「私、かなめ様ファンだったの?」と己を疑うほど、かなめ様ロス状態に陥ってます。
朝夏さん就任おめでとうも言えてないよ。(誰に言うの?)
凰稀かなめ様ラストデイを振り返る、ショー編です。

かなめ様は「いつも通り」と、敢えて特別感を出さず、淡々と…とはいえ、内容のブラッシュアップは妥協せず、最終日を迎えられた事と思います。
お芝居でこそ、涙を浮かべたり、堪えたり…と感情が込み上げたご様子でしたが、ショーでは大きな起伏はお見せにならず。
それでも、「あぁ…」と、普段より感慨深く箇所はいくつかありました。

まず、怪盗カナメール。
刑事キタロールのネクタイと、カナメールのネクタイの先がくっついた!
「運命の黄色い糸だね」
とキタロールに言われ、カナメールはぶちっとネクタイを千切るように去っていく。
「なんで、そんな事するのー?!」
カナメールの背中に投げかけるキタロール、可愛い。
締めで、マドモワゼル・フェニックスかなめ姫の腰に抱きつくキタさん、抱きつかれる姫、双方ともとっても満たされて愛らしい笑顔でした。

鳥たちの圧巻の群舞から、かなめフェニックス、朝夏ストロングホーク、緒月さんが三人で踊る場面。
非常に男子な掛け声が炸裂する場面ですが、その一発目は緒月さんの「凰稀」、次いで朝夏さんの「かなめ」、それを受けて凰稀さんの「センキュー」
凰稀さんの、溜息を吐くような色っぽい「センキュー」
夢に見そうです…!(私の本命ストロングホークが隣にいるのに)

…と、ここまでは「通常より情感を込めてる感じがする」というレベル。
込み上げてる感がしたのは、デュエットダンスでしょうか。

まず、緒月さんと同期デュエット。
二人とも終始にこやかで楽しげ。
仲の良さが溢れてくるようでした。

朝夏さんとのデュエットでは、背後から肩に手をそえて押し出す形だったのが、左手は肩へ、右手は背中に添えて、押し出すように。
より力強く、情感がこもっていました。
かなめ様も微笑んでおられました。

…そして、実咲凛音さんとのデュエットダンス。
この時から、かなめ様の表情に変化がありました。
男役2名とは笑顔で楽しげだったのが、凛音さんを見るなり、切なげな表情に変わりました。
踊りながら、ずっと凛音さんをみつめ、最後のキスは本当にくちづけてるんじゃ?…と思えるほど情熱的。
万感の想いを込めた、トップ娘役とのデュエットダンスでした。

芝居の時も、ショーでも、かなめ様が最も感情の揺れを出されたのが、凛音さんと二人の場面だった事が、私には大きな衝撃であり、感動でした。
かなめ様にとって、凛音さんは「たまたま相手役になった下級生」くらいの位置づけかと思っていました…が。
実はものすごく深い思い入れがあったのでは…と、改めて感じました。

宙組本のインタビューでも、実咲さんへの想いを語られていましたが、それはビジネスパートナーの域を出ない範囲でのパートナー愛だと受けとめていました。
でも実際は、さらに深い絆を育まれていたのかな…と。

かなめ様って、見た目は日本人離れしてらっしゃるのに、中身は日本男児ですね。
情が深いのに、照れ屋さんで、気持ちをうまく伝えられない。
不器用で温かい方なんだな…と感じました。

話がかなめ様から逸れますが、退団者の風羽怜亜さんが緒月さんと銀橋を渡りながら歌うシーン。
宝塚では、緒月さんだけだったのが、風羽さんにもスポットが当たり、ネット上でも大勢の方々が喜びのコメントを寄せてますね。
私も心が温まりました。
退団者…長く組を支えた方には特に、最後にスポットを当てる配慮は、ご本人にもファンにも沁みますよね…。

それでは、さよならショー編へ続きます…。
まだ終わらんのか…。(すみませ…)




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