甲南女子大学主催・宝塚歌劇講座最終回。
宝塚OG・鳳蘭さんのトーク、続きです。
鳳さんが宝塚歌劇を知らないまま、音楽学校に入学された事は前回述べたとおり。
他の生徒さん達は、ピアノでショパンを弾く人、バレエが上手な人、踊りの名取などがいたそう。
鳳さんは「スターになるのは、ああいう人。私には無理」とはなから諦めていたそうです。
ですが、音楽学校で始めて習ったタップダンスやバトントワリングは、鳳さんが一番の成績。
同じスタートラインから始めたものは、トップだったんですね。
そして、音楽学校を卒業した鳳さん。
宝塚に劇作家・菊田一夫さんがいらした時(作品に関わられたそう)、まだ下級生だった鳳さんを「あの子が次代の宝塚を背負う」と予言。
それを聞きつけた寿美花代さんらが、鳳さんを見に来て、引き立ててくれたそうです。
それだけではなく、様々な運や巡りあわせが重なり、成績ビリで卒業した鳳さんは、次々と抜擢を受け、トップへと登りつめていかれました。
なんと24歳でトップ就任。
13年間の長きに渡り、トップを張り、惜しまれて退団されました。
退団を申し出たとき、劇団経営陣から「うっそだろ~?」と本気にされなかったそうです。
申し出てから退団まで、2年かかったとの由。
それくらい、鳳蘭の存在は大きかったんですね。
鳳さんの男役時代を、残念ながら私は存知上げませんが、鳳さんは「人妻キラー」でいらしたそうです。
さらに、新宿でオカマに「抱いて~!」と言われたそうです。
ときに、『風と共に去りぬ』でレット・バトラーを演じてらした頃。
鳳さんのレット・バトラー…素敵でしょうね。
轟悠さんのレット・バトラーと張りそう。
「今はトップになるのが遅いし、2~3年?で交替よね…」
現在の宝塚の状況に、隔世の感を抱いておられました。
言葉少ない感想でしたが、後輩たちへの慮りが伝わってきました。
また、「男役は、男性に甘えるのが苦手」とも。
多感な少女期から、男になり切ることを目標に頑張ってきたら、逆に自分が女性側に立った途端、戸惑いを覚えたそう。
天海さんも、そんなことある?…みたいですよ。
グータンヌーボやホンマでっかTVで「男性に甘えられない」と仰ってました。
退団後も舞台活動を続け、紫綬褒章を受章されるほどの功績を残された鳳さん。
それほどの成功者でも、「宝塚時代が、人生のピークだった」と仰ってました。
お話のあとは、歌。
3曲歌って下さいましたが、3曲目を歌われる前に、
「あなたにとって大切な人、大好きな人、愛している人を思い浮かべながら聴いて下さい」
…と、『愛の讃歌』を歌って下さいました。
深みのあるアルト、とてもとても素敵でした…!
私は明日海さんを思い浮かべつつ、聴き入っておりました。
「明日でエリザベート千秋楽、あと少し、無事に走り続けられますように…」と祈りながら。
鳳蘭さんは「私と関わった人には全員、幸せになってほしい」と常に願っておられるそうです。
会場は約2000人規模のホール。
大学なので、講堂と銘打たれていますが、パイプオルガンもある、シンフォニーホールやサントリーホールもかくや?…という音楽ホールです。
二階席まで満杯の会場を、笑顔に染めて下さいました。
アンコールの拍手に応え、再度お姿を現して下さった鳳さん。
最後は皆で『すみれの花咲く頃』を大合唱。
鳳さんにつられ、男役発声で歌わせていただきました。(わはは)
幸せな時間を、ありがとうございました。
鳳蘭さまに出会えて、私は幸せです。
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宝塚OG・鳳蘭さんのトーク、続きです。
鳳さんが宝塚歌劇を知らないまま、音楽学校に入学された事は前回述べたとおり。
他の生徒さん達は、ピアノでショパンを弾く人、バレエが上手な人、踊りの名取などがいたそう。
鳳さんは「スターになるのは、ああいう人。私には無理」とはなから諦めていたそうです。
ですが、音楽学校で始めて習ったタップダンスやバトントワリングは、鳳さんが一番の成績。
同じスタートラインから始めたものは、トップだったんですね。
そして、音楽学校を卒業した鳳さん。
宝塚に劇作家・菊田一夫さんがいらした時(作品に関わられたそう)、まだ下級生だった鳳さんを「あの子が次代の宝塚を背負う」と予言。
それを聞きつけた寿美花代さんらが、鳳さんを見に来て、引き立ててくれたそうです。
それだけではなく、様々な運や巡りあわせが重なり、成績ビリで卒業した鳳さんは、次々と抜擢を受け、トップへと登りつめていかれました。
なんと24歳でトップ就任。
13年間の長きに渡り、トップを張り、惜しまれて退団されました。
退団を申し出たとき、劇団経営陣から「うっそだろ~?」と本気にされなかったそうです。
申し出てから退団まで、2年かかったとの由。
それくらい、鳳蘭の存在は大きかったんですね。
鳳さんの男役時代を、残念ながら私は存知上げませんが、鳳さんは「人妻キラー」でいらしたそうです。
さらに、新宿でオカマに「抱いて~!」と言われたそうです。
ときに、『風と共に去りぬ』でレット・バトラーを演じてらした頃。
鳳さんのレット・バトラー…素敵でしょうね。
轟悠さんのレット・バトラーと張りそう。
「今はトップになるのが遅いし、2~3年?で交替よね…」
現在の宝塚の状況に、隔世の感を抱いておられました。
言葉少ない感想でしたが、後輩たちへの慮りが伝わってきました。
また、「男役は、男性に甘えるのが苦手」とも。
多感な少女期から、男になり切ることを目標に頑張ってきたら、逆に自分が女性側に立った途端、戸惑いを覚えたそう。
天海さんも、そんなことある?…みたいですよ。
グータンヌーボやホンマでっかTVで「男性に甘えられない」と仰ってました。
退団後も舞台活動を続け、紫綬褒章を受章されるほどの功績を残された鳳さん。
それほどの成功者でも、「宝塚時代が、人生のピークだった」と仰ってました。
お話のあとは、歌。
3曲歌って下さいましたが、3曲目を歌われる前に、
「あなたにとって大切な人、大好きな人、愛している人を思い浮かべながら聴いて下さい」
…と、『愛の讃歌』を歌って下さいました。
深みのあるアルト、とてもとても素敵でした…!
私は明日海さんを思い浮かべつつ、聴き入っておりました。
「明日でエリザベート千秋楽、あと少し、無事に走り続けられますように…」と祈りながら。
鳳蘭さんは「私と関わった人には全員、幸せになってほしい」と常に願っておられるそうです。
会場は約2000人規模のホール。
大学なので、講堂と銘打たれていますが、パイプオルガンもある、シンフォニーホールやサントリーホールもかくや?…という音楽ホールです。
二階席まで満杯の会場を、笑顔に染めて下さいました。
アンコールの拍手に応え、再度お姿を現して下さった鳳さん。
最後は皆で『すみれの花咲く頃』を大合唱。
鳳さんにつられ、男役発声で歌わせていただきました。(わはは)
幸せな時間を、ありがとうございました。
鳳蘭さまに出会えて、私は幸せです。
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