地震情報(震源・震度に関する情報)
平成22年2月27日5時37分 気象庁発表
きょう27日05時31分ころ地震がありました。震源地は、沖縄本島近海(北緯26.3度、東経128.2度、那覇の東50km付近)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は6.9と推定されます。
[震度3以上が観測された地域]
震度5弱 沖縄県本島中南部
震度4 鹿児島県奄美南部 沖縄県本島北部 沖縄県大東島
震度3 鹿児島県奄美北部 沖縄県久米島
[震度4以上が観測された市町村]
震度5弱 糸満市
震度4 与論町 名護市 国頭村 東村 今帰仁村 本部町 恩納村
那覇市 宜野湾市 浦添市 読谷村 北谷町 北中城村
中城村 西原町 豊見城市 与那原町 南風原町 座間味村
うるま市 南城市 北大東村
津波警報等(警報あるいは注意報)を発表中です。
この地震について、緊急地震速報を発表しています。
情報第1号
女性2人が軽傷 水道管破裂や倒木も
2月27日11時27分配信 毎日新聞
27日午前5時31分ごろ、沖縄本島近海を震源とする地震があり、沖縄県糸満市で震度5弱を観測した。沖縄県防災危機管理課によると、この地震のため那覇市の民家で就寝中の女性(74)がベッドから転落、腰を打ち軽いけが。浦添市の女性(66)も自宅で転倒し、右肩に軽傷を負った。午前9時現在で、那覇市やうるま市などを中心に、水道管破裂や建物のひび割れ、倒木などの被害が75件報告されている。
99年ぶり
2月27日11時22分配信 読売新聞
沖縄本島近海で27日早朝に発生した地震。気象庁によると、沖縄本島で震度5以上を観測したのは、1911年6月以来99年ぶりで、地震発生2分後の同日午前5時33分には、沖縄本島に津波警報も出された。
津波警報は、高さ1メートル以上の津波が起きる可能性がある場合に発表される。27日は、周辺海域の満潮時刻が午前6時頃~午前6時50分頃で、津波の到達予想時刻の直後だったことから、同庁は最大で高さ2メートルの津波のおそれがあるとして警戒を呼びかけたが、実際には、沖縄県南城市で約10センチの押し波が、南大東島で数センチの引き波が観測されるにとどまった。
27日朝に記者会見した同庁の関田康雄・地震津波監視課長は「今回の地震の発生したメカニズムが比較的、津波が起きにくい横ずれ断層型の地震だったためとみられる」と説明。同庁は同日午前6時半に沖縄本島の警報を注意報に切り替え、午前7時に津波注意報をすべて解除した。
一方、同庁は地震の発生とほぼ同時に「緊急地震速報」を発表。震度5弱の最大震度を観測した糸満市では大きな揺れを感じるまで3秒程度の時間差があった。
10センチの津波
震度5弱を観測した地震の震源地 27日午前5時31分ごろ、沖縄本島近海を震源とする地震があり、沖縄県糸満市で震度5弱を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.9と推定される。沖縄本島で震度5以上が観測されたのは99年ぶり。
気象庁は一時、沖縄本島に津波警報、鹿児島県の奄美諸島とトカラ列島などに津波注意報を発令。同6時前後に沖縄県南城市で10センチ程度、同県・南大東島で10センチ未満の津波が観測された。
気象庁によると、地震を引き起こした断層は、津波が発生しやすい縦ずれ型ではなく、北東-南西方向を境界とする横ずれ型。同庁は地震の検知から4.1秒後に緊急地震速報を出し、糸満市では大きな揺れが来るまでに3秒の余裕があった。
気象庁の関田康雄・地震津波監視課長は記者会見で、「震源付近は大きな地震が頻発する地域ではないが、念のため28日朝ごろまでは余震に注意が必要だ」と説明した。
主な各地の震度は次の通り。
震度4=那覇市、名護市、宜野湾市、浦添市、豊見城市、うるま市、南城市、本部町、北谷町、西原町、与那原町、南風原町、国頭村、東村、今帰仁村、恩納村、読谷村、北中城村、中城村、座間味村、北大東村、鹿児島県与論町
震度3=沖縄県金武町、嘉手納町、久米島町、宜野座村、伊江村、粟国村、伊平屋村、伊是名村、渡名喜村、南大東村、鹿児島県奄美市、瀬戸内町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町
【福永方人】
毎日新聞 2010年2月27日 6時48分(最終更新 2月27日 11時58分)
境界深部の蛇紋岩が抑制か
2月27日12時16分配信 毎日新聞
27日午前5時31分ごろ、沖縄本島近海を震源とする地震があり、沖縄県糸満市で震度5弱を観測した。今回の震源がある沖縄諸島の東側付近は、ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込む境界があり、地震の発生自体は少なくない地域だ。しかし、今回と同程度の規模の地震は1923年(M6.8)以来、沖縄本島で震度5以上は1911年(M8.0)以来と、これまで大きな地震は少なかった。
広島大などの研究チームは昨年、境界深部に軟らかい蛇紋岩が存在することでひずみが蓄積しにくく、プレート境界型の巨大地震の発生を抑制している可能性があるとの論文を英科学誌ネイチャーに発表した。また、東京大地震研究所の大木聖子助教(地震学)は「(広い海域の中で)観測点が沖縄諸島の狭い地域に限られるため、たまたま震度5以上が観測されなかったのかもしれない」と話している。【石塚孝志】