先日のこと

家の前の道を歩いているときに、
上から ふわり と埃のようなものが降ってきました

風も無く、それが羽毛だと気づいた私は
そっと手で受け止めてみました

それは小さいながらも スズメの羽だと分かる色柄で
根元が軽くくっ付いた形状のそれは
羽繕いで落ちた というのとはちょっと違う感じはしたのです

ふと頭上を見上げると
電線に止まっている鳥はスズメではなく
ヒヨドリでもなく
ハトでもない


何だろ・・・・?



 

頭の形状から 猛禽類 に見えます


 

鳥スキー(好き)な私は ちょっと興奮
こんなところに 猛禽が・・・

拡大してみたところ、 ツミ♂ のようです


しかし、彼は今ディナーの真っ最中・・・

 

そう、彼の足もとにいるのは この手の中の羽の主・・・


  

その姿がシルエットで確認できるのは
少々 衝撃でもあります


私は庭に ヒマワリの種や 手作りのバードケーキを置いて
スズメに限らず、シジュウカラやメジロを招いていたのですが

きっと毎日楽しみにして訪れてくれていた子なのではないかと思うと

罪悪感を感じないわけにはいきません

ここがその子にとって 罠になってしまったのではと・・・



 
 



しかし、それが自然の摂理というものでしょう


ツミ はスズメを狩って生きているです



私たち人間も 生きているものたちの命を 日々 戴いて生きています


 

彼らよりも もっと多くの命を


 

私たちの食べ物が 生命であったということを 忘れてはいけないと思いました


 

だから 私たちは 感謝し
食事の前に手を合わせて こう言うのでしょう


  

 「(お命) いただきます」



スズメたちは その日以降も 相変わらずうちの庭で

私の手作りのバードケーキを争って食べています




ツミが ここを狩場と認識しないでいてくれることを願いつつ