掲題(宙組のファイナルファンタジー上演)に関する記事を書いたのは2/25(日)でした。
2/26(月)朝のNHKニュースで、角和夫氏が宝塚歌劇団の理事を退任する意向との報道が。
引責辞任との事ですが、宝塚音楽学校と劇団の役職から身を引いたものの、阪急阪神HDのCEOで在り続ける事は変わりなし。
宝塚歌劇団の風通しを良くすべく、理事を辞任しても関わって行かれるそうです。
責任といえば、「その座を降りる事」と受け取られがちです。
まぁ、たしかに。
重要なポストを降りる事は、ペナルティになりますし。
その立場にいる事で得られるメリット(+影響力)の放棄や、立て直しをスムーズに図る為だったりするかと。
だがしかし、最たる責任の取り方は「事実の説明」だと思います。
謝罪だけじゃなくて。
何があったのか、説明すること。
事実説明なき謝罪は、無意味では?
…と、私は思います。
組織に所属すると、理不尽は日常茶飯。
教科書通りに運べない事は沢山ありますよね。
肉を切らせて、骨を断つこともありますよね。
それでも綺麗ごとを口にして、ホワイトを目指す。
社会は今、そういうフェーズに入っています。
それはきっと、とても良い事なんです。
宝塚歌劇ファンとしても知られる角さん。
よろしゅう頼んまっせ。
愛する宝塚で頑張りすぎて、命を散らした生徒さんの為にも。
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ここから、2024/02/25(金)夜に書いた分です。
月組の次期トップコンビ、決まってるのかな。
決まってるんでしょうね、水面下では。
いつ頃、発表するのか?
これは私の推測ですが…
2月中は…保留するかもしれません。
自死生徒ご遺族へ、角和夫CEOが管理責任者として謝罪の意向を固めた、と数日前から報道されています。
ご遺族への対応を優先するかと。
宙組『FINAL FANTASY XVI』上演の件に関わりますしね。
月組『Eternal Voice』が初日を迎える 3/30(土)
その前後から、宙組も稽古開始したいでしょう。
『FF XVI』を上演するならば。
もし上演中止となれば、損害は大きいはず。
金額面も、信用面も。
上演したい。
上演したいですよね、劇団としては。
上演自体は可能だと、私は思っています。
『FINAL FANTASY XVI』という作品を上演する…という事だけに焦点を合わせれば。
「主演が宙組トップスター」という点にこだわらなければ。
❶ 二番手の桜木みなと(95期・研15)を主演にする。
❷ 専科の水美舞斗(95期・研15)を主演として特出させる。
…といった、緊急措置をとる事は可能だと思います。
2023年星組『1789』とは少々異なりますが、大きな意味では「緊急措置」と言えましょう。
「主犯」と見做され、「謝罪を拒んでいる」と報道されたトップスター。
上演に向けて、そこは大きなネックでしょう。
主犯が「宙組トップ」だとして。
「=芹香斗亜」なのだろうか?
宙103期生が怒濤のごとく退団したり、休演したり。
それは、ほぼ前任トップ時代に端を発していたのでは…?
芹香さんが真っ白とは限りません、もちろん。
ですが、現任トップが前任分まで引き受けるには、重すぎる責務ですね…本件は。
「辞めた者勝ち」「逃げ得」は、違うんちゃうかな。
人の命がかかってるのに、「もう契約終了したし、無関係」って事はないでしょう。
…と思いますが、無関係にされてるようですね。
みずから、火の粉を被りに行くわけないか。
納得できない気持ちは想像できます。
理不尽ですよね。
ああ、理不尽だ。
それが分かるから、劇団もギリギリまで頑張ってくれると思います。
トップスター(芹香斗亜)主演の線、諦めていないと思います。
それでも、ダメかもしれない。
その時は、次善の策をとるしかない。
トップスターの使命は、センターに立つ事だけじゃない。
自分が立てないなら、誰かに委ね、上演の道を模索すること。
後進を育てること。
己に出来ることをする。
それしかない。
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きっと劇団は、劇団のできる最善を尽くそうとしてくれる。
そう信じています。
それは契約やら、お金絡みも勿論あるやろけど…
現場で汗を流してる人達(生徒、スタッフ等々)の為に、という気持ちが強いと思います。
一人一人は地道にがんばっている。
それでがんばり過ぎて、辛い人もいる。
日々を誠実に生きている人達の為にも、がんばり過ぎた人の事も風化させませんように…。
そう、切実に願っています。
▽ やるっきゃない