【2010/11/23 静岡新聞】
川勝平太知事は官邸で開かれた22日の全国知事会議で、東海、東南海、南海の3地震が連動して発生した場合の被害想定や地震対策大綱の策定を急ぐよう菅直人首相に迫った。首相は「検討したい」と述べ、一定の理解を示した。
知事は、まだ具体的な防災計画がない3連動地震について「早急に被害想定や対策大綱を立てる必要がある」と強調。今年の「防災の日」の訓練で政府が3連動地震を想定し、東海地震の単独発生を念頭に置いた県との間で“ねじれ”が生じたことから、今後、両者間の調整を図る上でも欠かせないとした。
現在、残高が538億円の被災者生活再建基金についても「3連動地震が起きたら到底足らない」と指摘し、制度の在り方を見直すよう訴えた。
内閣府は2011年度予算の概算要求に、大綱の策定などにかかわる費用として1億5千万円を盛り込んでいる。首相の答弁は一言で終わったが、知事は会議後、「表情に前向きな気持ちが表れていた。(防災の日の訓練で)本県にも来ているし、腹には入ったと思う」と評価した。





