宝塚歌劇団・元星組トップスター北翔海莉さんのお母様による脱税容疑(私設ファンクラブ収益の無申告)の報道。

それに伴い、宝塚歌劇の私設FCが興味本位でマスコミに取り上げられています。

北翔さんのお母様の件と併せ、昨日更新した記事でも、その件について触れました。

※ 参考記事 2019/02/19 記載 
◆ 宝塚OG身内の脱税容疑の報道から思うこと

脱税容疑の報道(2019/02/19)より前に、私設FCが新聞記事で紹介されていました。

2019年2月14日付 日本経済新聞(関西版)夕刊11面『とことんサーチ』にて。

「宝塚歌劇を見始めて1年足らず」と仰る文化部の男性記者(佐藤洋輔氏)が、私設FCについて取材。
わかりやすくまとめてありました。

星組『霧深きエルベのほとり』宝塚千秋楽当日の入り待ちを取材していて、七海ひろきの入りの様子をレポート。

入り待ちをしている会員さん達に取材したようでした。

ファンの話を聞くだけでなく、体系的な仕組みを整理してあったので、宝塚ファンの研究専門書なども参考にしたものと思われます。

総じて悪意は感じられず、ファンの熱気にあてられつつも、理性的な記事だったと思います。
署名記事だけあって、丁寧に調べていらしたかと。

また、宝塚ファンに敬意を払いつつ、書かれていました。
ちょっとした表現に、配慮が感じられました。
例えば見出しはこんな感じ。

「宝塚ファン 愛ゆえの統率」
「私設組織、運営に協力」
「出入り、『ガード』やマネジャー役」

この「運営」とは「歌劇団の運営」ですね。

入り待ち・出待ちを「人海戦術で劇場付近の安全確保」と解説。

また、周辺への配慮など、ファンのマナーや気配りにも言及。

入り待ち・出待ちって、「タカラジェンヌを近くで見たいファンが並んで待っている」という表現に留まるマスコミが殆ど。

「タカラジェンヌの安全確保」が目的だと表現してくれるマスコミがいるとは…!

佐藤記者は入り待ちの取材後、千秋楽のチケットがなく、トボトボ帰られたそうです。

私がその場にいたら、ライブビューイングについてお教えしたのに!…と思ったのですが、ライブ中継はなかったですよ、とコメントを頂きました。
ありがとうございます!

宝塚大劇場千秋楽は、トップスター(トップ娘役を含む)の時のみですよね。 
平日という事もあり、採算を考えての判断でしょう。

2018年12月、『ファントム』の宝塚大劇場千秋楽ライブ中継があったので、混同してしまいました。

トップスターの退団がなくても、高いニーズがあれば中継があると知り、つい、七海さん退団だったのであるような気がしていました。

日経新聞の記事は、宝塚ファンの中でも最も熱心な層を取材していただけに、好奇心で取材対象にしたのでは…とビクビクしながら読み始めました。

ところどころ、「…あ、それはちょっと違うかも…」とツッコミたくなる面もありましたが。

…と書いたものの、私自身も詳しくないのですが…(^-^;)

総じて誠実な姿勢で、ファンの心情を汲み取ろうと努めて下さっていたと思います。


同じことでも、表現方法によって印象は大きく変わります。

例えば、批判と攻撃(嫌味・否定・悪口)は全然ちがうんですよね。

「単なる攻撃」と「批判」は似て非なるものです。

批判は、理性的であれかし。
  
私は感情的だし、子供っぽくてお恥ずかしいかぎりです。

気をつけねばと思いつつ、子供っぽい嫌味が口をつく事もあります。

文章は見直せますが、それでも、己の幼稚さが滲み出てしまいますね…。

言論は自由でありたい。
そのためにも、言葉を大切にしたい。
ひとをいたずらに傷つける為に使いたくない、と感じています。


「宝塚観劇歴が短い(1年足らず)」と自己申告していた佐藤洋輔記者。

「一口に宝塚ファンと言っても、様々」としながらも、「そろそろ贔屓の生徒を見つけたい」

もしかして、沼にハマりつつあるのかもしれませんね。


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