『相続人の肖像』キャスト感想です。
まずは桜木みなと君、バウ初主演おめでとうございます。

『王家に捧ぐ歌』のパステル5(まかぜ5)の中では、ずんちゃん(桜木みなと)にロックオンしてました。
ずんちゃんの軽やかでキレの良いダンス、大好きなのです。
今回のバウ公演はストレートプレイに近いので、ずんちゃんの華麗なダンスはあまり観られません。

しかしながら、桜木みなと君の新たな魅力を知りました。
まず、憂いを帯びた表情が、なんとも艶っぽい。
座り方はじめ、ちょっとした所作が男らしく、ドキッとしました。

貴族の青年というノーブルな役どころ、桜木さんにはぴったり。
育ちの良さそうな空気感が滲み出ています。

ずんちゃんは、気取らない笑顔の「隣の弟」的雰囲気もあり、どこに出しても恥ずかしくない品の良さもあり。

タイプは微妙に違いますが、花組のマイティ(水美舞斗)も人懐っこさと品格を併せ持ってますね。
「いつもニコニコしてて敷居が低く感じるけど、よく見たら美形」という点も同じ。

顔の輪郭でいくと、マイティはシュッとしてて、ずんちゃんはキュートな印象ですが。
今回のチャーリーは雰囲気がちょっと違います。
良い意味で、いつものイメージを裏切りました。

シリアスで愁いを帯びた桜木さん。
そっけない桜木さん。
お兄さんぶる桜木さん。

いつものにこやかな印象が、まるで…見当たらない。(褒めてます)

95期は本当に人材…いえ、人財の宝庫よな。
宝塚の宝箱です、95期は。

開幕挨拶アナウンスは、各組トップや珠城りょう君(私が比較できる唯一の生バウ観劇)に比べると、声がやや高めに感じました。
とはいえ、綺麗で繊細なアルトで、耳触りが良い。

そして芝居の男役としての声は、アナウンスよりトーンが低く、男前でした。
滑舌も良く、台詞が聴き取りやすく、ノーストレス。
そして、歌声。
朗々と響き、美しい。

劇中ラスト、フィナーレのデュエットダンスなどで星風まどかちゃんを優しくリードする姿が凛々しくて。
リフトも優雅に決めました。
幸せそうな、花がこぼれるような、娘さんを優しくしっかり抱きとめるデュエダン。
相手役との身体バランスが良く、相性も良いのでしょう。
お似合いのカップル感が漂っていました。

可愛いと思ってたずんちゃんが、いつのまにか「二枚目の男役・桜木みなと」として、夢の世界へ誘ってくれました。

大劇場公演以外の魅力は、毎回カーテンコールがあるところ。
最後のご挨拶では、いつものラブリーなずんちゃん♡

「今日は、初めての1日2回公演でした。(左右に並ぶ共演者を見やりながら)ねっ?」

1日2回公演をやりきったぜ!…という達成感がみなぎってました。
気分は、たからぎみなとー!…ですね♡(from 朝夏ブリドリ)


ヒロイン編につづきます。


※私信です。 まおりんさん、同じ回を観てたんですね♡ あの狭い空間で、ご一緒してたんですね。



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