今日は滅多に書かない学童でのお話。
今日の外遊びの時間、ある7歳の男児に思いっきりゲンコで頬を殴られました。
直接の原因は、私がその子のブランコの乗り方について繰り返し注意をしたため。
ここでのルールは、立ち乗り・腹這い乗りは禁止です。
守らないで乗ろうとするその子に厳しく注意を与えていました。
指導員は、ルール破りには毅然とした態度で指導することを求められます。
ここ最近、指導員を舐めて顔色を伺いながら、ルール破りをし続けるその子に
憂慮していました。
大人の社会の序列を感覚的に感じ取って、
下の立場の指導員を舐めているのが感じられました。
このままでは彼はそれを当たり前にしてしまう。
ルールはルール。上も下もない。
これまでは、特別な支援を必要とするその子を
“このくらいはしょうがない”と、無意識に
許してしまっていたのかもしれないと思い始めていました。
これでいいのか?
このままでいいのか?
どうすべきなのか?
いくら言うことを聞いてもらえるからと、上の立場の諸先輩方の
指導に委ねてばかりでは、何も変わらないことを痛感していました。
毎日思いあぐねつつも、どこかでチャンスを伺っていました。
殴られたその時がチャンスに感じられました。
叱るではなく、敢えて怒り飛ばしました。
危険行為、暴力行為には断固向き合う。
叱って聞かないなら怒るしかない。
やっていけない行為はやってはいけないと、
断固として知らせるために。
いつもと違う私の様子に、呆然としてシュンとしている彼の姿に
気づきながら無視して続けました。
あとになって、先輩指導員の方に促されて私に謝ってきた彼には、
「わかった。もういいよ。明日会おうね。(帰り際だったため)」と
笑顔で応じ手を握りしめました。
果たしてこれで良かったのか、まだわかりません。
頬にはまだ違和感が残ります。
何と無くズキっとする思いもあります。
明日は思いっきりの笑顔で、彼を迎え入れたいと思っています。