サイトをリニューアルするときの7つの心得【その2】 | ノマド社長の横断日誌

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こんにちは、gpmの佐々木です。

遅くなりましたが、前回のつづきです。

英文の良記事があったので翻訳してみました。その上でインラインでコメント(青字で)していこうかなと思っています。

『サイトをリニューアルするときの7つの心得』
"7 Factors to Consider When Redesigning Your Website"

http://mashable.com/2011/09/02/website-redesign-factors/

前回は3まで行きましたので、今日は4から最後まで。


4. サイトはどのように使用されているか

前述した3.と同じ線にそって考えるべきことですが、忘れてはいけないのは「ユーザがどのように現状のサイトと対話=コミュニケーションしているかを見ること」ですね。これは現在のサイトでのキラーコンテンツと問題のある領域を特定するのに役立ちます。

まず例えば入り口と出口ページ、セールスのコンバージョン、検索エンジンのキーワードなどについては、トラフィックの統計情報やサイトの分析をしっかりと行っていきます。これはどういう効果があるかというと、「ビジターがどのようにサイトを見つけるか」、また「一旦サイトに着くと彼らが何を行うか」を理解するのを助けてくれるわけです。

そしてそれらの統計をしっかりと分析しながら、他にも画面解像度やブラウザの使用方法などの詳細を見てみましょう。これは、開発者目線で言うとサイトがどのようなブラウザやデバイスでアクセスがあるかや、現状の画面解像度や仕様がそのアクセスに適合しているか、例えば別のサイトのモバイル版が必要とされているかもしれませんね。そして必要な技術は何か、どんな仕様が最適なのかを判断するのに役立ちます。

>これもアナライズから導くべき重要な要素ですね。このアメブロでもアクセス解析ができますが、上記の情報は解析されて出てきますよね。それをどのようにリニューアルに活用するかがポイントなわけです。このコンテンツページはすごくアクセスがあるし滞留時間も長い、こっちのコンテンツはほとんど見向きもされていないなどがわかると。さあ、どう組み替えていこうか。というのがリニューアル行動のソースになるわけです。

またどのブラウザからどのくらいアクセスがあるのかも重要ですね。例えばモバイルからのアクセスが30%を占めているのであれば、さらにスマホとガラケーで見やすいモバイル版も用意しなきゃなとわかるわけですね。逆にPCブラウザからは95%以上リッチブラウザが多い、ということがわかれば動的な処理もできるHTML5+CSS+Javascriptを実装した魅力あるコンテンツでより滞留時間を長くしてアクセス数増加にもつなげよう!とか戦略立案できます。



5. ブランドや企業イメージに変更があった場合

ブランドや企業イメージの変更がある場合、例えばそのアップデートが単に視覚的な場合でも、これらの変更は、サイトにしっかりと反映させる必要があります。ロゴを最新の状態にし、企業イメージや理念と現状のサイトがズレている場合は全面的にカラーのオーバーホールを検討してください。

ウェブサイトではしばしば、見込客や興味を持った人々が最初にチェックする媒体でもあるため、第一印象を決めるわけです。いわば顔です。その印象からビジネスに発展したりすることもあるわけです。ですからそれは常に成長しなければなりませんし、視覚的なものだけ変更になっているだけだからと放置しておくのではなく、まず最初にビジュアル面をリニューアルし、残りのブランド・アイデンティティの部分などをイメージとともに成熟させていくことが重要です。

>企業活動において最大のタブーは「停滞」です。大手企業でも2年か3年に1度は企業ブランドイメージの変更を行います。ロゴ周り、タグライン、ステートメントなどを変えていきます。それは飽きたとかではなく、中期計画等に基づいてブランディングの見直しを図るわけです。

私はなんとなくブランドイメージ変更があったら、サイトにはまとめてドカっとリニュかけるのかと思っていましたが、先にカラーマネージメント部分だけでも手をつけろというのは「なるほど」と思いました。よく考えたらすでに出来上がってて運用して動いているHPを全部一挙にドカっと変更する方がリスク高いですよね。まずカラーイメージの変更だけでも行って、それから徐々に新たなブランドイメージにそった改訂を進めていく方が有効というわけですね。


(例)三菱東京UFJ銀行のHP
以下のアドレスに行くと、最初に出てくるビジュアルがリニューアルされたデザインです。そこから左横にある水色の「BizStation」と書いてあるバナーをクリックしてみてください。するとまだデザイン変更されていない以前のごちゃっとしたデザインのページに行きます。つまりアクセスの多いメインページだけ先にビジュアル変更したという例です。

http://www.bk.mufg.jp/houjin/index.html


6. いつ、どのようにデザイン変更HPをローンチすべきか

デザイン変更/リニューアルが済んだサイトをどのタイミングでローンチするかというのは、とても重要です。なぜなら当然トラフィックにとても大きな影響を与えますし、新しいサイトや製品についてのホットな話題を生成することができるからです。

