5月20日水曜、凰稀かなめ様の退団後初ライブ「THE BEGINNING」大阪公演へ行ってまいりました。

書くのが遅れたのは、なんかもう凄すぎて。
圧倒されて。

もう、先に書いておきます。
書き切れません。
表現し切れそうにありません、私には。
かなめ様のお姿を見て、歌声を聴いて。
泣いたよ~、泣きました。
胸が一杯で。

かなめ様は、ファン目線に立たれ、ファンの気持ちを重視する方ですね。
それを実感しました。
かなめ様の舞台って、胸が締めつけられるんですよね…。
なんなんでしょうね。
あんなに常人離れした美しい方なのに、良い意味でとても人間臭い方なんですよね。
オーブニングから紹介しますが、あとは少々前後するかもしれません。

★Overture

ビートの効いた音楽が響き、舞台中央の巨大スクリーンに、かなめ様の映像が映し出されます。
アーティスティックな映像が流れた後、スクリーンをバックにかなめ様のシルエットが!
金髪ショートボブのウィッグに、身体にぴったり添う細身シルエットのパンツルック。
そこから、ノリノリの曲を2曲続けて歌うかなめ様。
いきなり総立ち。
スタンディングだなんて、宝塚と違うなぁ。
かなめ様の歌声は伸びやかで、宝塚時代よりハイトーン。
これが本来の音域なんですね。
パイナップルの女王、マドモアゼルPhoenixの歌声です。
伸びやかで安定した歌唱でした。

★ただいま

2曲歌い終わり、かなめ様のMC。
「こんばんはー! 久しぶりに大阪へ帰って来ましたー!」
大阪へ来た、ちゃうねん。
帰って来た、やねん。
えぇ~、めっちゃ嬉しい!
神奈川出身のかなめ様、もともと関東の人なのに。
長年いらした関西は、すでに第二の故郷なんですね。

かなめ様

「宝塚と違って、騒いでいいからね」的な事を仰って。
会場から「かなめさーん!」の声がかかる。
MCでは、客席とキャッチボールしてました。
これ、宝塚時代はほとんど見られない姿でした。
かなめさん、めっちゃフレンドリーな雰囲気で、リラックスされてました。

★大阪で重大発表

ブログで「大阪で重大発表があります」と予告してたかなめさん。
「皆さんからすれば、普通のこと。大した事じゃない」と前置き。
婚約とか結婚とか、そんなフレーズが飛び出てくるかと思いきや、
「サインを変えました」
よよよよかった~~。
…そう安堵したファンは多かったはず。
かなめちゃんマーク入りのシンプルで可愛いサインです。

★白華れみ

ボブのウィッグは、プロローグのみ。
ベリーショートのかなめ様、とてもお似合いです。
中盤で、星組時代に一緒だった89期 白華れみちゃんとトーク。
れみちゃんはソロでアンジェラアキの「手紙~拝啓15の君へ~」を熱唱。
歌唱力あるし、美人だし、新人公演やバウのヒロインを多数務めた娘役さん。
なぜトップ娘役にならなかったのか…タイミングとしか言いようがありませんね。

★宝塚コーナー

宝塚コーナーでは、かなめ様も、れみちゃんも、赤いチェックの衣装にお着替え。
「宝塚時代には叶わなかった」という ME and MY GIRL を、かなめビル&れみサリーで歌い踊ってくれました。
ミーマイは、私の初生観劇作品。
ジャッキー役の娘役さん(と思わせての男役)に心を奪われた、懐かしの作品。
奇しくも、宝塚的初恋の君も「かなめさん」でした。
…などと感慨に耽りながら、かなめビル&れみサリーを見守ってると、明るい曲調なのに、何とも言えぬ切なさが込み上げてきました。
かなめ様には、郷愁を誘う力が潜んでいるのかな。

★客席降り

ダンサー達のソロコーナーの間に、かなめ様はお着替え&移動。
二階客席に現れました。
黒豹の礼音様みたい、と思ったのは私だけではないはず。
二階席、大盛り上がり。
一階席にも来て下さいました。

★映像

かなめ様が「女子力を上げる為の指令」を出され、原宿でロリータファッションに身をやつしたり、プリクラ撮ったり。
洋服屋でのかなめ様、店員さん達より頭一個高く、ほっそい。
モデルさんです。
そういえば、ライブでも男女あわせたどのダンサーより背が高く、スタイルが良くて、脚が長い。
そう、男性ダンサーより、かなめ様の方が長身でした。
本当に常人離れしてらっしゃる。

★コント

かなめ様が付き人という設定のコント劇。
緑色ジャージに瓶底メガネ。
吉本新喜劇ノリ。
付き人コントは、超絶美形のかなめ様が演じるからこそ生きる笑いですね。
途中、一瞬だけメガネを外し、二枚目男役モードをチラリと覗かせた瞬間!きゃー♡♡でした。
こわい、こわい、まだあんな隠し弾丸もってたよ、かなめ様。
女に戻ったんじゃなかったのー?!
…と叫びたくなるほど、カッコ良かったです、今回のライブ。
最初から最後まで。
ファンの求める姿を外さない、とても優しい方だと思います。

★マイケル・ジャクソン

マイケル・ジャクソンの歌にのせたダンス・パフォーマンス。
素晴らしくかっこいい。
最初は男性ダンサーを引き連れての群舞。
のちに、男装した女性ダンサーも加わりました。
かなめ様は飛び抜けた超絶スタイルの持ち主ですが、つくづくタカラジェンヌは常人離れした集団なんだなと思いました。
ダンサーを従えたかなめ様は常に浮いてましたもの、良い意味で…ですが。

★ファンへの手紙

かなめ様は、ファンへの手紙を書いてきて下さいました。
宝塚時代は、余裕がなくて必死で、伝えられなかった感謝の気持ちを伝えたい…と。
なんだか娘から母親への手紙みたいでした。
とても素直で温かったです。

お手紙は、衣装の胸元から出されて、結構しっかりした封筒に入ってたから、客席どよどよ。
ドラえもんのポケット持ってるの、かなめ様?
取り出す時のかなめ様の表情が、いたずらっ子めいて可愛らしかったです♡
内容は素直に感謝の気持ちがしたためられてて、宝塚の怒濤の年月を超えた今、柔らかく光るかなめ様の息遣いを感じました。

★アンコール

「風になりたい」ともう一曲を、クルー全員でツアーTシャツ姿で熱唱。
明るい歌で泣かせてくれる、かなめさん。
そう、なぜか泣けてきました。
チケットを手配してくれた「かなめ様のミストレス」のおかげで、比較的前方のお席でした。
おかげで、オーブニングから、かなめ様と何度も目が合い、笑いかけて頂きまして。
アンコールでも「あらあら?」って感じで目が合いまして。
「泣くほど、俺のことが好きか」と思われただろうなぁ。
すみません、本命じゃなくて。
ですが、かなめ様は私にとってメモリアルな方には間違いありません。

最後になりましたが、「かなめ様のミストレス」様、王家前夜祭に引き続き、お世話になりました。
本当にありがとうございます。(勝手に命名、すみませぬ)


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