2023年9月15日(金)久々にサプライズ人事が発動しました。

 

宙組

天彩峰里(100期・研10)

2023/12/25付で月組へ組替

『PAGAD』東京楽12/24をもって異動

2024/03/29初日『Eternal Voice 消え残る想い/Grande TAKARAZUKA110!』から月組生として出演

 

月組

きよら羽龍(104期・研6)

2024/02/01付で宙組へ組替

『G.O.A.T.』千秋楽1/31をもって異動

 

 

ここから先は、感想と推測です。

思った事をフリーダムに書きます。

想像も多いので、真に受けられませぬよう。

 

 

◆みねり編のおさらい

 

今回のトレード人事は、救済人事の側面が大きいと感じました。

 

宙組で実力派娘2として君臨し、多くの宝塚ファンから次期トップ娘役最有力候補と目されていた天彩峰里。

 

ところが、二つの疑いが勃発しました。

肝心の次期トップ上級生との不仲に加え、下級生イジメ疑惑を書き立てた文春砲。

 

あくまで疑いなので事実は薮の中なれど、宙組にはいづらいだろうし、組替。

 

現在の宝塚で、近々トップの椅子が空くのは花組。

ですが、次期トップ最有力候補の男役&娘役が揃って全国ツアー確定。

 

それに花組は、天彩が次期だと3名続けて100期生がトップ娘役に。

華優希、星風まどかに次いで…?

さすがにそれはなかろうよ。

星風も宙組からの異動でしたしね。

 

星組、雪組はそれぞれ舞空瞳(102期)、夢白あや(103期)と下級生がトップ娘役を務めています。

 

唯一、上級生・海野美月(97期)がトップ娘役を務める月組へ。

 

しかも次期トップ人事次第では、天彩さんにもトップの目が残っています。

月城かなとが次期のバトンを渡す時期と相手次第ですが。

 

もし月城が近々退団予定なら、月組次期候補は現在二番手の鳳月杏(月92期)はじめ、朝美絢(雪95期)、桜木みなと(宙95期)、水美舞斗(専科95期)など組替を含め、様々な可能性が浮上します。

 

不確定要素が多く、見ようによってはチャンスの山・月組。

 

何でもこなせる天彩峰里です。

専科への異動も有だと思いますが。

それでもなお、トップ人事に絡む可能性を残した人事。

 

そんなわけで、救済人事だと感じた次第です。

 

天彩さんの異動で、鳳月杏トップの可能性が高まったように感じる向きもあり、みねり編ではそこにスポットを当ててしまいました。

 

鳳月杏の相手役として、実力面では申し分ないけど、別の面で不安が残る…という事を書き連ねてしまいました。

 

改めて天彩峰里は大きな存在に育っていたんだな…と思います。

 

…と、以上がみねり編のおさらい。

 

想像と推測のカタマリですので、よろしく。

天彩さんの実力と存在感の大きさは事実だけど。

 

 

◆きよら編

 

きよら羽龍にとっても、この異動は救済なのでは?

月から星へ移った詩ちづる(105期)同様に。

 

月組娘役は層が厚い。

 

彩みちる(99期・研11)東上

天紫珠李(101期・研9)東上

白河りり(103期・研7)

羽音みか(103期・研7)

きよら羽龍(104期・研6)新公2回+バウ

花妃舞音(106期・研4)新公2回

 

新公以上のヒロインカード所持者だけでも上記の通り。

おそらく花妃舞音もバウヒロを取りそうな予感…?

 

きよら羽龍は歌上手として認識されていますが、月組はヒロイン経験こそないものの、歌うまさんが多い。

 

きよらさんは2022年『今夜、ロマンス劇場で』を宝塚新公直前で休演。

(本公演、新公とも代役:白河りり)

 

さらに次なる別箱期間も休演。

 

長期休演以降、勢いが止んだと見られがちですが、休み明けに『グレート・ギャツビー』で二度目の新公ヒロインをゲット。

 

きよら羽龍は変わらず、月組の次期トップ娘役の有力候補であり続けた印象です。

 

カードこそ豊富ですが、歌唱力に難がある彩みちる、天紫珠李。

 

ミュージカル・ブームの影響もあり、歌唱力重視傾向になってきた宝塚では、歌唱力が重要ポイントになりつつあります。

 

…というか、ごく近年まで、歌唱力無視しすぎやねん。

トップ娘役は、どの娘役より歌う曲が多いのにね。

 

「歌が上手すぎるとトップ娘役になれない」という謎ジンクスが生まれかねない状況を長年醸成してきた宝塚歌劇団。

 

それだけに、圧倒的な歌唱力を備えた望海風斗&真彩希帆コンビの登場は、多くの観客に大歓迎されました。

 

だいきほ主演舞台は、実にストレスフリー。

とはいえ、常にだいきほ程のレベル迄では望みません。

(望めるものなら望みたい気持ちはありますが)

 

最低限、音が迷子にならないと有難い。

 

特にヒロインは、音がとれる事が必須かと。

ソロのみならず、デュエットで歌う確率も高いですしね。

音を外すと、共に歌う相手にとっても辛いので。

 

きよら羽龍はかなりの高音さえ回避すれば、安定した歌唱力が望めます。

 

天彩峰里が月組に来れば、さらに上級生の層が厚くなる。

豊富なヒロインカードに加え、歌唱力も高い天彩

 

