今秋、会社でコンプライアンス研修がありましてね。
それについて各自が考えをまとめたり。
グループに分かれて意見を出し合ったり、揉み合ったり。
段階的に話し合ってきました。
本日はその最終段階。
そこで出たのが「宝塚歌劇団の生徒自死に関する記者会見」の話題。
思わず、目を剝きましたよ。
人権侵害(ハラスメント、過重労働)
(不都合な事実の)隠蔽
組織がしてはならぬ事です。
それを冒してなお、自己法人の責任を過小評価する会見内容…。
歌劇団が行った会見を視聴した人が結構いました。
(非ヅカからも注目度高し…)
「いつの時代の話…?」
「阪急のような大企業が…」
脳が昭和にタイムスリップしたそうな。
令和5年の話です、センパイ。
「申し訳ございません…」
…と心の中で謝りました。
私の立ち位置、どこ…?
「芸事の世界」と一般社会を並列に考えてはいけない。
そう思ってきました。
ですが、芸事は水戸黄門の印籠ではありません。
訳の分からない権威にひれ伏す必要はない。
『人権』という基本に立ち返ろう。
…と、改めて気づいた次第。
過重労働は心身を蝕みます。
ですが、それ以上に人間関係は心身に影響を与えます。
「イジメや、ハラスメントは見当たらなかった」
そう言い切る事が、パワーハラスメントの現れなのでは…?
少なくとも、本件に関しては不可解な回答です。
今回の会見、誰がシナリオを考えたのでしょうか。
川人博弁護士の思いがけない急襲に遭い、頭ぶっ飛びましたか?
慌てふためき、近視眼的になっていませんか。
私が知る阪急グループは、顧客サービスの満足度が高い。
関西圏で阪急沿線に住む事は憧れだったり、誇らしかったりします。
(ブランディングが上手いのもありますが)
(実際に暮らしやすく、安全だと感じます)
(それは総合的な沿線計画をしてきた阪急の成果)
誠意ある判断をみせれば、巻き返していけるはず。
懸命に働くスタッフや生徒のためにも。
まず、事実を明らかにして頂きたい。
ご遺族も、何よりそれを望んでおられる筈かと。
劇団には誇りと誠意をもって、事実に向き合って頂きたい。
これからも日本に、世界に誇れる組織であってほしい。
そのイメージ向上に一役買ってきた宝塚歌劇団のためにも。
▽弱き者、小さき者を救え