2023年11月3日(金)文化の日から、三連休の人も多いのでは?
天候にも恵まれ、気温も高い三日間でした。
明日から気温が下がり、秋が深まる模様。
朝・昼・夜の気温差が激しいと、シンドイですね。
身体が変化についていけなくて。
体調に気をつけねば。
★PAGAD
今日は11月5日(日)
宙組『PAGAD/Sky Fantasy』宝塚千秋楽です。
9/29(金)初日と、9/30(土)マチソワの三公演のみ上演。
それ以降は、公演中止になりました。
私は有難いことに9/30(土)11時公演を観劇できました。
トップ娘役に就任した、春乃さくら(102期・研8)が印象に残っています。
貴族令嬢と王太子妃アントワネットの演じ分け。
印象や雰囲気がちがう、別人でした。
はるさく演じる令嬢と恋仲になる、ずんちゃん(桜木みなと/95期・研15)
金髪ロングの髪型も、軍服も似合う、ノーブルな軍人ぶり。
さくらちゃんとの並びも似合っていました。
主演はキキちゃん(芹香斗亜)でしたが、報われず。
一応は成功しますが、育ちの違いは高い壁でした。
野卑な育ちなんだろうな…という空気を醸し出していました。
…と、この三人だけでも、どれほど研究し、役を深めたのだろうかと。
思い出すだけで、切なくなります。
東京で上演できれば…と願う反面、困難だろうとも感じています。
★第三者による調査
宙組に関する第三者による調査は進んでいるのでしょうか。
11/25(土)東京公演を目指すなら、そろそろ方針を立てる時期。
まず明確にすべきは「イジメがあったか、どうか」
その事実判定によって、今後の方向性が決まるでしょう。
組全体のことも、各個人のことも。
宙組だけの問題に留めるのはアカン。
歌劇団の構造的な問題に斬り込む機会。
ガッツリ見直していきましょう。
ただ、とてもデリケートな問題です。
慎重な判定が行われ、時間がかかるかもしれません。
亡くなった生徒からの聴き取りは出来ませんし。
遺書や日記などが残っていれば良いのですが。
それを遺族からお借りできれば、重要な判断材料になるでしょう。
本公演の再開は、時間がかかりそうな気がします。
2024年2~3月上演予定の別箱公演も然り。
宙組チケット販売日程は、デジタルカタログ未掲載。
風色日向主演バウ『MY BLUE HEAVEN-わたしのあおぞら-』も。
トップコンビ主演『Xcalibur エクスカリバー』も。
★新公ストップ
本公演のストップに伴い、新人公演もストップ。
メインキャスト(主演・ヒロイン・二番手)発表はありました。
主演…泉堂成(105期・研5)
ヒロイン…花恋こまち(108期・研2)
二番手…奈央麗斗(107期・研3)
新公実績としてカウントされるのか?
それとも白紙に?
救済措置があれば良いのですが、何らかの形で。
あくまでも、生徒達の心身状態と気持ち優先ですが。
たとえば、演出家と演出助手が新公キャストにお稽古をつける。
無観客だとしても、舞台で本番さながら上演する。
それを録画しておく。
時期を見計らい、デイレイ配信する…とか。
心身共に稽古できる状態で、上演希望があれば…ですが。
限られた7年という歳月。
限られたチャンス。
それは、主演やヒロインのみならず。
仮に主演はとれずとも、下級生にとって名前や台詞のある役を演じられるチャンス。
観客と「出会える」「見つけてもらえる」機会です。
機会はなるべく生かしてほしい、と願っています。
★110期生
年が明ければ、本科生は文化祭を上演。
音楽学校を卒業し、歌劇団へ入団。
初舞台を踏み、各組へ…。
…そうです。
110期生の組配属は、どうなるのか?
現状では、宙組への配属は不安でしかないでしょう。
親御さんも心配で、戦々恐々でしょう。
…例えば、ですが。
『組廻り』を復活させる、とか。
一年目は初舞台後、約10名ずつ 花・月・雪・星組へ。
これで約一年は時間稼ぎができるのでは。
その間に、何らかの措置をとる。
最下級生が安心できる環境整備と、明確な説明は必須かと。
★これからの宙組、これからの宝塚
宙組と他組は近年、人数差がありました。
その差は徐々に広がり、いまや他組の75%ほどの人数に。
最近の宙組は約60名。
他組は80名前後。
さらに退団希望者が続出している、との報道が。
30名という数字は、在籍者の半数。
今の宙組を立て直すか?
一旦、解体するか?
どんな方法が良いのか、悩ましい処だと思います。
宝塚で組替は「心理的負荷がとても重い」と読んだ事があります。
まったく別の国へ行くほど、文化も風習も変わるとか。
(それ位、宝塚は各組ごとに規則や常識が異なるんですね…)
(恐るべし、宝塚…)
私は部署異動を何度か経験しました。
たしかに部署により、いろいろ違いはあります。
ありますが、そんなにも?!
…宝塚は前例や伝統を重んじるから、新たに覚え直す事が多いんでしょうね。
不要な前例や、無意味なルールは廃止していければ良いですね。
宙組に限らず、全組で。
誰かが憎まれ役になり、有無を言わせず変えていくしかないかも。
こういう事は、タイミングも大事なので。
今、この逆風に晒された状況は「外圧のせい」にして大胆に変革できる絶好の機会。
形骸化したルールや前例という呪いを、解いてしまうがいい。
必要な、真に美しい伝統とスピリッツは残っていくでしょう。
▽今が解呪の時…!