宝塚歌劇団・小川友次理事長が年初、新聞で今後の展望を語っておられましたね。

そのうちの一つが、「96期生以下の若手に、バウホール等で主演させる」という試み。

さっそく、有言実行されてますね。

花組の水美舞斗(95期)、宙組の和希そら(96期)がそれぞれバウ主演を射止めました。

下級生にスポットが当たる事には賛成です。

同時に、中堅やベテランの功労を讃えての主演舞台も継続してほしいですが

例えば、鳳月杏、七海ひろき、瀬戸かずや、宇月颯らの主演ステージ。
どれも観られませんでしたが、力のあるスターにはチャンスを!…と願わずにいられません。

劇団経営陣の意欲的な姿勢に、ますます期待を寄せたいところ。

それでは、個人的に新公学年で気になる生徒さんをざっくりピックアップしてみます。
104期は先日、文化祭の感想でふれたので、98〜103期の生徒さんを。


* 98期(2018年4月から研7)*

★暁  千星(月組)

充分、注目されてる生徒さんですね。
私は「うん、可愛いんじゃないの」くらいの認識でした。
2017秋バウ『Arkadia』を観るまでは。

少年と青年の危うい境界線にいる、ミステリアスな役どころを演じ切った暁くん。
佇まいといい、優雅さとスピードが両立したダンスといい、振り幅が大きすぎて…
「これがありちゃんなの?!」
ただならぬ色香に、息も絶え絶えでしたよ…。


★綾  凰華(雪組)

98期で注目してるといえば、あやなちゃんも捨て難い。
ワタシ的 98期生の双璧です。

星組『スカーレット・ピンパーネル』新公で気になった麗しいロベスピエール(本役・七海ひろき)

雪組『ひかりふる路』新公で、予想以上に魂がふるえるロベスピエール(本役・望海風斗)を熱演。

つぶらな瞳が愛らしく、ロケットセンターでは驚くほどスタイルが良くて、うっとり。
雪組へ来てくれてありがとう、あやなちゃん。('私の立ち位置どこよ? 雪組のオカン?)


* 99期(2018年4月から研6)*

★美園さくら(月組)

暁くんと同じく、『Arkadia』でぐいぐい惹きつけられました。
さくらちゃんはどの作品も、観ている内に、どんどん印象が変化していく…というか。
決して好みのタイプの娘役ではないのに、観るたび好きになってる気が…。
上手いだけじゃない、プラスαの魅力を感じます。
美園マジックですね。


★帆純まひろ(花組)

さくらちゃんと同じく、99期生。
秘かに応援しています。
ビジュアルや雰囲気がちょっと朝夏さん系かなと。

『ポーの一族』では村の少年ペッペはじめ、パブリックスクールやギムナジウムの生徒役を好演してます。
新人公演では、バイク・ブラウン(本役・水美舞斗)
マイティ同様、爽やかで好感度が高い青年を好演。
歌が弱いのが惜しいところですが、表現力は良いものを持ってると思います。


* 100期(2018年4月から研5)*

★華  優希(花組)

麻乃佳世様を彷彿とさせる、THEヒロインな娘役。
雰囲気、ビジュアル、声、お芝居、どれも作品ごとにどんどん成長。
歌も充分合格ラインだと、私は思ってます。 

『邪馬台国の風』新公で、女王ヒミコと少女マナの演じ分け、発声が見事でした。
落ち着いた声と、威厳さえ醸し出せることは、『はいからさんが通る』でも証明済。

伊集院忍少尉(柚香光)の葬儀で、「二夫にまみえず」の誓いを立てる場ですね。
原作でも最も泣ける場ですが、華ちゃんの紅緒さんは、凛として、芯の強さを感じさせました。

可憐さに加え、強靭なしなやかさを感じる娘役さんです。


★天彩 峰里(宙組)

星組『ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA』でエトワールを務めた峰里ちゃんも100期生。
天から降るような歌声でした。

同期の歌姫・星風まどかがいる宙組へ組替。
こんな歌うま娘役を他組へ出して良かったの、星組さん?


* 101期(2018年4月から研4)*

★縣  千(雪組)

文化祭プログラムをなにげなく手に取り、縣くんを見た瞬間、釘付けに。
とりあえず、初舞台を観に行きました。
大階段でバランスを崩してこけかけても、ニコニコ笑顔でステップを踏む姿にホロリ。

以来、縣くんの出演作は『星逢一夜』の新公以外はコンプリート。
(入院中だったので、制限がありまして)

どの作品でも、照明が当たらない薄暗がりにいても嬉しそうな縣くん。
そして、舞台のどこにいても目が吸い寄せられる存在感。
歌が課題ですが、声質は良いので、伸び代に期待しています。

雪組101期生の首席の座を、研1から守り続けています。
真面目な努力家なのでしょうね。

明日海さんには出来なかったこと(研1から見守ること)を、縣くんでやり直している面もありますね…。


* 102期(2018年4月から研3)*

★潤  花(雪組)

可愛くて、ダンスが上手くて、チャーミングな潤花ちゃん。
『ひかりふる路』新公で、真彩希帆の役をみごとに演じ切りました。

台詞の発声は真彩ちゃんに寄せてて、第一声を聴いた時、彼女の努力が伝わってきました。
声質や発声を寄せるって、めっちゃ難しいですから。 

歌は発展途上ですが、気持ちがのってて、聴いていて心地よかったです。


* 103期(2018年4月から研2)*

★白河りり(月組)

麻乃佳世様を彷彿とさせる娘役さんが、ここにもいました。
愛らしく、品が良いお顔立ち。
頭身バランスが良い。
正統派ヒロインタイプの娘役さん。

『カンパニー』のプログラムを見る限り、103期月組の首席ですね。

芝居では、バレエダンサーとして登場。
可憐な白鳥さんの一人。

ショーでは、オープニングでピンクの眼鏡カップルの彼女さんかな?
東京公演でも立ち位置が変わらなければ、ロケットは下手から5人目。
脚がまっすぐ上がり、顔も所作も綺麗。
ロケットセンターちゃぴの着替えお手伝いも務めてる…?

パレードではWトリオに抜擢、下手側で蘭世恵翔の隣、一番下手側にスタンバイ。
研1でWトリオに選ばれるとは期待されてるのね。

だがしかし、新公プログラムに名前がありません。
まだ新公に出られないお年頃なのね。
次作から新公デビュー。
歌や芝居を確認できるかもしれません、が……次作はエリザベートだよ…?(汗)
チケ難必至……友会さんに熱烈求婚するしかない(滝汗)


…と書き出してみたら、注目してる下級生は雪月花に集中してますね。
9人中、男役4人、娘役5人。
月組3名、雪組3名、花組2名、宙組1名
(うち雪組1名・宙組1名は、星組から組替)

下級生にはダイレクトに好みが反映されてる気がします。
(男役は大型犬タイプ、娘役は可憐な正統派ヒロイン)

明日海りおは、上記タイプとはかけ離れていますが、こんなに好きになった人はいない…というほど、魂を掴まれています。

タイプだから惚れ込むとは限らないんですよね。

…と気が付けば、明日海さんを語ってるし。

締めは明日海りお!…って、新公学年じゃないやん、明日海さんは。
どの新公学年のジェンヌさんより、愛くるしいけどね♡(盲目)


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