今日の一文字「負」
音:フ、ブ、訓:おう、まける
私は子どものゲームの相手をするのが苦手。
今日はマンカラの相手を務めたのだけど、最初から心の中では溜息…。
ゲームそのものが苦手というより、ズルをしてでも何がなんでも自分が勝とうとする子の相手をすることが苦手なのだ。
今日の子は、その思いがひじょうに強いタイプの子だった。
「なんでそこまでして勝とうとするんだよーーー!それズルじゃん!!」と心の声。
あまりひどいと言ってしまう。
「それズル。勝っていないよ…。負けているじゃない。」
でもふと思う。
この手の場面を苦手として、毎度溜息が出そうになる自分は、何をしてでも、悪辣非道に打って出ても勝ちたい負けず嫌いの深層心理を抱えているのではないかと。
それを目の前で平然とやってのける子に対して、羨ましい思いを持っていて、それをできない自分、いや、やらず規範ありげに大人の顔をして見せているだけなのではないかと。
もう負けず嫌いの感情を認めた方が良いのだろう。
そこまでして自分を優位に置きたがる自分のゲスな部分とともに。