礼真琴の約2ヶ月の休養が話題になりました。

 

週刊誌(新潮)の記事にによると、

「今後は順次、トップスターを中心に休養をとらせる方針を明らかにしている」


劇団さんの公式発表なんですか?

よくわからないぞ。

 

トップスターの激務は、他の組子の比ではないでしょう。

ただ、全体的に休みが少なく感じる事は確か。

 

1ヶ月単位の長期休みをまとめて頂ける事も有難いでしょう。

 

同時に、普段からしっかり休めるシステムを導入できないのかな?

 

 

❶公演と公演の間

 

現在、本公演千秋楽から「別箱公演の稽古開始」まで、ほんの数日。

長期公演の疲れがとれぬまま、次回作の稽古へ入ります。

 

別箱千秋楽から数日で「次回本公演の集合日」が来たり。

遠征先から戻ってすぐ、次作の稽古開始も珍しくない。

 

そら、疲れが蓄積しますがな。

 

公演と、次作(稽古開始を含む)のスパンを空ける。

せめて一週間。

できれば十日、二週間。

 

それだけで、組子の負担はぐんと軽減するはず。

 

 

❷新人公演の稽古

 

新人公演の稽古期間も短く、負担が重いのでは?

稽古期間に余裕をもたせられぬものか?

 

 

生徒さん一人一人が、心身に余裕をもち、笑顔で舞台に取り組めますように。

 

 

あ、そうそう。

新潮の記事に「トップスターは激務だから、3~4年で交代する」との記載が。

 

宝塚ではトップ就任は、退団へのカウントダウン開始。

そこは激務とは無関係。

後進に席を譲る「新陳代謝」です、新潮さん。

 

 

∇生徒さんが守られますように。

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2023/05/27(土)配信(デイリー新潮)

 

松竹が主催する歌舞伎の公演に「休演日」が導入されたのは、わずか3年前。

それまでは1カ月に25日の通し公演が当たり前で、役者たちには1日たりとも休みはなかった。

「当時、海老蔵を名乗っていた市川團十郎の訴えがきっかけですよ」  

と言うのは演劇担当記者。

 「いわく“休みなしで昼夜2回の公演は重労働。1日も完全休養がないのは良くない”と。多くの歌舞伎役者が賛意を示し、いまでは月に2日の休みが設けられています」 

演劇界も働き方改革――。

それは創立110周年を迎える宝塚歌劇団も例外ではない。

担当記者が解説する。 

 

「先月末、歌劇団は星組トップの礼真琴(れいまこと)が10月9日から11月2日まで休養すると発表しました。この間、星組は福岡・博多座でミュージカル『ME AND MY GIRL』の公演があり、礼が主演するはずでした。代わりに専科に異動したばかりの水美舞斗(みなみまいと)と、星組2番手の暁千星(あかつきちせい)が役替わりで主演することになりました」

 

 

宝塚では過去にトップスターがケガや病気で休演したことはあるが、それ以外の理由で長期の休養を取るケースはまれだという。 

「本人は会見で“自らのコンディション、体の調子を見つめて整えていくための期間。レベルアップして戻ってきたい”と笑顔で語りました。歌劇団側も、今後は順次、各組のトップスターを中心に休養を取らせる方針を明らかにしています。働き方改革の一環ですね」

 

その礼は現在、6月2日から7月2日まで本拠地の宝塚大劇場で、7月22日から8月27日まで東京宝塚劇場で、主演を務める星組公演「1789―バスティーユの恋人たち―」の稽古中だ。

 「本来なら、東京公演の1週間後には福岡公演の稽古に入るはずでした。各組のトップはせりふや歌唱の量が他の団員と比べて段違いに多いうえ、激しいダンスの場面が多い」 

 

ハードな役回りは舞台の上にとどまらず、

 「組全体に目配りをしつつ、メンバーをけん引するリーダーシップや責任感が求められる。ほかにもメディア対応や、さまざまなイベントに宝塚の“顔”として出演する大切な役目も。各組の歴代トップスターたちが、トップ就任からわずか3~4年で退団していく背景には、こうした激務の影響も指摘されているんです」

 

一方で、宝塚歌劇団は先月22日から本拠地における休演日を、47年ぶりに水曜から月曜に変更した。

 「大劇場はかつて遊園地だった宝塚ファミリーランドの敷地内にあり、そこに合わせる形で水曜が休演日でした。これまで大劇場では土、日、火、木の週4日が1日2回公演でしたが、休みを月曜に変更した最大の理由は、週末だけで計4回の公演をこなす団員の疲労を軽減することにあるとか」  

 

宝塚歌劇団が踏み切った約半世紀ぶりの“英断”は、劇場周辺のレストランや喫茶店、グッズ販売店にも影響を与えている。 

「ほとんどの店の定休日は大劇場と同じ水曜日。いまでは月曜に切り替える店が続出しています」 

大正以来の歴史を誇る歌劇の城下町にも変革の波が。

 

 「週刊新潮」2023年5月25日号 掲載