歌支えとして、主要キャストに誰かしら歌うま娘役が配置される可能性は大きい。

ショーもありますしね。

 

地方巡業はスケジュールがハード。

ゆえに、梨花ますみ組長は風間組かと。

全ツには白雪さち花副組長が帯同すると思われます。

 

 

レビューアニバーサリー

『Grande TAKARAZUKA110!』

作・演出…中村一徳

 

宝塚歌劇が110年に亘り培ってきた歴史と伝統を受け継ぐと共に、新しい時代、歴史への始まりを祝うレビュー作品。

伝統的レビューへのオマージュから「月」をイメージした壮大な未来へのメッセージ、そして宝塚歌劇の永遠のテーマである「愛」と「夢」の楽曲で構成する場面等、永遠なる宝塚レビューへの想いを綴るレビュー・アニバーサリーを、新生月組による全国ツアー版としてお届け致します。  

 

嬉しい事に、二本立て!

宝塚は芝居とショーの二本立てが好きです。

エリザベートや1789も好きですが、やはり。

 

ダンサーと歌うまを投入し、華やかに盛り上げそう。

トップコンビのプレお披露目だもんね。

 

ちなつさんの出身地も含まれてますね!

うっわ、市川いきたい!

(無理無理無理)

(絶対チケット取れない)

 

 

★風間柚乃、初東上主演

 

風間さん、東上付き公演、初主演おめでとうございます。

次の二番手、風間さんですよね(嬉)

 

『BLUFF-復讐のシナリオ-』

作・演出…正塚晴彦

 

東京芸術劇場プレイハウス 8/30(金)~9/8(日)

宝塚バウホール 9/14(土)~9/19(木)

 

主演…風間柚乃(100期・研10)

 

宝塚版の『カチカチ山』あるいは『さるかに合戦』

要は復讐物(弔い合戦)

映画『スティング』を下敷きにしてる、とも。

 

スラム街で生まれ育った少年が長じて、恩人といえる人(故人)のため、マフィア相手に大掛かりな詐欺を仕掛ける話。

 

『BLUFF』は「はったり/虚勢/こけおどし」の意。

 

「詐欺師をだます詐欺師」をクロサギと呼びますが、ドノヴァンは大筋クロサギのようなものか。

(クロサギはドラマ化したから、知ってる人多いかと)

 

ドノヴァン…天才詐欺師

ロジャー…ギャンブラー志望の不良

シャロン…ロジャーの姉

メンデス…標的となるマフィア

アイリーン…メンデスの妻

キティ…花屋

 

ドノヴァンが主人公。

シャロンがヒロイン。

 

ドノヴァンは、シャーロック・ホームズを彷彿とする面もあります。

(変装するから)

 

シャロンは、イライザ(マイフェアレディ)やサリー(ミーマイ)を彷彿と…って、美女に変身するから。

 

メンデスは単なる悪役ではありません。

ペーソスを漂わせる、憎めない恐妻家。

 

『BLUFF』は演じ方によって、更に面白みが増す作品かと。

 

初演ドノヴァンは、実力派の久世星佳(元・月トップ)

 

風間さんの事は、何ら心配していません。

どんな局面も乗り越えてきた実績がありますし。

今回の東上も「満を持して」迎えた感あり。

 

初演シャロンは、涼風真世+天海祐希と組んだ麻乃佳世(元・月娘1)

 

シャロン彩みちる(99期)でしょうか?

彩さんは演技力が高いので、バッチリこなせるでしょう。

 

個人的にシャロンは、白河りり(103期)希望。

 

この東上、風間さんにとって勝負どころ。

できるかぎり万全の態勢で臨みたい。

白河は芝居・歌・ダンスどれもハイレベル。

 

体格的にも風間さんと釣り合いそう。

大きくなく、小さすぎず、絶妙かなと。

 

風間さんは存在感と落ち着きがあるので、対峙した時のバランスは空気感も考慮したいところ。

(シャロンは貧しい育ちで苦労人ですしね)

 

ヒロイン芝居もできる事は、彩海シーレのバウで証明済。

そして白河は、初演の麻乃佳世の香りと風情があります。

 

…とはいえ、連続で別箱ヒロインは無理かな。

イメージが合うだけに、推したいところですが。

 

 

きよら羽龍(104期)は、シャロンのイメージではない…かな。

敢えて選ぶなら、キティ

秘かに重要人物ですし。

 

彩みちる(99期)キティ役も良いかも。

彩さんなら、印象変化を自然と演じられますよね。

演技巧者にこそ演じてほしい役です。

 

 

花妃舞音(106期)は、アイリーンを当ててみたい。

アイリーンはメンデスの妻で、ゴッドファーザーの姪。

二人の力関係は、女王様と家来。ジャイアンとのび太。

 

初演のアイリーンはセクシー系でしたが、敢えて逆を突くのも面白そう。

ラブリーな見た目+幼いアニメ声と裏腹に、メンデスを完全制圧するアイリーン。

 

『元禄バロックロック』の少年将軍ツナヨシ(音くり寿)みたいな落差が笑いと恐怖を呼びそう。

 

カワイイを武器にして、新境地を拓けるかもしれません。

想像したら観たくなってきました、花妃アイリーン。

 

 

メンデスは敵役ながら、憎めない魅力を備える難しい役。

高度な演技力が求められると思います。

 

メンデスをどう造形するかで、作品の印象がかなり変わると思います。

 

彩海せら(102期)でしょうか。

彩海さんなら、やってのけそう。

 

それに、風間さんと持ち味が異なる点も良いですね。

センターの持ち味を引き立ててくれそう。

 

加えて、対峙したときに視線ががツンと合いそう。

身長や体格がほぼ同じくらいですし。

 

なんといっても、芝居巧者です。

歌唱力もずんずん向上しています。

バウ主演を経て、頼もしさが増した事でしょう。

 

 

ロジャー七城雅(105期)あたりでしょうか?

 

バウ『エゴンシーレ』でも推されてましたし。

屈託なく、のびのび演じてましたし。

 

 

★ところで…

 

全国ツアーも、風間東上も、ヒロインはシャロンなんですね。

 

いろいろ騒いだものの、振り分けが出ない事には何とも言えない状況ですね。

 

ただ、どちらも楽しみです♡

チケットの神様、微笑んで下さい…!

 

そう、チケットといえば、風間さんの東上公演…

 

池袋(834席)10日間

宝塚(約500席)6日間

 

会期が短く、席数も少ない。

チケ難必至ですやん。

 

池袋は10日の内1日は休演日だろうし、実質9日。

 

バウホールは自前劇場だから、もっと長く使えるでしょうに。

もしかして、よそに貸し出してるのかな?

 

聖乃あすか東上も日数の短さに驚きましたが、これまたなんと。

 

労基の手入れを受け、スケジュール変更をした余波がここにも響いてるんでしょうね、おそらく。

 

配信があって、本当によかった…!

 

 

▽ おめでとうございます

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