脳内麻薬リリホルンのおかげで、明日海さん状態(=ほわほわ)続行中。
連休明けという事もあり、仕事は常にも増して問合せも多かったけど、適当なこと言わなかっただろうな、私?(←ちょっと!)

…というのは冗談で、ON/OFFスイッチ切替派です。
休憩時間はもちろん、トイレに立ったりしたら、一気に脳内麻薬が広がりますが。

宙組の観劇感想、芝居とショーに分けて書こうと思ってましたが…朝夏さんの事ばかりが浮かんで、まったく腰が落ち着きません。
体系的な感想は、凰稀さんファンの方々にお任せして、私は「朝夏まなとの見どころ」を重点的に書き連ねようと思います。

お芝居では、まぁ君、一瞬出てきて命令されて、「はっ!」と一礼して立ち去るパターンが多くて。
緒月さんの方が出番も多く、重要な役ですね…はい。
でも、よかです。
近衛士官長って、オスカル様とも通じる素敵さを感じるし…(うっとり)

…というわけで、改めて『白夜の誓い~グスタフ三世、誇り高き王の誓い~』より、リリホルン朝夏のみどころ解説です。

ビジュアルは、長めの金髪をリボンでまとめた、甘めノーブルなお姿。
朝夏さん、貴公子が似合います。
しかも、軍服! 
近衛士官なので、色合い的にも他の兵士より少々華やか。
このビジュアルで、鼻の毛細血管が切れそうになります。(=鼻血モノと言いたい)

クランツ大臣(寿つかさ組長)や、グスタフ凰稀陛下に呼び出されては、何かしら言いつけられる。
黙って命令を拝聴して、「はっ!」と敬礼して去る。
それの繰り返し。
でも、そんな寡黙なあなたが好き♡

終盤近く、グスタフは、かつて愛したイザベル(エグモント伯爵夫人)が、フランス革命の嵐に巻き込まれたと知ります。
彼女の救出を、リリホルンに託すグスタフ。

その命を受ける際、リリホルンは膝まづいているわけですが。
この膝まづき方が、なんとも優雅。
膝の折れ方は90度ではなく、110度くらいの緩やかさ。
流れるような膝まづき方。

これ、体幹がしっかり鍛えられてないと、ぐらつきます。
そして、相応の長さがないと、恰好がつかないポーズです。
「体幹が強い足長さん」ならではの態勢かと。

朝夏さんはサラッと膝まづき、命令を受けるや、スッと立ち上がります。
その一連の動きに、リリホルンの思いが込められています。
グスタフに寄せられた信頼に応えたくて堪らない、熱い気持ちがほとばしるよう。

この前段階で、リリホルンはスパイの罪を告白し、自殺を図ったところをグスタフに止められ、赦されたので、陛下LOVE MAX状態。

陛下のお役に立ちたい!
陛下のお気持ちに応えたい!

そんなリリホルンの気持ちが、ビンビン伝わってきます。
科白そのものは短く、ほとんど無いに等しいのに、リリホルンの動きや空気感から伝わってくるんですよね。

凰稀さんも、朝夏さんも、お芝居がとても自然で、その人物になりきってます。
脚本が多少粗悪でも、登場人物そのものの持ち味はよく出ていて、魅力的なんですよね。

緒月さん、寿つかささん、山賊を演じた若手さん達、皆さんそれぞれ人物の味や匂いやクセを出してたと思います。
役者陣のレベルは高かっただけに、脚本が残念でした。

グスタフ陛下の戴冠式や、ラスト近くのオペラ座舞踏会では、来客に混じり、後方で待機するリリホルン。
いやん、なんて高貴な壁の花♡
まるで大輪のバラのようです♡

陛下が入場され、他の方々がお辞儀をする中、リリホルンだけは敬礼したまま、頭は下げず。
リリホルンの視線は、グスタフ陛下をロックオン。
陛下から、目を離しません。
頭を下げたら、その瞬間、曲者が現れるかも。
リリホルン、常にまっすぐ陛下をみつめます。
その熱いまなざし、キルヒアイス(銀英伝)やアンドレ(ベルばら)に通じますね…(脱線警戒予報発令)

舞踏会が始まっても、リリホルンは誰かと踊ったりしません。
基本は常に陛下をみつめて…じゃなくて、見守っています。
ただ、大臣と申し渡しをしたり、エグモント伯爵夫人にご挨拶はいたします。
伯爵夫人は、グスタフ陛下から直々に頼まれた大切な方ですしね。

以上は、細々とした「見どころ」ですが、「よっ!リリホルン!日本一!」と声をかけたくなる「見せ場」もあります。
スウェーデンの話だけどね。

…と、自分で突っ込んでおきます。
リリホルン朝夏の見せ場編は、次回に続きます。
どんだけ語りたいの、朝夏さんを…。

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