普段は、こういう話題をブログで取り上げることはないのですが

 

ちょっと引っかかったので、書きます。

 

 

 

茂木先生が、小山田圭吾さんのことについて書かれた記事(百万年書房の北川修一さんが書かれたもの)を紹介していらっしゃったので、読んでしまいました。

 

 

この紹介された記事にも、いじめの描写が出てくる箇所があるので、読みたくない方は読まないでください。

 

私もそういう部分はバーっと飛ばして読みました。

 

どんなことが書いてあったかというと、

 

この問題が浮上してから、多くの人々が参照したブログがあって、そのブログには、問題となった雑誌の記事が要約されているそうなのですが、よくよく読み比べてみると、元の雑誌の記事が巧妙に操作されているのだと。

 

つまり、そのブログを読んで受ける印象と、26年前に出された元の雑誌に掲載された記事を読んで受ける印象とが、かなりちがうそうなのです。

 

つまり、この「いじめ紀行 小山田圭吾の回」は、意図を持って構成が練られた、全体で22pにわたる長編読み物(=起伏のあるストーリー)なのですが、「孤立無援のブログ」はその文脈を無視し、煽情的な語句(情報)だけを切り取った上で、読んだ人の気分が悪くなるように意図的に並べ替えた上で公開しているものなんです。

たとえるなら、「ビジネス書はたくさん読むけど、小説や詩は生まれてから一度も読んだことがない人が作るまとめ記事」みたいなものです。

(本文より)

 

 

ということで、その、ブログでの印象操作について、どの部分が削られているかや、矛盾点などが、詳細に説明されていました。

 

小山田さんと、クラスでいじめられていた障害児の方とは、高校の時にはお互いアウトサイダー同士で仲が良かったという記述も、元の記事にはあるそうです。

 

いじめについても小学校の時までで、中高では仲良くなっていたのだと。

 

その他、2人のあいだの心温まるようなエピソードも。

 

そんな、取り上げられてない現実もある。

 

だけど、他の人も加わっていじめの行為があったことは事実。

 

この記事は、再三、小山田さんを擁護するのではないことも強調しながら、全人格が否定されてしまうことに対する危機感を持って、思い切って書かれた記事であろうことが伝わってきます。

 

また「おまえは小山田圭吾を擁護するのか!」と怒られそうな流れになってきたので、何度も強調しますが、ご自身が謝罪文で述べているとおり、小山田さんはいじめ加害者です。

小山田さんが「過去に行ったとされるいじめ暴力行為」を私は擁護しません。
ただ、この記事から読み取れる小山田さんの(悪ぶっていても)隠しきれない優しい側面については、私は全力で擁護します。

だってさあ、何なんだよ、この『デビルマン』みたいな今の状況。
こんなものを一刻も早く終わらせたくて、私はこの原稿を発表しています。
だから、小山田さんの人格を全否定する乱暴な言葉には抗います。

(本文より)

 

 

世間では、小山田さんがいじめについて罪悪感もない人のように言われているけれども、少なくとも「小山田さんが、いじめについて得意げに語っていた」事実はないのではないかと。

 

このように、この記事は3部作になっている長編ですが、読みやすく、とても丁寧に、小山田さんの”優しい側面”がわかるように、考察を綴ってある記事でした。

 

 

 

この記事を読んで、私自身も、ちょっと反省をしてしまいました。

 

小山田さんのニュースを知った時、

 

「えーーー???いじめなんて、ひどすぎる!!!小山田さんってこんな人だったんだ!!怖い!もう、コーネリアスの曲は聴かない!!」

 

と、小山田さんのことをすごく悪い人のように思ってしまったからです。

 

 

ニュースやマスコミの出す記事には過激なタイトルがつけられることがあります。

 

そして、大半の人はそれを鵜呑みにしてしまいます。

 

事実を確認することもなく、勝手にイメージしてしまいます。

 

その人のことをなんにも知らないのに。

 

感情が事実を捻じ曲げてしまい、想像力が根も葉もないことを膨らませてしまうことがあるのですね。

 

 

いまはSNSがあるから、昔よりも何十倍も、まるで伝言ゲームのように、ねじ曲げられた情報が広がっていってしまうことがある。

 

あたかもそれが真実のように。

 

 

 

私自身も、公の場ではないけれど、ある程度のFacebookコミュニティーの中で、事実ではないことを投稿された経験があります。

 

実名の名指しで「人として最低のあるまじき行為をしました」というような記事が投稿され、その投稿に、私を知らない人たちからの「なんてやつだ!」「ひどい人なんですね!」というコメントが集まったのです。

 

いわゆる炎上ですね。とても恐ろしいと思いました。

 

しかも、その投稿が上がる直前にそのコミュニティーから除外されてしまったので、事実とは違いますよ、と言うこともできなかったんですね。

 

同じコミュニティーにいた友人たちがいろいろ教えてくれたり助けてくれたりしたのでまだ救われましたが

 

まったく身に覚えがないことで知らない人々から批判される経験は初めてで、本当にびっくりした出来事でした。

 

もしかしたら、私を知っている人の中にも、その事実ではない酷い投稿の方をいまだに信じている人がいるかもしれない。

 

 

 

そういうことが、起こりうる世の中です。

 

発信者が情報を操ることなんて簡単。

 

だからこそ、情報を鵜呑みにするのではなく

 

事実を知る努力をしたり、勉強をすることも必要だなあと思います。

 

 

 

ということで、小山田さんのいじめ問題は擁護されるものではないけれど

 

全人格を否定されるものでもなく・・・

 

その才能が別のところで生かされるようお祈りします。