先週の話題で申し訳ない。
2024/02/08(木)星組2024後半の大劇場 演目が発表されました。
2024初夏の別箱に次いで、本公演も。
まず、別箱のおさらいです。
❶礼真琴、海外ミュージカル
『BIG FISH』
原作…ダニエル・ウォレス
脚本…ジョン・オーガスト
監督…ティム・バートン
潤色・演出…稲葉太地
主演…礼 真琴(95期・研15)
東急シアターオーブ(東京・渋谷)
2024/05/30(木)~06/16(日)
❷暁千星、2度目の東上主演
『夜明けの光芒』
原作…チャールズ・ディケンズ『大いなる遺産』
脚本・演出…鈴木圭
主演…暁 千星(98期・研12)
シアタードラマシティ(大阪・梅田)
2024/06/03(月)~06/08(土)
東京建物ブリリア(東京・池袋)
2024/6/14(金)~06/20(木)
❸舞空瞳、ミュージックサロン
タイトル…未定
構成・演出…三木章雄
主演…舞空 瞳(102期・研8)
第一ホテル東京(5階 ラ・ローズ)
2024/5/7(火)~8(水)
宝塚ホテル(1階 宝寿)
2024/5/16(木)~17(金)
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以上に次いで、本公演は芝居とショーの二本立て。
わーい、わーい!!
政界コメディ
『記憶にございません!』
原作…映画『記憶にございません!』2019フジテレビ・東宝
映画脚本・監督…三谷幸喜
潤色・上演台本・演出…石田昌也
主演…礼真琴(95期・研15)
ヒロイン…舞空瞳(102期・研8)
石田先生の潤色といえば、月組『カンパニー』が思い浮かびました。
『カンパニー』と『BADDY』の取合せ、好きだったなぁ。
世界観も対照的で。
三谷幸喜さんはいまや映像中心ですが、もともとは舞台の人。
それもあってか、セットが少なく、場面転換が少ない作品が多かったですよね。
例えば『王様のレストラン』はレストランのセットのみ。
厨房、バー、ダイニング、玄関、事務室…くらい?
ロケ不要、毎回同じセットでOK。
スタッフは楽だろうし、低予算。
人気作家になり、予算をふんだんに使えても、その傾向はわりとあったかと。
制作側にとって、利益率が高そう。
(でも、遅筆だそうなので…そこは困りますね)
あらすじ読んでも、面白そうですよね。
三谷幸喜脚本・監督により2019年に上映され、大ヒットを記録した映画「記憶にございません!」
憲政史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介が、記憶を無くしたことで巻き起こす騒動を描いた政界コメディを、宝塚歌劇で舞台化。
史上最悪のダメ総理と揶揄される黒田総理は、投げつけられた石が頭に当たったことで記憶を失ってしまう。
子供の頃のことは覚えているが、政治家になってからの記憶がそっくり抜け落ち、妻・聡子の顔すら忘れてしまう。
前代未聞…現職総理の記憶喪失に、首相秘書官の井坂らは、この事態をトップ・シークレットとして扱い、黒田に無理やり政務を続行させる。
一方黒田は、記憶を失ったことでこれまで自分が行ってきた(らしい?)不倫、汚職、暴言等、数々の悪行を知り唖然。
国民の為に襟を正し、真摯に政治に向き合っていく黒田だったが、アメリカ大統領の訪日により官邸は再び大騒動に…。
黒田啓介(中井貴一)
…史上最低指示率の総理大臣(記憶喪失)
井坂(ディーン・フジオカ)
…首相秘書官(野心家)
総理は礼真琴(95期)、井坂は暁千星(98期)で決まりかと。
主要な女性の役は下記3名でしょうか。
黒田聡子(石田ゆり子)
…黒川総理の妻(夫婦仲は冷めきり、井坂と不倫)
番場のぞみ(小池栄子)
…事務秘書官(総理の記憶喪失を隠してフォロー)
スーザン・セントジェームズ・ナリカワ(木村佳乃)
…アメリカ大統領(初の日系女性)
この3名を、舞空瞳(102期)、小桜ほのか(99期)、詩ちづる(105期)で分け合うのかな?
ファーストレディの聡子、実は黒田にめっちゃ愛されてます。
出番が多く、最終的にトップシークレットを黒田と共有するのは番場のぞみ。
黒田と肩を並べる大統領もインパクト大。
かっこいいポジション。
順当な配役は
黒田聡子…舞空瞳
番場のぞみ…詩ちづる
スーザン・ナリカワ…小桜ほのか
…でしょうか?
聡子=詩ちづる、のぞみ=舞空瞳もあり得るかも。
舞空さんの大統領姿も観てみたい~~。
スタイル良いから、スーツ似合うだろうし。
バシッと場を締めてくれそう。
小桜ほのかは、どの役もハマりそう。
山西あかね(吉田羊/野党党首)も、寿賀さん(斉藤由貴/官邸料理人)も似合いそう。
女性の主要かつインパクト大な役が結構あって、嬉しい。
娘役さんの活躍は、作品のレベルを底上げします。
実際、娘役は総じてレベルが高いですしね、どの組も。
配役発表を楽しみに待つべし、ですね。
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カルナバル・ファンタジア
『Tiara Azur-Destino-』
作・演出…竹田悠一郎
アルゼンチンのグアレグアイチュで行われるカルナバルを舞台に繰り広げる、パッショナブルなレビュー作品。
カルナバルへの期待に胸を高鳴らせるチーム“Tiara Azul(青色のティアラ)”のダンサー達は、祝祭の始まりと共に熱狂の渦に包まれていく。
カルナバルで出会い、運命の恋に身を委ねる恋人達……。
今、この瞬間を生き、歌い踊り続ける人々の姿を舞台上に鮮やかに息づかせると共に、エネルギッシュな星組生達の魅力を余すところなく披露する、熱狂のカルナバル。
なお、この公演は演出家・竹田悠一郎の宝塚大劇場デビュー作となります。
竹田先生の大劇場デビュー作!
おめでとうございます。
大劇場デビュー作はショー作品と規定してるんでしょうか?
宝塚のショー作家が充実するのは、嬉しい事ですが。
私はこのタイトルを見た瞬間、「もしかして…舞空瞳、退団?」と思いました。
ティアラ・アスールは「青い宝冠」
ティアラは「女性用の宝冠」です。
デスティーノは「運命、宿命」あるいは「目的地」
目的地は「ゴール」と言い換える事もありますね。
ミュージックサロンは、退団前のそれかもしれません。
2023年、とてもハードだった舞空さん。
ミュサロは小休止だと推測しました。
そう思いたかった。
…でも、本来のミュサロ…退団の花道かもしれません。
ショーのタイトルが暗示的すぎて。
しばらく、触れられませんでした。
私の考え過ぎであることを祈っています。