『ケイレブ・ハント』感想の続きです。

ネタバレも含みますので「まだ知りたくない」場合は、ご注意下さい。

 

 

★カズノ・ハマー(彩風咲奈)

 

『るろうに剣心』の斎藤一役が印象的だった彩風さん。

「悪・即・斬」ソングは耳に残りやすかったですね。

 

今回のカズノ・ハマー役は、ケイレブ(早霧せいな)とジム(望海風斗)と共に探偵事務所を経営する私立探偵。

 

服装こそラフですが、作中一のクールガイではなかろうか。

 

基本無口だし、何考えてるかわかんないし。

暴漢に襲われかけても、難なくかわすし。

 

少女漫画や月9系ドラマなら、ヒロインの彼氏に収まるタイプではなかろうか。

 

そして…今更ですが……咲ちゃん、足長さんですね。

カズノの衣装だと、より長さが強調されるというか…。

 

宙組の朝夏まなとさん、花組の鳳月杏さんに匹敵する、足長さんかと。

今頃?…と言われそうですね……すみません。

 

長身でスタイル良しさんですが、デカイ印象はなく。

小顔だからでしょうか…?

 

咲ちゃんは歌が上達されたように思います。

ですが、「聴かせよう」という歌い方はしてなかったような。

 

たとえば、望海風斗さんとの掛け合いでは「合わせる」ことに徹していたな、と。

 

宝塚の歌は、独特の修飾(ビブラート等)を特にソロ歌唱で多用する人が多いです。

歌に表情をつける上で、有効ですしね。

ですが、誰かと合わせる場合は、音が割れてハーモニーを邪魔する恐れもあります。

 

咲ちゃんは、望海さんと合わせる事を最優先していました。

そして、望海さんもそういう歌い方をされてましたね。

 

音が調和すると、歌詞がクリアに聴こえます。

歌いながら、気持ちやお話を伝える「歌劇」

基本に立ち返った歌劇を魅せてもらった気がします。

 

 

★彩凪翔(ホレイショー)

 

ケイレブ(早霧)と協力関係にある刑事ホレイショー。

アロハなシャツを着こなす刑事さん。

 

ホレイショーが実は黒幕と繋がってたり、ケイレブを陥れるんじゃ…?

被害者の日記を預けてもいいの、ケイレブ?

大丈夫なの??

 

……とハラハラしてました。

正塚晴彦先生作品は気を抜けないので。

 

ホレイショーみたいに協力関係と信頼を築いてきた人が手のひらを返してきたら……手痛いよね。

 

……やりそう。

正塚先生なら、やりかねん! 

 

……と思いましたが、今回は裏読みや深読み不要でした。

 

ホレイショーは服装はチャラいんですが、対応やスタンスは誠実そのもの。

肝が据わった刑事という風情でした。

 

ルパンの石川五右衛門とか、物事に動じないキャラクターがハマりますね。

武田観柳斎もハマってました。

 

キラキラ・クールビューティの彩凪さん。

演技の振り幅を増していかれてて、今後がますます楽しみです。

 

 

……次こそは、月城かなとさんと縣千くんの感想を書きたいと思います。

おやすみなさい。

 

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