昨年末くらいから、「風の時代」という言葉がちょっと流行りましたね。
占星術において、2020年の12月に「グレート・コンジャンクション」と呼ばれる事象が起こったときから「風の時代が始まった」とされるもの。
グレート・コンジャンクションとは、木星と土星が重なる(地球からそう見える)事象のこと。
木星は約12年、土星は約30年と、それぞれの速さで太陽の周りを回っているので、このふたつの星が重なるのは、20年に1度のことになるのですね。
そのグレート・コンジャンクションが起こった場所は、水瓶座
の領域。
水瓶座
は、「地・火・風・水」の4つのエレメント(要素)のうちの「風」にあたる星座とされています。
しかも、グレート・コンジャンクションは、それまでは主に「地」に分類される星座(牡牛座
、乙女座
、山羊座
)の領域で起こっていたのが
240年ぶりに「風」に分類される水瓶座
の領域で起こり
これ以降、240年間は、「風」の星座(双子座
、天秤座
、水瓶座
)で起こることになるのです。
そして再来年の2023年には、この水瓶座
の領域に、太陽の周りを約248年もかけて回っている冥王星が入ってくる。
「破壊と再生、復活」などのキーワードを持つ冥王星は、そこから約20年ほど水瓶座に滞在することになります。
占星術的には、それだけ水瓶座
の”風”の要素が、いろんなところでクローズアップされてくることになるわけです。
このような流れで、占星術の世界では、「風の時代」に突入していくよ、と言われているのですね。
と・・・
ここで、夜空を見上げることが好きな私としては、ギモンを感じることになるのです。
占星術によると、木星さんは、昨年12月にみずがめ座に入って、今年の12月にうお座に移動する・・・。
そうだよね、木星さんは12年で太陽の周りを1周するから、1年でひとつの星座を移動するんだよね。
・・・
あれ![]()
でもいま、木星さんは、やぎ座のところにいるんだけどなあ・・・![]()
そして、今年の12月の中旬くらいにみずがめ座に移動していくはず・・・![]()
ううむ・・・1年ズレてる・・・![]()
はい、そうなんです。
実際にいま見上げる夜空と、占星術における星の位置とには、ズレがあるのです。
なので、占星術を勉強しながら実際の天体を観察すると、あれ
ってなると思います。
実はこれは、地球の「歳差運動」と呼ばれる動きのせい。
地球は、太陽の周りを回りながら(公転)、自転をしていますよね。
その自転の角度は、公転面に対して23.4度傾いている、というお話を聞いたことがあると思います。
その地球は、まるでコマのような動きをしているのです。
止まりかけたコマを思い出してみてください。
軸の先端部分が円を描きますよね。
あれと同じように、地球の軸も円を描いているのです。
しかしその周期は25,800年![]()
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めちゃめちゃゆっくりですね!!
この「歳差運動」によって、むかしむかし古代ギリシアで定められた「黄道十二宮」と、実際の星座の位置がずれてしまったのです。
古代ギリシアの人は、古代バビロニアから伝わってきた占星術を、個人の運勢を占うものへと進化させていって、ホロスコープを生み出します。
太陽の通り道(黄道)をきっちり12等分して、12の星座の区域を決めたのです(黄道十二宮)。
なので、最初は、各星座はその位置にちゃんときっちり入っていたのですが、
それから2000年・・・。
なんと星座ひとつ分、ズレてしまったのですね。
最初に定めた時から25,800年経てば、また1周してもとどおりになる(笑)
これをいちいち修正していたら大変だというので、占星術では、実際の星座の位置ではなく
最初に定めた黄道十二宮を見ていくのですね。
それでも、たしかに「風の時代」の風潮ってなんとなくピンとくるものがあるし
時代の流れ的に、ぴったりくるものがある。
その時に決められた占星術のまんまで現在でも通用するって
古代バビロニア〜ギリシア時代の人ってすごいと思うし、
もしかしたら、人々の集合意識みたいなものも関わっているのかな、なんて思ったりします。
ちなみに、夜空に広がる星座たちは、すべて「おとめ座」「てんびん座」「さそり座」のように、ひらがなで表記されます。
漢字で表記してあるのは、占星術の呼び名なのです。
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ということで、木星さんも土星さんも、いまは、みずがめ座ではなくて、ひとつ前のやぎ座のところにいます![]()
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