今日は、久々に福岡市科学館へ。
以前から予約して楽しみにしていた
写真撮影はできなかったのですが、実物を見ることができて、感慨深いものがありました!
メカ音痴なので、説明を聞いてもさっぱりわからないことがいっぱいあったのですが、
そこに関わる人々の熱い思いと、本当にすごい試みをしているんだな、ということだけは、よくわかりました
やっぱり、実物を見たら、そういうことが迫力をもって伝わってくるものですね!
「はやぶさ2」が行ってきたのは、「リュウグウ」という小惑星です。
宇宙には、小さいために丸くなりきれない、小惑星と呼ばれる星たちがたくさんいて
リュウグウはその小惑星のうちのひとつ。
↓直径870mの小さな星で、そろばんの玉のような形をしています(左上の写真)。
このリュウグウの表面の砂や石を採取して持ち帰るのが、「はやぶさ2」のミッションだったのです。
その「リュウグウのかけら(サンプル)」を研究することで、「惑星の起源」や「地球の海の水の起源」や「生命の原材料」などがわかるかもしれないのだそうです。
「表面の砂や石を持って帰る」と言っても・・・
どこかの公園から砂や石を拾ってくるのは簡単だけど
宇宙となると、全然話が違いますよね
リュウグウは地球にわりと近いところを回っているそうなのですが、
そんな近い星でも、到着するのには、たいへんな時間がかかるのだそうです。
はやぶさ2が打ち上げられたのは、2014年の12月3日で
リュウグウに到着したのは2018年の6月27日。
それから2018年に「タッチダウン」と呼ばれる表面への接触のリハーサルを3回ほど行い
実際にタッチダウンを行ったのは、2019年の2月22日と7月11日。
そして2019年11月13日にリュウグウを出発して、採取したサンプルが入ったカプセルが地球(オーストラリア)に帰ってきたのが2020年の12月6日。
こんなふうに、サッと行ってサッと帰ってくるわけにはいかないのですね
その道のりには、乗り越えなければならない課題がたくさんあるのですね。
サンプルの入ったカプセルが、探査機本体から切り離されて地球に戻ってくるのですが、途中、大気圏に高速で突入する時には高温になる。
そんな熱からもサンプルを守らないといけないし、地面に衝突する衝撃にも耐えるようにしないといけない(パラシュート使用)。
そして、地上に落ちてきたカプセルを見つけやすくすることも考えなくてはいけない。
すべての課題をクリアしてはやぶさ2がカプセルを無事に送り届けてくれた時の、関係者の方々の喜びは、計り知れないものがあるのでしょうね。
カプセルが本体から切り離されることを「へその緒が切れる」と表現してあったりして
解説者の方(映像)も、まるでカプセルが大切な子どもであるかのようにお話をされているのが印象的でした。
展示を楽しんだあとは、ドームシアターで「はやぶさ2太陽系の起源を探る大いなる冒険」を見ました。
2月1日までの特別投映です。
展示とセットで見ると、わかりやすい✨
「まん防」中なので、お年寄りは少ないのかな、と漠然と思っていたのですが
意外にもおじいちゃんおばあちゃんが多かった!!
あと、家族も多かった!
帰りのエレベーターで「お父さん、寝てたでしょ」
「うん。気持ち良く寝てた」
という会話が聞こえてきて微笑ましかったです
福岡市科学館でこの展示が行われているのは2月1日まで。
福岡市科学館ホームページからの申し込みが必要(無料)で、土日は埋まってしまったみたいですが
1月31日(月)と2月1日(火)はまだ空きがあるみたいですよ
ぜひ、ドームシアターの番組「はやぶさ2」とともに、ご覧になってみてはいかがでしょうか