きよらの強みを出す機会が減る可能性…大。

天彩を逃す先は、専科か月組しかない。

 

花組は近々、トップ娘の席が空きますが、自組昇格の星空美咲(105期)が最有力候補。

きよらの同期・美羽愛(104期)も控えています。

 

雪組は、歌うま東上ヒロイン・音彩唯(105期)がいます。

 

星組は、ひと足先に逃されたスポンサー付き・詩ちづる(105期)が順調に実績を積んでいます。

 

宙組にも、東上ヒロイン・山吹ひばり(105期)がいます。

 

ただ、山吹ひばりときよらは得意分野が異なる。

 

きよらの一番の強みはダンス(だと私は思う)

次いで、安定した歌唱力かと。

 

山吹ひばりの一番の武器は美貌ですよね。

一目瞭然かと。

 

宙組はトップ交替したばかり。

芹香斗亜(93期・研17)は学年から想像すると、長期ではないかもしれません。

とはいえ、短期とも思えず。

 

相手役の春乃さくら(102期)も池銀というスポンサーがついたので、短期で交代はないでしょう。

(ポスターなど広告にかけた費用回収を考えると)

最低でも、芹香さんと添い遂げルートかと。

(絶対とはいいませんが)

 

でも、宙組は路線男役の渋滞に比べ、娘役はスカスカな印象。


大きな柱・天彩峰里が抜ければ、スター路線は山吹ひばりと美星帆那。

知名度や実績できよらと張るのは、現時点では山吹のみ。


そこへきよらが投入されれば、学年順もあり、一気に娘2昇格もあり得るかもしれません。

 

ここへ来て、劇団のきよら上げが再開されるとは。

停滞してた分も加え、組替ご褒美の爆上げ開始かも。

 

ただ、トップ娘役はあくまでも男役との並びありき。

 

きよらさんと次期最有力候補・桜木みなと(95期)の並びが合うかどうか。

 

宙組男役としては小柄な桜木さんに、小柄なきよらさん。

でも、小柄同士なら合うとは限らない。

 

舞空瞳は小顔だから小柄だと錯覚しますが、実際はスラリ長身寄り。

それでも、小柄な礼真琴と似合いますものね。

 

体格だけでいえば、礼真琴は有沙瞳の方がサイズ感は合うはずなのに、意外とそうでもない。

 

宙組に話を戻しましょう。

 

スタイリッシュと言われる宙組ですが、桜木みなと、亜音有星、泉堂成など、少女マンガに出て来そうな美少年系多し。

 

一口に少女マンガと言っても、画風はイロイロですが。

 

その中でも 桜木みなとと山吹ひばりは同系統の画風かな、と。

王道の THE 少女マンガ的な。

 

それに小柄でいえば美星帆那もいます。

しかも、わりと王道少女マンガ系の画風。

 

きよらさんはモダンで個性的な画風かな、と。

画風としては宙組に合いそうです。

 

実力があるからトップになれるとは限らないのが宝塚。

 

ですが、少なくとも確実に予見できるのは、宙組異動後の方が明らかに活躍の場が広がるであろう未来。

 

何しろ宙組は現在、67名。

109期が配属されてなお、70名に及ばず。

 

参考に、直近で公演が閉幕し、退団者を送り出した星組は80名。

花組も80名ですが、鴛鴦歌合戦閉幕後は少し減ります。

月組は78名。

雪組は77名。

 

上級生娘役に至っては、宙組ガラガラ状態。

104期の一桁学年でも、一気に中堅以上になります。

現時点でわかってる異動を差し引くと、きよらさんより上級生の娘役は7名…のみ。

 

いわんや、ヒロインカードを持っているのは…

春乃さくらを除けば、きよらが最上級生。

 

2023/09現在

天彩峰里(100期)組替予定

花宮沙羅(102期)退団予定

山吹ひばり(105期)

美星帆那(105期)

 

…これはもうきよら羽龍、大活躍するしかない。

 

宙組はトップコンビが交替したばかりで、次期トップ娘役はどうなるか判りません。

 

東上カードを持つ山吹ひばりの方が一歩リードしてるとも言えます。

 

ですが、おそらく組替ご褒美で東上ヒロインもいずれゲットしそうな予感。

 

きよら羽龍にとって、メリットが多大な組替になりそうです。

 

同じガラガラ状態でも天彩峰里が残っていれば、全く印象は違ったでしょう。

 

ここでも改めて、天彩さんの存在感を感じます。

 

娘役が充実している月組の観点から見れば、天彩峰里は必ずしも必要な人財とは思えません。

 

むしろ、娘役人事を渋滞させ、若き月娘たちに蓋をするようなもの。

 

本公演の役付はもちろん、外箱ヒロイン第一候補になりそうですし。

 

その観点からも、きよらさんは大事にされてるんだな、と。

さらに重い蓋が加わる月組から逃され、宙組では序列ジャンプ・アップ。

 

組替は不安も大きいと思います。

私が並べたのは表面的なことで、実際にどうなるか分からない事だらけですし。

 

宙組へ行って、まず重要なことは…

冷蔵庫に保管する食べ物に必ず名前を書く事。

これですね。

 

 

最後にもう一度。

以上に書いたアレコレは仮定です。

想像で話を進めてますので、真に受けてはいかんぜよ。

どうぞよろしくお願いします。

 

▽ ちばりよ~!

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