本日8月18日(金)宙組「神々の土地」初日を迎えました。

 

朝夏まなと様の退団公演がついに始まりました…。

 

とりいそぎ、初日挨拶をご紹介します。
明朝にはスカステで放映されるので、記憶違いがバレバレですね。

ニュアンスという事でよろしく。

 

寿つかさ組長から、トップスターとして初日挨拶を促される朝夏さん。

ほんの短い間でしたが、話し始める前に間が空きました。

朝夏さんには珍しいことです。

虚空をみつめ、魂が抜けているような…。

そして、見間違いでなければ、頰に涙の跡が見えたような…。

「宙組の初日をご観劇下さいまして、ありがとうございます」

 

「お客様に楽しんで頂きたくて、上田久美子先生、稲葉太地先生の作品を宙組一同、お稽古を重ねて参りました」

 

「宙組82人、全員で初日を迎える事ができました」

 

「一人も欠ける事なく、千秋楽を迎えられますよう、頑張ります」


「本日は本当にありがとうございました!」

 

1回目、2回目はこんな感じで、いつもの優等生的なご挨拶でした。

3回目はスタンディング・オベーション。

まぁ様は、ふわぁぁ〜と二階席を見上げられ…ちょっくり嬉しそうでした。

……そして、ここからです。

 

「あの…外はまだ暑いですよね?」

 

そりゃ暑いですとも、まだ8月半ばですもの。

 

「外は暑いですが……宝塚へ来れば、雪原に出会えます!」

 

そう来ますか〜〜〜!

(お芝居『神々の土地』では、雪原のセットが登場)

日比谷で雨乞いしてる組のトップ挨拶みたいですが、まぼろし…?

さらに4回目のご挨拶でも、

 

「外は暑いですが…」

 

また出ました、季節のお便り。

 

「私たちは防寒対策、バッチリです!(ドヤ!)」

 

それ、どんな自慢ですか、まぁ様?!

 

「また、宝塚へ(涼みに)いらして下さい!」

 

みりお様! ちなつちゃん!

納涼デートは、宝塚でも出来るらしいよ?

東京公演が無事閉幕の暁には、宝塚歌劇納涼デートもよろしく。

今度は、ゆきちゃん(仙名彩世)とキキちゃん(芹香斗亜)も連れて行ってあげてね♡

 

今回のご挨拶、なんとなくまぁ様が、みりお様化しているような…?

ほんの少しですが『まなとタイム』が流れたり。

ふうっと虚空へ視線や意識が漂ったり。

 

最後の『宝塚大劇場の初日』ですものね。

感慨深さも ひとしおだと思います。

 

お芝居とショーの感想は、追って書きたいと思ってますが、とりあえずお芝居について、走り書き。

ネタバレには気をつけますが、知りたくない方は、ここから下はお読みになられませんよう…。

 

 

 

『神々の土地』は禁欲的・耽美・頽廃的。

映画『ヴェニスに死す』と近い世界観かもしれません。

美を愛でる作品ですね。

 

雷鳴と共に始まるのですが、奇しくも今朝未明より早朝にかけて、北摂は激しい雷雨に見舞われました。

初日の朝から、プロローグが始まっていたかのような…。

 

…ですが、お昼前にはすっかり晴れ上がりましたが。

さすが晴れ男・まぁ様。

 

朝夏、真風、伶美、星風のメインキャスト4名は、当て書きだけあって、人物像が見事にハマっています。

 

基軸はまぁうららですが、まぁまかも押さえてるところが、さすが上田久美子先生…。

耽美で禁欲的で頽廃的…。

 

ワルツを踊るシーンがありまして。

まぁ様が星風まどか、伶美うらら、それぞれと踊るんですが、その踊り方に関係性があらわれてて。

ダンスという形で対比すると、驚くほどわかりやすいですね。

さすが上田先生。

 

この作品を観てると、本当に涼しく感じます。

ジェンヌさん達はロシアの冬物衣裳、暑いでしょうけどね。

 

劇中に、近衛兵の群舞がありますが、これがとても規律正しく美しい。

花組の黒燕尾を彷彿とさせる群舞です。

 

ショーの黒燕尾も、花組の香りがしました。

「ダンスの花組」で育ち、精進を重ねて来られたダンサー朝夏さんへの はなむけでしょうか。

 

ショーについては、改めて語りたいと思います。

明日も観劇予定なので、明日になるかもしれませんが。

 

最後になりましたが、朝夏愛人会3号様、貴重な初日チケットを手配して下さり、ありがとうございました。

 

 

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