『ポーの一族』千秋楽は、花乃まりあ退団(2017年2月)、芹香斗亜組替(2017年10月)に続く、明日海さんの頬に紅涙が伝った舞台でした。

観ている側に多くを語りかけ、想像させる涙でした。

また、明日海さんにしては、全体的に言葉少なだったと思います。

感無量で、言葉にならなかったのでしょうね…。

それでも懸命に言葉を紡ぎ、客席や共演者、そしてエドガーへ気持ちを伝えようとして下さった事に心から感謝します。

飛鳥裕さんの謙虚な姿勢にも心洗われました。

そんな飛鳥さんへの、明日海さんなりの配慮(熱心な拍手と視線、花組ポーズ封印など)にも心温まりました。

そして、飛鳥さんや明日海さんの想いを汲んだ宝塚ファンが大勢いたこと。

当日の客席で、最も大きな拍手は飛鳥さんに向けられたと思います。

トップスター明日海りおに向けるより、大きな拍手に聴こえました。 

間違いなく、会場にいた人々の最大派閥は明日海ファンだったはず。

それなのに、明日海さんへの拍手は、飛鳥さんを超えなかった(ように聴こえました、スクリーン越しに)

ファンとジェンヌは似るというけれど、これが明日海ファンなんですね。

私も明日海ファンの端くれですが、何かもう見上げたくなりました…。

明日海さんは、ご自分のファンを誇っていいと思います…。

飛鳥さんへの同期からのお花渡し、宝塚千秋楽では夏美よう(専科) 

東京では、日向薫が登壇…!

思わず、身を乗り出しかけました、映画館なのに。

…いや、映画館でよかった。
劇場なら、一瞬とはいえ、後ろの方の視界を遮ってしまいかねません。

平均身長が伸びた現役ジェンヌの前を通っても、その印象は昔と変わらず。
すらりと背が高く、エレガントなネッシーさんでした。

閉幕後に、こんなに『ポーの一族』と明日海さんについて語りまくるとは、我ながら予想外でした。

明日海さんや花組子たちは、次の集合日まで、短いお休みをどう過ごしているのでしょうか。

みりちなれい(明日海、鳳月杏、柚香光)は武者震いしてそうですね。 

なにしろ、主演役替わり公演が控えているんですものね。

『あかねさす紫の花』…こちらも伝説的な舞台になりそうな予感がします。


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