2021年8月15日(日)東京宝塚劇場にて、月組『桜嵐記/Dream Chaser』が千秋楽を迎えました。

 

珠城りょう、美園さくらの月組トップコンビはじめ、月組生合計9名が退団。

 

専科への組替が発表された紫門ゆりや、輝月ゆうまにとっても、月組生ラストデイ。

 

私は配信越しにお見送り。

それでは、印象に残ったシーンをプレイバック。

 

曖昧な記憶に頼ってますので、すべてニュアンスです。

勘違いがあったら、ごめんなさい。

 

 

★まだ月組生

 

本公演とパレードが終了し、サヨナラショー開始前に光月るう組長が緞帳前で、今後の予定や、珠城さんのメッセージを読み上げます。

 

その折、8月16日付で専科生になる紫門ゆりや(91期・研17)と輝月ゆうま(95期・研13)を幕前に呼び、異動の挨拶を促しました。

 

紫門 「まだ月組生の紫門ゆりやです」

 

…と挨拶をスタートしたゆりちゃんは丁寧にお話しした後、

 

紫門 「最後に一言いいですか?」

 

何をいうんだろう?…と思いきや、

 

紫門 「月組の紫門ゆりやでした!」

 

しんみりしていた会場から、笑いの波が。

るうさん、まゆぽん(輝月)もにこにこ。

 

 

★世界の旦那

 

続いて、まゆぽん(輝月)からご挨拶。

 

輝月 「まだ月組生の輝月ゆうまです」

 

紫門さんに倣うまゆぽん。

 

輝月 「まだまだ未熟な私が専科へ行ってもいいものか…」

 

と謙虚な気持ちの吐露から、徐々に方向が逸れ…

 

輝月 「世界の旦那・珠城りょうさんを見送れて…」

 

輝月 「奇しくも心の相手役(=たま様)と同じ日に月組を去ることに…」

 

…と、たま様への告白タイムにすり替えるまゆぽん。

退団公演の挨拶で、相手役に告白するが如し。

 

(ごく最近も、某華優希ちゃんとか)

(某真彩希帆ちゃんとか)

(叫んでましたね…!)

 

光月 「面白い二人を、これからもよろしくお願いします(笑)」

 

二人とも『こう見えて、タカラジェンヌです』(by 天真みちる)

 

 

★千秋楽

 

一人ずつ大階段を降りて、組と同期からお花を受け取り、ご挨拶。

 

94期(香咲蘭、珠城りょう)は同期がお互いだけなので、OGがお花渡しに登場。

 

香咲さんへは麻央侑希さん、珠城さんへは早乙女わかばちゃん。

お二人とも、星組っ子ですね。

わかばちゃんは月組にもいましたが。

 

8名が退団挨拶を終え、最後の一人・たま様は開口一番…

 

珠城 「本日は厳しい状況の中、月組『桜嵐記/Dream Chaser』の千秋楽へお越し頂き、ありがとうございました」

 

珠城 「月組生全員が無事に千秋楽を迎えられました事、嬉しく思っております」

 

通常モードの千秋楽あいさつだよ、たま様。

でも、たま様のお兄さんも同じこと言ってました。

血は繋がらなくとも兄弟ですね。

 

組のリーダーとして公演を無事やり遂げたことを意識する。

それは退団日でも変わりなく、まずそこ!なんですね。

 

この後、何度目かのカーテンコールで、ぐるーりと劇場を見回した珠城さん。

 

(も、もしかして、これは…!)

(お兄さんと同じことを…?)

(劇場さんへ感謝とお別れを…?!)

 

…と一瞬期待したけど、それはありませなんだ。

そこは明日海さんの専売特許でした。

 

 

★かっこわる

 

退団者だけが舞台に残り、もう一度、一言ずつ挨拶。

珠城さん、同期について触れかけるや、込み上げるものが。

 

珠城 「やだもう、かっこわるい…」

 

いや、全然かっこ悪くないですよ。

その後のカーテンコールでも、

 

珠城 「さっきはみっともない処をお見せして」

 

いや、全然みっともなくないから。

むしろ、可愛いから。

そういうトコ見るのが楽しみなんで…!(←あっ)

 

 

★抜き打ち

 

幕が上がると、珠城さん一人。

会場はスタンディング・オベーション状態。

 

珠城 「皆さん、お立ち頂いて…よくお顔が見えます」

 

珠城 「月組の皆を呼ぶ前に、この人達を呼びたいと思います」

 

