さきほど、1つ前のブログ
に書きましたが、その前昼間、彩の国さいたま芸術劇場にて、吉田綱太郎第2代芸術監督主演演出の「シェークスピアシリーズ第33弾 アテネのタイモン」を観に行きました、1人で。
4年程前、いつも一緒に行っていた友人を突然孤独死で失ってから、全く観に行っていなかったのですが、亡蜷川幸雄の後を引き継いた綱太郎さんが、どんな演出してくれるのか、矢も立ても堪らず、チケットを取ってしまいました。
以前は芸術劇場の会員のプレオーダーを使って観に行っていたので、ほぼ前5列目まで。悪くても10列目までの席で観ていたのですが、今回「やっぱり行きたい」と先月になって急にチケットを取ったので1階席の一番後ろ。
観づらいかと思ったところ、舞台からの勾配が後ろの席は急なためか、前の人の頭に邪魔されず、意外なくらい快適。舞台全体が見える位置というのもなかなかいいなと思った次第。
後ろは出口が近いため、休憩時間にトイレ行ってほぼ並ばすに済むという利点も知った。
ただし、演者の表情が視力の関係で見えにくいのでオペラグラス持参。これも正解。
これからは、プレオーダー使わず、間際の予定に合わせて急にチケット取るのもアリだなと思いました。
暇人だった昔と違って、4~5ヶ月前のスケジュールを押さえるのがきついですから。
さてさて。
綱太郎さん、やっぱりすごい舞台俳優だと改めて驚嘆。テレビで売れる前から17年?に渡って観てきましたが、演出との二足の草鞋にも関わらず、切れ味バツグン。
本当に惚れ惚れする。
(あくまで俳優として。男性としては全く好みではないのです…。)
藤原達也さんとの掛け合いも2人の俳優のキレッキレの演技は堪りません。
この人の舞台は何年観ても、何度観てもいい!
しかも、蜷川さんと違う華やぎのある演出。
俳優陣が前に出てくる演出なので、見やすい、わかりやすい。お客さんに楽しんでもらう感覚から来ているものかもしれない。
ただし、陰影と奥行きを使う演出面は、蜷川さんの方が圧感です。がしかし、2代目初演出ですから、きっともっと上手くなるでしょう。今後がメチャクチャ楽しみです。
シェークスピア劇としては、蜷川さん凡庸な作品ばかりを残して逝っちゃったので、これは鋼太郎さんのせいじゃないと思うので、あまり触れずにおきます。
本当に楽しかった。また行きます!
舞台大好き紫玉は、これからも観に行って書の芸術性を高めるために役立てたいと思っています。
もし芸術劇場でご一緒したい方がいれば、お声掛けください。一緒に会員価挌でチケット取れますから!