神戸の甲南女子大学は、八年前から学生向けに宝塚歌劇講座を通年で開講しています。
それが今年、宝塚100周年と甲南女子大開学50周年で、市民公開講座を開講。
10月25日(土)~11月15日(土)まで毎週一回、全四回(無料)

甲南女子学園そのものの開学は、優に百年を超えます。
中等部・高等部もあり、その卒業生・藤咲えりさんは、元宙組 娘役。
妹の雪組 男役・久城あすさんも、甲南女子のご出身。

藤咲さんは160㎝との事ですが、スラリとしたお姿は、もっと長身に見えました。
白磁のようなお肌に、上品な佇まい。
長めの髪を結い上げ、クリーム色に黒いアールヌーヴォー調のラインが入った膝丈ワンピース。

甲南女子大の准教授と、大阪大学の研究者に挟まれてのトークでしたが、藤咲さんのお話はとっても聴きやすい。
声がよく通り、滑舌もしっかり。
落ち着いたテンションで、早過ぎず、遅過ぎないテンポ。
耳に心地良い声と、話し方。
さすが新公ヒロインも務めあげた若手ホープ!、さすが舞台人!…と感服いたしました。

幼い頃から宝塚時代まで、色々なお写真を公開して下さいました。
小学校も制服なので、同じ服装の多勢の同級生と写っていても、サラッと見てわかるほど、綺麗なお子さんでした。

藤咲さんは中学二年の時、お祖母様に連れられて初めて宝塚を観劇。(雪組 和物)
一発で魅せられ、宝塚受験を決意したのだとか。
それからバレエを始め、中三から受験にトライ。
四度目の高校三年の時、合格されたとか。
悲壮感はなく、毎年楽しみながら受験に臨まれていたそうです。

『仮面のロマネスク』でトゥールベル夫人に抜擢されたことを機に、退団を決意されたとか。
トゥールベル夫人は、藤咲さんが最も演じたかった役だそうです。
「ちょうど研7という節目の年で、娘役にコダワリがあった事もあり、女役ではなく娘役として卒業したかった」

「歌が好きなので、そういった活動を中心に、色々トライしていきたい」と藤咲さん。
今後さらなるご活躍を祈念しています。

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