2023年2月16日(木)宙組『カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~』新人公演のメインキャストが発表されました。

 

ジェームズ・ボンド

大路りせ(105期・研4)

…本役:真風涼帆(92期・研17)

 

デルフィーヌ

美星帆那(106期・研4

…本役:潤花(102期・研7)

 

ル・シッフル

亜音有星(103期・研6)

…本役:芹香斗亜(93期・研16)

 

 

105期の躍進

 

大路くん、美星さん、新公初主演おめでとうございます!

 

今回の新公キャストは大方の予想通りだったのでは?

 

大路りせは「そろそろ来るぞ」と思われてた方は多いはず。

同期のメイナンツー(泉堂成)がハイローで話題をさらいましたが、大路くんも以前から注目されてましたね

 

『夢現の先に』の花屋の店員役は、山吹ひばり(こちらも同期)に恋する可愛い好青年。

思えば、あの作品は可愛い男子が群生状態でしたな。

 

ヒロインは美星帆那

『カルト・ワイン』で瑠風輝(98期・研11)の妹役を好演。

出番は前半だけでしたが、印象に残る初々しさ。

 

「え?誰っすか?」な若手抜擢が多い中、久々に「あ~!あの子かぁ♪」と思える配役。

帆那ちゃん、要注目の次世代ヒロインかも。

 

音楽学校文化祭以外では、同期で主演する機会はめったにありません。

 

新公以外で同期で主演したケースは…

珠城りょう&早乙女わかばの94期コンビ『Bandito~義賊サルバトゥーレ・ジュリアーノ~』

 

明日海りおと羽桜しずくの『二人の貴公子』もそうかな?

でも、龍真咲とW主演でしたし、龍&羽桜寄りだったかな…。

 

同期で新公初主演は『エル・ハポン』の風色日向&花宮沙羅もそうでしたね。

同期コンビって、独特の胸アツ感がありますね。

 

初主演同士で手探りな面もあるでしょう。

新公主演経験豊富なキョロちゃん(亜音)に胸を借りれば良いかと。

 

 

★103期が長の期に

 

スター性の塊・亜音有星(103期・研6)

気がつけば、新人公演・長の期。

下級生を育てたり、まとめたり、マネジメントも経験する新公となります。

 

キョロちゃんは良い意味で、貫禄がつかない人ですね。

注目され始めた頃から今も変わらず、初々しくてキラキラ輝いています。

新人公演の最終年度となる、2023/04~2024/03は一つの正念場かも。

 

長の期の挨拶は、有愛きい(103期・研6)でしょう。

彼女は一禾あお(雪102期・研7)の双子の姉。

二人とも、それぞれの組の首席になったんですね。

 

 

★新公の意義

 

残念なのは、ヒロイン(美星帆那)の歌唱力を確認できないであろう点。

 

デルフィーヌ役は歌う場面がないか、あっても音域が狭いと予想しています。

 

オリジナル作品は、本役用にカスタマイズされている可能性が高いので。

(それがオリジナルの良い点ですしね)

 

新公は「上手に出来ること」が目的ではなく、「伸びしろに対する姿勢」が重要だと思います。

 

本公演のハードルが高いと、新人公演の意識も高まるかと。

 

次期トップコンビ政権では、容赦なく音域が広い難曲が投入されるはず。

若手にとって、新人公演がさらに鍛えられる場になるでしょう。

 

 

★宙組の傾向

 

宙組は次世代スターを手堅く育成する傾向があります。

 

それなのに、新公学年を卒業した途端、グダグダになりがち。

その先のステップを上手く踏ませられない傾向が。

素材を生かせず、伸び悩むケースが多い気がします。

 

他組に異動後、人気や実力を伸ばす生徒もいます。

 

ただ、トップには手が届かないケースが目立ちます。

異動時期がやや遅かった…という事でしょうか。

(例:七海ひろき、愛月ひかる)

 

和希そら(96期・研13)は宙組育ち。

2021年12月『プロミセス・プロミセス』を最後に雪組へ異動。

 

もともと高い実力の持ち主でしたが、雪組では出番が増え、注目度増し増し。

舞台技術もさらに伸びてます。

組替の成功例かと思います。

 

 

★印象のチカラ

 

ただ、現時点で和希くんのトップ就任を予想している人は少ないかと。

 

実力は申し分なくとも、頂点に立てるとは限らない。

それが宝塚…。

 

天彩峰里(100期・研9)は奇しくも、それを体現しました。

 

やや乱暴な表現ですが、『印象値』に左右されたケースの一例かと。

 

イジメに関して、アレルギー反応を示す人は多い。

それは裏返せば、大なり小なり、ツライ記憶を持っている人がそれだけ多い証左。

現時点で苦しんでいる人もいるでしょう。

 

96期や天彩さんのイジメが事実かどうか。

実はそれが重要ですが、薮の中のままです。

 

疑惑が出た時点で、その印象がついてしまった。

いち団員としてならともかく、劇団や組を代表する顔としては難しい。

 

そう判断する可能性はあり得ます。

それは一般的な感覚を汲んだ結果だろうと推察します。

 

96期生を一人一人知っていくと、印象が好転する事も。

それだけに薮の中のまま現在に至る事が惜しまれます。

彼女達も(視点によっては)被害者なのかもしれません。

 

物事は視点によって変化します。

 

一般的にイジメは非常に繊細な問題なので、慎重な判断が求められるのは確か。

心理学の専門家を招聘し、分析しても良いくらいのタスクかもしれません。

 

個々の問題でありながら、大きな社会問題の一端であると捉えています。

 

真の意味で彼ら彼女らを救うためには沈黙ではなく、抜本的な対策が求められると思います。

 

せめて組織内部では『事実の共有』が計られますように。

 

人それぞれが受けとめる真実は、人の数だけあります。

…が、実際に起きたこと(事実)は一つ。

 

この発想は『ミステリと言う勿れ』より。

主人公(大学生・久能整)が言ってました。

「その人の立場や普段の関係性など、様々な条件で受けとめ方は変わる」と。

 

目から鱗がボロボロ落ちたよね。

コナン君、真実はようけあるらしいで?

 

…おっと、脱線してごめんなさい。

 

対策と言うだけなら簡単ですが、実際に立てるのは難しいでしょう。

それなら、外部の専門家の力を借りても良いと思います。

 

第三者の目は、思いがけない効果が生まれたりもしますし。

 

 

★生徒は不自由

 

文春砲がなくても、天彩峰里がトップ娘役になれたか…それは不明です。

ただ、外側から見るかぎり、最有力候補ではありました。

 

タカラジェンヌはSNS等で自由に意見を発信できません。

仮に釈明、説明したくとも、それは許されていない。

 

それだけに、歯痒い思いをしている人は多いと思います。

生徒本人、身内、ファンの方々などなど。

 

私も憶測や思い込みで、誰かを傷つけているかもしれません。

己の主観で、残酷な事をしているかもしれない。

 

今回も「いらんこと書いて」と思う人もいらっしゃるかと思います。

申し訳ございません…。

 

己を振り返り、考えることが増えた気がしつつ、依然としてトリ頭な私です。

 

※帆那ちゃんを最初うっかり「105期・研3」と書いてました…(汗)

 コメントでご注意ありがとうございます♡

 

∇新公が楽しみな事は全方位変わらず

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