ベンフレッド
「ありがとうございました
またのお越しをお待ちしております
よい旅を」
ベンフレッド
「この谷にも、訪れる者が少なくなったな・・・
数年前は、団体の観光客や力自慢の猛者達で賑やかだったのだが・・・
地の日の今日は10人のお客さん
昨日の冥の日は、わずか6人か・・・」
この土地で商売をするのも限界かな
故郷に戻って、畑をするのもいいかもな
かわいい嫁さんもらって、子供は5人
小さな幸せでいい
静かにのんびりと暮らそうか・・・
ここのお店は、ひなりさんに譲ろう
あの人にはお世話になったし、少しでも恩を返したいしな
ベンフレッド
「ひなりさん、何を好き勝手にアテレコしてるんですか?」
ひなり
「いや、なーんか黄昏てるからさー
心の声を代弁してあげようと・・・」
ベンフレッド
「いりません
というか、少しも黄昏てないし
そもそも、ひなりさんはね、いつもいつも・・・」
今日も谷はやっぱり平和でした
>゜))彡~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~