2021年11月14日(日)東京宝塚劇場にて、雪組『CITY HUNTER/Fire Fever』が千秋楽を迎えました。

 

★組替

 

パレードの後、11/15(月)付で月組へ組替する彩みちる(99期・研9)の挨拶がありました。

 

雪組で初舞台を踏み、雪組へ配属された彩さん。

雪組での9年間、多くのことを学びました。

月組へ行ってからも精一杯精進してまいります。

 

…というような事を、瞳に涙を浮かべながらも、クリアな滑舌で伝えきった彩さん。

 

膝を折ってご挨拶すると、客席から大きな大きな拍手が沸きました。


その後も、袖に消えるまで大きな拍手が。

みちるちゃんも、二度、三度と頭を下げて応えました。

 

ちょうど本日、月組は『今夜、ロマンス劇場で』集合日。

配役発表がありました。

 

彩さんのお役は成瀬塔子役。

映画会社の社長令嬢役で、二番手娘役ポジションかと。

 

月組では今まで以上に活躍できそうな予感がします。

 

 

★退団

 

6名の退団者が大階段を降り、挨拶しました。

 

沙月愛奈(89期・研19)

橘幸(96期・研12)

華蓮エミリ(96期・研12)

星南のぞみ(98期・研10)

汐聖風美(100期・研8)

望月篤乃(101期・研7)

 

あゆみさん(沙月愛奈)へのお花渡しは、元雪組生のきんぐ(蓮城まこと)

 

これで、89期は専科のかちゃ(凪七瑠海)のみに。

 

かちゃは出演するたび、その組の下級生に慕われ、独自の地歩を築いてきました。

敬愛される上級生として、息長く活躍していかれるのかな。

 

 

★もう一言

 

繰り返されるカーテンコール。

その中で恒例の「退団者にもう一言ずつ」

 

1)望月篤乃

 

望月 「目に見えないお力添えを多くの方々から頂きました」

 

望月 「つまり、私は知らない内にムカデ競争をしてきたんだなと」

 

彩風 「ムカデ? ムカデ?!」

 

望月 「ムラ(宝塚)でのダメ出しに応えてみました」

 

面白みが足りないと言われたそうです。

 

彩風 「面白い、面白いよ」

 

 

2)汐聖風海

 

彩風 「すずみ!」

 

汐風 「本当にありがとうございました」

 

感謝の気持ちで一杯です…と、スタンダードなご挨拶でした。

 

 

3)星南のぞみ

 

星南 「幸せすぎて、これ以上の幸せが次はいつ来るのか?」

 

彩風  「これ以上の…(心配そう)」

 

星南 「でも! 今よりもっと幸せになります!」

 

彩風 「もっともっと幸せになって!」

 

 

4)華蓮エミリ

 

華蓮 「私も幸せになりたいです!」

 

彩風 「幸せになってね!」

 

 

5)橘幸

 

「今、ここで言いたい事があります」

 

「わしももうひとハッスル咲かせてみようかのぅ!」

 

彩風さんはじめ、会場中が大きな笑いと拍手!

 

 

6)沙月愛奈

 

沙月 「え、そんなこと言われたら…(私もやらなきゃ?)」

 

沙月 「こんなん出ましたけど~」

 

会場から大きな拍手。

 

沙月 「これからも(元タカラジェンヌとして)恥ずかしくない生き方をしていきたい」

 

あゆみさん……明日海さんみたいな事を仰る(涙)

大好きです、あゆみさん(告白)

 

沙月 「『こんなん出ましたけど』と言えるよう、これからも歩んでいきたい」

 

沙月 「劇場にいない方も含めて、全ての方に感謝いたします」

 

 

★沙月愛奈

 

明晰な声といい、柔らかな表情といい、お人柄が滲み出ているあゆみさん


上級生になられても、澱や濁りがなくて。

透明感にあふれ、いついつまでも若々しく愛らしい娘役さん。

 

そして、ダンスに関してはプロフェッショナル。

誰より基本に忠実で美しいダンスを踊る方です。

 

ショー『Music Revolution』の中の『Dance Revolutio』では、黒鳥? キトリ?と思うほどの連続ピルエットがあります。

 

あゆみさんは常に笑顔が舞台を向いている(ように見え)て。

ほんっっっとうに凄かったです。

 

『Dramatic S』だったと思いますが、タンゴで縣千(101期)と組んで踊る場があります。


(妹は『ガートボニート』では?との事)

(どっちだろ)

(11/15月曜18時半、仕事から帰宅した妹がBlu-ray確認)

(多分やっぱり『ガートボニート』のようです)

(あゆみさんと縣くん映ってないけど)


複数のカップルで組んで踊りますが、曲は同じですが、コンビ毎に振付が異なるんです。

 

あゆみさんと縣くんは超絶技巧。

この組だけ、振付が段違いに高難度でした。

スピード感も段違い。

 

叶う事なら、縣くんとあゆみさんのダンスをもう一度拝見したかった…!

 

あゆみさんは踊りのみならず、あらゆる仕草や動きが美しい方でした。

 

退団挨拶にも繋がりますが、恥ずかしくない生き方の積み重ねが、あゆみさんの全身に根付いているのでしょうね。

 

「美は細部に宿る」という言葉がありますが、あゆみさんはそれを体現している方だと思います。

 

大好きなあゆみさん

滲み出るお人柄を感じるたび、見習いたい…と思っています。

 

今後のあゆみさんの人生がより美しく織りなされますように。

ご卒業(淋しいけれど)おめでとうございます。

 

 

★一足早いけれど…

 

ラスト・カテコにて。

彩風咲奈(93期・研15)の中に、89期のあのひとを見たよ…。

 

彩風 「次に皆様にお会いできるのは、年明け1月の公演です」

 

彩風 「今年の公演は今日で終わり。年内はもうお会いできません」

 

彩風 「気が付けば、11月も半ばです」

 

彩風 「今年最後なので…少し早いのですが、年末年始のご挨拶を」

 

え?!

出るの?!

「良いお年を」が出るの?!

 

何これ、何これ??

東京宝塚劇場の亡霊(ファントム)…?!

 

彩風 「それでは、雪組の皆で年末年始のFire Feverなご挨拶をしたいと思います」

 

彩風 「ハッスル・イヴ!」

彩風 「ハッスル・クリスマス!」

彩風 「ハッスル・ニューイヤー!」

彩風 「ハッスル・フィーバー!!」

 

…あぁ、びっくりした。

「良いお年をお迎えください」じゃなかった。

 

でも、似たような発想とフレーズだよね。

しかも、イヴとクリスマス当日を分ける咲ちゃん。

すごい…。

 

ある意味、超えたかもしれぬ。

明日海さんの発想を。

それでは皆様、良いお年を…!

 

∇明日もブログ書きます

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