2023年9月30日(土)宙組『PAGAD~世紀の奇術師カリオストロ/Sky Fantasy!』を宝塚大劇場にて観劇しました。

 

 

新トップコンビお披露目

 

本作は芹香斗亜(93期・研17)春乃さくら(102期・研8)大劇場トップお披露目公演。

 

キキちゃん、さくちゃん、トップ就任おめでとうございます。

 

すらり長身のキキちゃんと、一回り小さい可憐なさくちゃん。

並んだ立ち姿、お似合いでした。

 

一緒に観劇した方が「2世ジェンヌがトップスターになるのは宝塚史上初じゃない?」と。

 

…そうかもしれない。

二世ジェンヌは多かれど、トップになった人は初かも?

 

他にもいらっしゃるかな?

ご存知の方、ぜひ教えて下さい。

 

ご両親、お喜びでしょうなぁ。

おめでとうございます。

 

 

フレッシュ

 

真風涼帆が辞め、芹香斗亜が繰り上がり。

その下も、変わらぬ面子。

新鮮味なさそう…と思ってたんですが。

 

トップさんが変わると、全然ちがう。

予想以上に新鮮でした。

 

芹香さんは安定のセンター。

100周年では二番手、110周年ではトップとして。

なんかすごいね、その点もね?

 

身体のキレが良く、若々しいトップさんでした。

中身は練れてるんだろうけどね。

 

カリオストロ伯爵は、トップさんには珍しく、クセのある色濃い人物。

…ですが、ナチュラルにハマってました。

 

妖しくて怪しい役どころ、似合うなぁ。

そんな人がふと見せる弱さ、切なさ。

たまらん。

 

芝居でもショーでも身体の使い方がいい。

キレがあるのに、抜け感もある。

技術面が高いですね、各方面で。

努力と研鑽の積み重ねを感じます。

 

息子のお披露目を観てるような胸アツ感がありました。

 

(いつ生んだ? 息子)

(第一、息子じゃ宝塚に入れん)

 

 

二番手以下も

 

桜木みなと(95期・研15)の男前度が上がってました。

甘めビジュアル(金髪ロン毛)なのに、男っぽくて。

18世紀の軍服姿が似合うんだなぁ、また。

 

立場が上がると、こんなに存在感まで変わるの?!

…と気持ちは前のめり(背中は椅子にピタリ)でした。

 

ショーでは何かっちゃ、芹香さんに嬉しそうに笑いかけてた。

可愛いのぅ、ずんちゃん。

 

瑠風輝(98期・研12)も悪いヤツだったわー。

悪いヤツ、似合ってたわー。

 

 

★娘役

 

春乃さくら(102期・研8)は綺麗でした。

大人びた印象がありましたが、若返って可愛らしく。

 

すっきり清雅なビジュアルは、娘役として王道。

芹香さんと組むときの嬉しそうな笑顔も可愛い。

 

歌唱は高音が苦手なのかな?

口蓋発声が気になりました。

 

口蓋発声は80年代女性アイドルに多い発声。

南野陽子とか、典型的かと。

 

可愛らしく聴こえますが、裏返せば子供っぽい。

声量も出づらい発声です。

 

タカラジェンヌでは、夢咲ねね、綺咲愛里がそうかな。

夢咲さんに憧れる娘役は多いようですが、発声は真似しない方が良いかと思います。

 

ちなみに、夢咲さんは外部出演の歌唱では、発声に変化がみられました。

 

宝塚の娘役は、男役との対比のため、高いキーを求められます。

外部では歌唱のキーが下がり、楽に発声できるのでしょう。

想像ですが、おそらく。

 

発声といえば、山吹ひばり(105期・研5)のアニメ声。

芝居でも、ショーでも、落ち着いた声を出そうという努力がひしひしと感じられました。

 

そして、天彩峰里(100期・研10)

 

銀橋を一人で渡ったり。

男役を引き連れてソロ歌ったり。

 

扱いが通常の娘役レベルじゃない。

破格の待遇でした。

 

エトワールは愛未サラ(105期・研5)

最初は緊張気味でしたが、どんどん声が出て来て。

声量があって、綺麗な声でした。

 

 

★休演

 

発表済の亜音有星(103期・研7)に加え、有愛きい(103期・研7)も休演。

 

どうしたの?

大丈夫ですか??

ご回復をお祈りしています。

 

 

∇ 感想つづくと思います

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