2019年3月25日(月)深夜(正式な日付は3/26)、NHK-BSにて、宙組公演『天は赤い河のほとり』と『シトラスの風』が放映されました。

真風涼帆(92期・研13)と星風まどか(100期・研5)のトップコンビ大劇場お披露目公演。
あれから、もう1年?
あっという間ですね。

何の気なしに観始めたら、惹きつけられました。
ゆりか&まどかコンビの体格差萌えにキュン
リアル男女でも、あんなに萌えるシルエットはめったにお目にかかれません。

私は決して、リアル男子に高身長は求めません。
…が、真風&星風コンビは、リアル少女漫画。

ちなみに、キキまど(芹香斗亜&星風まどか)もキュンキュンします。
好きだわ、ラムセス(芹香)

ずんまど(桜木みなと&星風まどか)は、ずんちゃんのバウホール初主演『相続人の肖像』から、キュンキュンしてました。
宙組、胸キュンの宝庫ですな、さりげなく。

まどかちゃんは決して背が低くないのだけれど、お顔の輪郭や雰囲気で小柄な印象があります。
真風の隣の立てば、大抵の娘役は小柄に見えそうですが。

せーこちゃん(純矢ちとせ/89期・研16)は小柄に見えないけれど。
存在感の大きさゆえに。

歌も芝居も上手くて、硬軟とりまぜて何でもござれの表現者なのに。
退団してしまうのね、せーこちゃんも…。
美しくて頼りになる歌姫として、組を超えて活躍する存在になるのでは…喩えるなら、美穂圭子様のように…と期待していました。
本当に残念でなりません。

せーこちゃん、あっきー(澄輝さやと)、りく(蒼羽りく)たちを観ながら、しみじみしました…。
キュンキュンしたり、しみじみしたり……タカラヅカを観続けるって、そういう感情を浴び続けていくって事なのね。

『天は赤い河のほとり』演出・脚本は、小柳奈穂子先生。
小柳奈穂子先生の作品はテンポが良いですね。 
サクサク話が進みます。 
あの大長編の原作(大河ロマン)を凝縮し、話もちゃんとわかるってスゴイ。

明日海りおのバウホール単独初主演『アリスの恋人』の作・演出は小柳先生でした。
小柳先生もまた、明日海さんと縁が深い演出家のおひとり。
小柳先生が花組に登板された時が、明日海さんの退団作になるかも…とチラチラ思っていました。
…が、その願いはついに叶わず。

残念ですが、小柳先生の腕を必要とする生徒さんがそれだけ多いという事ですね。
花組の次期トップさんによっては、小柳先生の登板が増えそうな予感がします。

岡田敬二先生のロマンティック・レビューも宝塚を観た満足感が。
クラシカルな正統派でありながら、同時にシャープな印象もありました。
懐かしさに宿る、新しさ。
正統派はいつの時代も新しいのでしょう。

さて、3月25日はレタスクラブ発売日でもありました。
レタスクラブには『ボンジュール宝塚』という連載ページがあり、毎号一名のタカラジェンヌの写真とインタビューが掲載されます。

1ページだけですが、インタビュアー(記事の書き手)にジェンヌさんへの愛と尊敬が感じられるし、写真も綺麗でセンスが良いのです。
また、ジェンヌさん自身が撮影したオフショットとコメントも掲載。
なかなか貴重です。

この連載の記念すべき初回ゲストが、真風涼帆でした。

そして最新号(第29回)には、雪組の縣千(101期・研4)が登場。

ただいま渋谷にて、20世紀号に絶賛乗車中の縣くん。
誌面では、主に『ファントム』について語っています。

素化粧の写真に加え、舞台写真は新人公演で演じたキャリエール。

口髭をたくわえたオペラ座の元支配人・キャリエールを演じるにあたり、『凱旋門』新公でラヴィックを演じた経験と、ラヴィック本役(轟悠)から頂いたアドバイスが役立ったそう。

轟さんのアドバイスは、お客様に委ねなさい、と。
役者がシャカリキになって「こうですよ」と確定・完結させず、観客の感じ方に任せる事も大切だよ、という意味なのかな?
なるほど、奥が深い…。

轟さんは『凱旋門』新公で、誰より熱く拍手を送って下さっていたとか。
私の席からは全く拝見できず、そのような話を伺っただけですが。
未熟な後進の精一杯な姿に、惜しみない拍手を送って下さる様子を想像するたび、頭が下がります。
ちさとの母として、御礼を申し上げます…(←誰が誰の母だって?)

新公でエリックを演じた綾凰華は、3学年上級生。
綾エリックの父親を演じる上で、『綾さん(のエリック)仕様のキャリエール』を目指したそう。

少なくとも私には、二人が自然な父子に見えました。
縣キャリエールは、包容力と受けの演技を身につけていたと思います。

休日の過ごし方や、『凱旋門』のお稽古開始前にパリへ行った話など、限られた字数の中、縣くんが語る言葉とそこから透けて見える素顔を紹介してくれています。
さすがレタスクラブ様、こんなところでも「簡単(簡潔)でおいしい」を目指してるんですね。

シアターオーブで上演中の『20世紀号に乗って』は観てきた方々によると「言葉で言い表せない面白さ」だとか。
本格的なブロードウェイ・ミュージカルであり、コメディ作品であり。

ミュージカルという点でも、コメディという点でも、突き抜けているとか…?
スカイステージで放映された初日の様子も「楽しそう」「面白そう」だったとか。

ファントムに続き、だいきほコンビ大活躍だそうですね。
振り幅がすごそうですが、そこがまたいいよね。

一幕ではバイトに忙しい縣くん、二幕では本編・フィナーレと活躍しているとか。
トップコンビはじめ、上級生の方々から色々な事を学んでね、縣くん。
そして何より、健康に気をつけて。
関西の空の下から、応援しています。


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