例えば、シンプルにリニューアルされたものをゆっくりとロールアウトして‥‥時間もゆっくりとかけて‥‥そして未発表にしておくというやり方もあるでしょう。この控えめなロールアウトをすると、当然大きな反響を得られませんが、それでもユーザーを混乱させることなくサイトのパフォーマンスを向上させるという目標を達成するでしょう。

一方、強力なのは、休日のまわりや、運営方法における大きな変化をプレスリリースしたとき、あるいは大きなプロモーションの開始時にローンチというやり方です。この方法で行く場合は、より多くの関心を生じさせることができるのはどのタイミングなのかをトラフィック描画・シミュレーションし、見極めてしかけていきましょう。

>これは結構難しい問題です。新規HPじゃなくて、リニューアルなわけですから、現状のそのサイトを気に入って滞留しているファンがたくさんいる可能性もあるわけです。いきなりドッカーンと全面リニューアルってなったらユーザーをびっくりさせて逆にマイナスに働く場合もあります。しかしビジネス的には話題になって注目を集めた方がよいに決まっている。

というわけで、既存顧客を大切にした方がよいものは、サイト内でのコミュニケーションが醸成されているようなものやコミュニティ感の強いものであると言えるので、ユーザーに優しくを第一にローンチを行うべき。逆に新規顧客獲得を第一に考えるべきサイトの場合は、一番インパクトのあるタイミングでのローンチがいいのではないかと思います。



7. どのように移行を円滑に進めればよいか

大部分の人々は、当然変化することには少々おびえてしまうものです。たくさんのリピートトラフィックを得ているサイトであったならば、形状や機能における突然の急激な変化はユーザーに不快感を与えかねません。さらに、急激な変化が検索エンジンのランキングにダメージを与え、突然長年にわたって収集してきたすべてのバックリンクを破壊してしまう可能性があるような抜本的な転換は誰も望まないですね。

特にリニューアルにおいてはサイトの不可欠な要素、つまり既存のサイトの基本的な部分に対応する箇所(例えば主要なナビゲーションとヘッダ等)と類似した作りにしておくように努めるべきです。通常リニューアルというのは、「劇的な置き換え」ではなく、現状の既存のサイトの「進化」であるように努めなければなりません。しかしどうしても変化が劇的なものになってしまう場合、しっかりとそれが明らかであることを確かめて、お客様やユーザーにリニューアルを議論するためのブログを立てて投稿したり、ニュース発表を行うなどしてきめ細やかな対応を行う必要があるでしょう。

同様に、リニューアルすることを検索ロボットにとっても簡単に把握できるようにしたいわけですね。つまり移動したコンテンツは、301リダイレクトを経由して転送する必要があります。例えばエラーページを有効に活用して、正しいヘッダー情報およびメタデータを送信する必要があります。当然検索ロボットのためだけではなく、人間の訪問者のためにそれらのエラーページには可能な限り有用な情報、つまりユーザーがアクセスしようとしていた内容に関連していることをしっかりと伝えることを心がけましょう。

>これも非常に大切なことですね。私も受注したHPリニューアル案件で一番気を使うのは、ランキングの下降とユーザーへの配慮です。結構サイトリニューアルしました!とか言って、以前のサイトと抜本的に変わっちゃっているようなものを見かけますが、ナンセンスです。

そういうリニューアルを見ると、いったいどういう古い論理で動いている会社なんだろうと思ってなりません。コトラーのマーケティング論を引っ張りだすまでもないですけど、マーケティング1.0=製品中心主義的なわけですね。いいものを作った!はい、ローンチ!って。いいものを作ったら売れるみたいなプロダクト中心主義的な一方通行なリニューアルが、いまのネットユーザーに伝わるわけがない。

最低でも消費者中心の考え方でリニューアルしてもらいたいものです。さらにユーザーと一緒に価値を創造していくような<共有>的なリニューアルがこれからは求められていくのかも知れませんね。



さて、1~7まで英文記事の翻訳文とコメントで構成してきた本稿ですが、いかがだったでしょうか。サイトのリニューアルという点ではとても有効な考え方やポイントが載っていた良い記事だったと思います。

サイトをリニューアルする側も、逆にリニューアルされたサイトに訪問するユーザー(消費者)としても有益な情報だったのではないでしょうか。自分がモノを買ったりサービスを受けようとする会社のHPリニューアルひとつとっても、その会社の姿勢が顕著に出てくるものです。

企業側は「三方よし」となるようにしっかりと戦略を立ててリニューアルを行うことが大切ですね。また消費者側としては、ユーザーを置き去りにしている会社の株を持っていたら、売っぱらいましょう(笑)。


最後までお読みいただきありがとうございました。