2023年11月24日(金)自死生徒(宙組103期)の遺族代理人と、宝塚歌劇団側が協議。

その結果を、本日11月27日(月)遺族代理人(川人博弁護士)が発表しました。

 

★NHKニュース

 

宝塚歌劇団に所属する25歳の劇団員が死亡した問題で、遺族側の代理人は11月24日に歌劇団側と面談し、過重労働やパワハラを認めたうえで謝罪と補償を行うよう、あらためて求めたことを明らかにしました。

代理人によりますと、歌劇団側はこれに対し、遺族の主張を真摯に受け止め、引き続き協議する考えを示したということです。

宝塚歌劇団の宙組に所属していた25歳の劇団員は今年9月、兵庫県宝塚市で死亡しているのが見つかり、自殺とみられています。

 

歌劇団は11月14日、いじめやパワハラは確認できなかったとする一方、長時間の活動などで強い心理的負荷がかかっていた可能性は否定できないとする調査報告書の内容を公表しました。


これを受けて、遺族側の代理人は11月27日、「経過報告と今後の方針」とするコメントを出し、11月24日に歌劇団側の代理人と面談したことを明らかにしました。


この中で遺族側は「パワハラが否定されたままで合意解決することはありえない」として、過重労働やパワハラを認めたうえで謝罪と補償を行うよう、あらためて求めたということです。


遺族側の代理人によりますと、歌劇団側はこれに対し、現時点で特定のパワハラの存在は認めていないものの、遺族の主張を真摯に受け止めて引き続き協議するほか、そのほかの要求についても前向きに対応していく考えを示したということです。

 

【遺族側“労基署は十分調査を”】
また、遺族側の代理人はコメントの中で労働基準監督署が11月22日、宝塚歌劇団に立ち入り調査を行ったことにも触れ、十分な調査を行ったうえで必要な措置を講じるよう求めていく考えを示しました。


この中で遺族側は「入団後5年間は阪急・劇団側も雇用契約であると認めているが、亡くなった劇団員の5年間の賃金明細書などを見ても、『基準外手当』の名目で支給されている時間外労働手当はごくわずかであり、月にゼロ円というときも少なくない。日常的な稽古などの労働時間は、1日8時間、週40時間を大きく超えていることが常態化している」と主張しています。
 

また、入団6年目以降は委託契約とされている点について「実質的には労働契約であり、亡くなった劇団員も労働基準法上の労働者であったと判断するのが相当だ」として、立ち入り調査を行った西宮労働基準監督署に対し、十分な調査を行ったうえで必要な措置を講じるよう求めています。


さらに、歌劇団の診療所についても「劇団員の命と健康を守るために不可欠だ」として法令に違反する実態がなかったかどうかを検証しなければならないとしています。

遺族側は今後、調査報告書の問題点を指摘した書面を証拠とともに歌劇団側に提出するほか、来月12月後半には代理人同士で再び面談を行うとしています。

 

 

★歌劇団OGが取材に応じる

 

テレビのNHKニュースでは、「個人とも親しかった」歌劇団OGが取材に応じました。

 

訥々と、しかし率直に話してくれました。

とてもとても勇気が要ったと思います。

 

たとえ音声が変えてあったとしても。

怖かったろうな…と。

友情やね…(涙)

 

証言内容は「パワハラは無い、と言い切る劇団に違和感」というもの。

 

この生徒を探し当て、ペナルティとか課さへんやろな?

そんな事せんといてや。

…劇団さん…阪急さん…頼むで?

 

 

★第三者委員会は?

 

第三者委員会を設置する旨、発言していたはずの劇団さん。

こちら、撤回するようです。

 

Yahoo!ニュース

 

宝塚歌劇団に所属する女性が9月に死亡した問題で、歌劇団と遺族側双方の代理人弁護士が24日に面会した内容を遺族側代理人が公表しました。

 

歌劇団側は11月14日に発表した調査報告書では女性に対するパワハラは「確認できなかった」としましたが、今回の面会では遺族側に「調査報告書にこだわらず、遺族の主張を真摯に受け止め、引き続き協議したい」と伝えたということです。

 

遺族側代理人によりますと、11月24日大阪で歌劇団側の代理人と面会。

歌劇団側からは代理人弁護士2人と歌劇団の総務担当者1人、遺族側からは代理人2人が参加しました。 

 

面会で遺族側代理人は歌劇団側に、女性へのパワハラを認めて謝罪、補償するよう求めた上で、パワハラを否定したまま問題を解決することはあり得ない、と伝えたといいます。 

 

これに対し、歌劇団側の代理人は「現時点で特定のパワハラの存在を認めていない」との立場は変えないものの、「調査報告書にこだわることなく、遺族の主張を真摯に受け止め、引き続き協議したい」との立場を明らかにしたとしています。

 

また、歌劇団側は組織風土の改善を図るべく第三者委員会の設置を検討していましたが、面会の中で第三者委の設置予定はないとする意向を表明。

 

一方で、外部の有識者の意見を聞きながら、歌劇団の責任で風土改善を進めていく考えを示したということです。 

 

双方の代理人は12月後半に再び面会する予定で、歌劇団側の代理人はその場で遺族側の要求について回答する見通しです。

 

 

「第三者委員会の設置」を検討するも、やめた、と。

 

96期いじめ裁判と同じく、有耶無耶を狙っているのでしょうか。

 

96期いじめ裁判は風化しないと思いますよ…?

ただ、ポジションは変化するでしょう。

 

当時は『汚点』扱いでした。

 

今後は『隠された問題が表面化し、耳目を集めた最初の事件』と認識されていくのでは。

 

96期イジメ裁判では死人が出なかったので、表面的には有耶無耶になりました。

 

本件は有耶無耶にしたら、それこそ取り返しがつかない事になるでしょう。

 

長引けば長引くほど、傷が深くなります。

企業として信頼を失うでしょう。

 

これは感情論であると同時に、切実な経営判断です。

誠実かつ率直な判断を期待します。

 

 

∇真摯に、率直に

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