珠城 「ゆりさーん、ぽんちゃーん」

 

ゆりさん(紫門ゆりや)、ぽんちゃん(輝月ゆうま)に呼びかけるたま様。

 

珠城 「一言どうぞ」

 

紫門 「えっ?えっ?」

 

本気でうろたえる紫門さん、言葉が出ない。

 

珠城 「ほんとうに打合せなしで呼んだから」

 

観客に対して解説するたま様。

なんとか挨拶する紫門さん。

続いて、輝月さん。

こちらもアワアワ。

 

輝月 「私はとにかく『世界の旦那』って言いたかっただけなので」

 

そして、それは組替挨拶で言えちゃったから、ってか?

「『世界の旦那』と言う事しか考えてなかった」を繰り返すまゆぽん。

 

珠城さんの前で、焦って同じフレーズを繰り返す95期生。

…デジャブ?

誰かを思い出しますぞ…。

「一個上さんだから」と繰り返していた某ちゃぴ(愛希れいか)を。

 

焦るまゆぽんを楽しそうに見上げる珠城さんの図。

ええもん見せてもらいました。

ごちそう様でした。

 

 

★はぐ?

 

月組生全員を呼び、

 

珠城 「れいこ! うみ!」

 

上手側にいた二人(月城かなと、海乃美月)に呼びかけ、

 

珠城 「これからは、月城かなとと海乃美月が率いる月組をよろしくお願いします」

 

次いで、れいこさん(月城)に向かい、

 

珠城 「なにか一言いっとく?」

 

れいこさん、ぶるぶる頭を横に振る。

 

珠城 「いっか、ハグしたから」

 

ちょ、まっ?

いつハグしたの?!

それ私達、みてないんですけどーーー?

するなら舞台で、カメラの前で、して下さいな!!

 

※妹より

「ショーの、組子が白い衣装+珠城さんだけ薄紫の衣装の場で、珠城さんが月城さんを抱きしめたよ」とのこと。

 

そこか…!

私達も見てました、ごめんなさい。

 

珠城 「月組のみならず、他の組も全部、宝塚歌劇をどうぞよろしくお願いします」

 

宝塚はひとーつ!!ですね。

お兄さんも同じような事いってました。

 

さりげなく「ちなつさんも何か?」と、ちなつさん(鳳月杏)にも尋ねてましたね。

ほんま頼りにしてて、大好きですよね。

 

 

★これでも食らえ!

 

このとき、れいこさん(月城)の仕草を見て、

 

珠城 「あっ!」

 

何かを思い出すたま様。

 

珠城 「ハートを飛ばしてない! れいこ(の仕草)で思い出した」

 

珠城 「私が掛け声をかけさせて頂きますので」

 

…と、珠城さんがざっくり説明。

 

珠城 「粗い説明ですみません」

 

珠城 「これでも食らえ!さあっ!」

 

胸の前で両手の指でつくったハートを、右手をサアッと伸ばして飛ばす。

粗い説明ですみません。

 

 

★またね

 

最後はトップコンビが緞帳前へ。

上手側から登場し、

 

珠城 「せっかくだから、センターまで行こう」

 

センターまで到達し、さくらちゃん(美園さくら)へ挨拶を促すたま様。

 

美園 「本当に幸せな時間と空間をありがとうございます」

 

…と客席へ向かって伝えてから、おもむろに向き直り、

 

美園 「珠城さん、今まで導いて下さって、ありがとうございます」

 

珠城 「いや、導いたのは月組の皆だから」

 

美園 「大好きですっ!」

 

珠城さん、ビビる。


珠城 「…はい、ありがとうございます」


…も立て直し、あらためて客席へ向かってご挨拶。

 

私達の前で言えなくても、さくらちゃんには後でちゃんとお返事してあげてね。

 

ふたたび上手側へ移動するも、幕前でたま様が立ち止まり、

 

珠城 「本当にありがとうございました」

 

…とギリギリまで客席に向かって挨拶していたら、先に幕に入った筈のさくちゃんが戻ってきて、たま様びっくり。

 

どうもさくちゃん、入る幕を間違えて、奮闘していた模様。

流石やで、さくさく。

最後まで、いい味出してくれます。

 

そんなわけで、最後までさくちゃんに驚かされるたま様でした。

 

珠城 「またねー!」

 

大きく腕を振り上げる珠城さん。

最後は二人して、幕の中に姿を消していきました。

 

 

∇感無量たまきりょう♡

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村