「倉田悠吾様からあずかっていました。本を送らせていただきます。よろしくお願いします。」
平成20年12月1日、浜松市舞阪の足立文昭さんからFAXが届いた。続いて20冊の本。
これより前に私は舞阪を訪れていた。その際、足立さんに連れられて倉田さんのご自宅も訪問。
そのときに岡村昭彦がお二人に「西遠流域下水道 終末処理場に反対する“漁民”のための教材」として多くの本を渡していたことを知った。
「足立文昭さん」「西遠流域下水道 終末処理場に反対する“漁民”のための教材」とある。岡村昭彦はこのようなシールを貼り、本を贈った。
なかには上野英信が足立さんに贈った本も。「一九七二年三月二九日 水俣より帰来の日」とある。
1978年49歳の岡村は、<西部衛生工場(し尿処理場)と西遠流域下水道(終末処理場)の建設に反対して、舞阪の漁民らとともに浜名湖内外の汚染を防ぐために「反公害」闘争を推進し、これに「海の幸を守る会」などが協力した(前年から引きつづき)>(AKIHIKOの会ホームページ「年譜」より)
岡村昭彦が倉田悠吾さんに渡した「教材」は具体的にはどのような本であったか―
そのリストは次回紹介する。
(比留間洋一)

