2017年9月24日(日)宙組『神々の土地/クラシカル・ビジュー』宝塚前楽(サヨナラショー付)を観てきました。

 ネタバレを含みますので、知りたくない方はご覧になられませんように。 

 

 

『クラシカル・ビジュー』で、朝夏さん&真風さんが男役同士のデュエット・ダンスを踊りますよね。 

そこで、アクロバティックなリフトが前楽からなくなってました。 

2回公演に加え、サヨナラショーもありますから、体力の事を考えたのかも。 

 

 

サヨナラショーの前に、寿つかさ組長が、朝夏さんの略歴を紹介。 

瞳が潤んでいたように感じました。 

 

略歴紹介には、朝夏さん自身のコメントも挿入されていました。 

 

上田久美子先生作『翼ある人びと』は、己の中の新たな面を引き出してくれたそうです。 

まぁ様にとって、特別な作品なんですね。 

 

 

サヨナラショーは、暗闇から始まりました。 

 

闇から浮かび上がる、黄金に輝く……その人はラダメス! 

 

『エジプトは領地を広げている』を高らかに歌い上げました。 

 

ラダメスが去ると、愛月ひかる&退団レディースで『VIVA FESTA』を銀橋に並んで。 

 

本舞台の幕が上がると、宙組生総出で、ソーラン節! 

まぁ様の定番替え歌 「ソーラン、そーら組!」 

 

今回も、まぁ様から真風くんへの歌い継ぎが。 

 

真風くんは『VIVA FESTA』では、「ソーラン、そーら組」は朝霞オリジナルと遠慮してか、「ソーラン、ソーラン」と言っていたように思います。 

(大千秋楽は、「ソーラン、そーら組!」とも言ってたかも?)

 

 今回も、最初は「ソーラン、ソーラン」でしたが、「ソーラン、そーら組!」と。 

 

朝夏さんから真風くんへ、バトンが引き継がれた瞬間を感じました。 

 

サヨナラショーの曲は、一曲を除き、朝夏さんトップ時代のものでした。 

 

唯一の例外が、『翼ある人びと』 

朝夏まなと&伶美うららの、幻想的なデュエットダンスを披露。 

 

曲の終わり近くで、まぁ様がツルッと転倒。 

ドライアイスが焚かれていたからか、お疲れが溜まってか。 

めずらしい事でした。 

 

すぐ立ち上がり、何事もなかったかのように、うららちゃんへ向かって歩み出した朝夏さん。 さすがです。 

 

再び暗転し、明るくなると、そこにはトランクを抱えた真風くんが。 

 

「スタンだ」 

 

そうです、『メランコリック・ジゴロ』のお調子者のスタンです。 

朝夏ダニエルを、ぶっきらぼうに励まし(…たのか?)、酒場で歌っていたデュエットを。 

 

朝夏ダニエルと真風スタンが歌い終えると、編集者・早見リツコ(純矢ちとせ)が。 

朝夏さんは、北白川右京に、真風さんはルイ14世に変身。 

 

早見「北白川先生、早く早く!」 

 

北白川「早見くん、僕は団体行動が苦手なんだ」 

 

ルイ「余が主役の小説、期待しているぞ」 

 

早見「(ルイを見て)半年で随分変わったわね」 

 

…と、セリフは曖昧な記憶ゆえ、ニュアンスです。 

 

『TOP HAT』は娘役3名に囲まれ、それぞれを優雅にエスコート。 

 

エリザベートは『最後のダンス』を熱唱。 

 

退団レディースの歌を経て、ラストは『シェイクスピア〜空に満つるは尽きせぬ言の葉〜』のメインテーマ。 

 

最初から最後まで、観客を緩急自在に楽しませる、サービス精神満点の、朝夏さんらしいショーでした。

 

 

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