ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』2019年9月16日(月)のゲストは、花組・聖乃あすか君でした。

おっとり、ゆっくり、懸命にお話しするほのかちゃん。
聴いてて、「息子がいたら、こういう子と結婚してほしいなぁ…」と思ってしまいました。
その為にはまず、息子を手配しないと…。(←手配?)

さて、このラジオ番組は新人公演の終演直後に収録されます。
『A Fairy Tale』新人公演は9月10日(火)でした。

お話ししていた内容をざっくりと。(ニュアンス)

小山乃里子「素晴らしい新人公演でした」

聖乃あすか「いえいえ、そんな…」

声まで遠ざかっていく様子から、聖乃さんはきっと身を縮め、マイクからも遠ざかって恐縮していたに相違ない。(想像)

明日海さんの退団公演という事で、本公演も新人公演も、お稽古場から組子全員、気迫がこもっていたそうです。

聖乃「本公演でも『過去の明日海さんの役』(=白薔薇の精)をさせて頂いているので、ずっとエリュの事を考えていられます」

聖乃「新人公演でも、最後に白薔薇に戻るんですが、(己が本公演で演じている白薔薇の精と)なんか違ってて…(同じ白薔薇でも、明日海さんとは)お衣装も違いますけれど…」

うーん、確かに違いました。
いつもの聖乃白薔薇さんとは違いました。
もっと存在感が濃くて、大きく感じたような…。

ふだんの白薔薇の精は、儚げでひたすら綺麗。
明日海エリュと聖乃新公エリュは、もっと男性的。
存在感に濃淡があれば、白薔薇は淡く、青薔薇は濃いめ。
白薔薇は過去の幻なので、淡く儚げな存在感は〇だと思います。

「明日海さん演じる青い薔薇の精エリュと同一人物だと思って頂けるよう、心を大切に繊細に演じたい」というような事を仰っていました。

最近のお気に入りの曲は、実写版『アラジン』の挿入歌、ナオミ・スコットの『SPEECHLESS』
映画館で、終映後に拍手したほど感動したそうな。
なんと可愛らしい…。

小山「(2週前のゲスト)れいちゃん(柚香光)からメッセージがあるよ」

聖乃「柚香さんから(やや緊張)」

れいちゃんのメッセージは「明日海さんから多くのものを学び、誠実に舞台を務めて下さい」という感じの内容だったかな。
柚香さんの言葉を、真摯に受け止める聖乃さん。

明日海さんからも多くのアドバイスを頂いたそうです。

聖乃「『ポーの一族』『MESSIAH』と新人公演で明日海さんのお役をさせて頂きましたが、最後にどうしても明日海さんのお近くで学ばせて頂きたいと強く思っていたので、主演に選ばれてとても嬉しかったです」

本役さんのお言葉を胸に、都姫ここちゃんや帆純まひろ君とお稽古を重ねたという聖乃さん。

小山「緊張した?」

聖乃「それが緊張してなかったんです。開演して最初はリラックスしていました」

聖乃「それが、薔薇を持つ手がプルプル震えていたり…『あれ?私、緊張してるのかな?』って」

聖乃「身体は正直ですね。自覚してなかったけど、緊張していたみたいです」

そんな風に思えるなんて、ある意味めっちゃ冷静だったんですね。
自分で自分を客観的に感知できていたなんて。

聖乃「舞台から観る(客席の)景色は本当に温かくて優しくて……劇中の台詞にもありますように、『魔法の粉で時間を止められたら』と思いました」

新公主演者はよく、主演舞台について「温かい空気に包まれた」と仰いますね。
安心感や幸福感をおぼえる、との感想が多い印象があります。

聖乃「気がつけば、次はもう研7で(新人公演の)長の期なんです。自分の事ばかりじゃなく、もっと下級生にも目配りして、引っ張っていかないといけませんね」

お兄さんの自覚が芽生えている聖乃さん。
長の期の一員として、新公カンパニーを引っ張っていくのでしょうね。


▽さらなる成長が楽しみです
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