2021年10月31日(日)マドモアゼル・モーツァルトが閉幕して、まだ一週間たってないんですね。
すでに何年も経たような錯覚が…。
それは流石に大袈裟か。
あれから、モーツァルトの音楽がやたら耳に入るようになりました。
正確には旋律が聴こえてきて、ピクッと反応するようになりました。
それまでも、様々な場やツールでモーツァルトの曲が流れていましたが、脊髄反射の勢いで反応するように。
サリエリさんの気持ち、わかるわぁ。
(そこなんかい?)
改めて、モーツァルトの旋律は軽やかなものが多いですね。
本当にあのエリーザ及びアマデウスのキャラクターそのまんま。
軽やかでキラキラ輝いています。
作中には登場しない、『魔笛』で演奏される曲があります。
魔法の鈴、ご存知でしょうか?
未だかつて聴いたこともない美しい音色。
その鈴の音を聴いた人は、怒りが鎮まり、争いを止めます。
心が満ち足りて、笑顔がこぼれて。
敵味方なく笑い合います。
『魔笛』といえば、『夜の女王のアリア』が有名ですね。
CMに起用された事もあるし、聴いたら「あ!知ってる」となるかと。
『魔法の鈴』は、例えるなら『きらきら星』のような曲です。
誰もが口ずさめるメロディです。
ただ、目まぐるしく転調するあたり、めっちゃモーツァルトさん。
飛び跳ねるかと思えば、ゆったり伸びる。
音が遊んでいるような曲です。
それでいて、耳馴染みが良く、一度聴いたら口ずさめる音楽。
原点のような曲に思えます。
ある意味、全ての曲が魔法の鈴みたいな音楽だな、と。
…あぁ、そうか。
モーツァルトの音楽が、魔法の鈴なんですね。
そして私にとって、明日海さんの声が魔法の鈴です。
『マドモアゼル・モーツァルト』は架空の物語です。
でも、モーツァルトの核心に触れていたと感じるお話でした。
原作のテイストは大切に、さらに踏み込んだモーツァルト像であったと思います。
原作の福山庸治さん。
演出・脚本の小林香さん。
モーツァルトを演じた明日海りおさん。
周りを固めて下さったキャスト陣。
しっかりサポートして下さったスタッフの皆様。
本当にええもん観せて頂きました。
東宝さんへ「再演&映像化の希望」を出しました。
もし同じお気持ちの方がいらしたら、是非こちらからどうぞ。
東宝さんへのご意見
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∇ 熱望します!