ひ
「今のアンタなら2匹同時でもイケル!根性見せロー!」
飛竜の谷
ここにいる ドラゴン バイパー を、2匹同時に相手をさせるなんて
一体なんの意味があるのでしょう
私はこのヘビ相手では、もう成長はしないような気がします
けれど、ご主人様は何度も戦わせます
なんのために・・・?
ひ
「よーし!1匹はもう少しで倒せるぞー!いけいけー!」
ご主人様のサポート無しでは
私はいともたやすく、ボロ雑巾のようになっていたでしょう
いっそその方が楽なのかもしれない・・・
強くなる為の戦いだったら耐えられるのに・・・
ひ
「よしよし、あと1匹~♪
この調子で皮と肉を大量ゲットだぜ♪」
皮と肉・・・大量・・・ゲット・・・?
???
「・・・ワスレテハ・・・イケナイ・・・」
お金稼ぎのためだけの理由で、私はこんなに辛い思いを・・・!?
???
「トリモドセ・・・ワレラニ・・・・・・・・・セ・・・・・・」
ぷち
ひ
「ん?どしたの?まだまだ余裕でしょ、逃げ帰ってくるには早いよ?」
ひ
「ちょ、ちょっと!?なんか私が狙われてるんじゃない!?
アンタ、何やってんのよ!」
ひ
「ちょっと!コラ!イカサマ!何処に行くのよ!コラ~!」
ひ
「はきゅっ!」
イカサマ
「・・・」
ばきっ
ごきっ
ぐにゅ~
ひ
「ひぃ~」
イカサマ
「・・・」
ぎゅぎゅぎゅぎゅ~
・・・
ぶしゅー
イカサマ
「・・・
・・・
・・・
・・・!?
ご、ご主人様!?」
イカサマ
「だ、大丈夫ですか!?」
ひ
「・・・」
イカサマ
「大丈夫で・・・あ・・・あれ、ヘビは何処に?」
ひ
「・・・大丈夫?じゃないわよ・・・私がどれだけ恐怖したか分かってるの?」
~ちょっと前~
ひ
「ひぃ~」
ぶしゅ~
オズワルド
「お、オレの、も、モニコに!何しようと!何してんだヘビ野郎~!」
ひ
「た、助かったぁ・・・ありがと~・・・でも近寄らないでね、別の意味で怖いから」
オズワルド
「も、モニコちゃん大丈夫?いつでも助けてあげるからね・・・
いつでもどんな時でも守ってあげるよ?君のガードになってあげるよ?」
ひ
「だ、大丈夫!間に合ってます!」
ひ
ぼそぼそ・・・(コイツ絶対危ないヤツよ!こんなヤツに貸し作っちゃったじゃない!どうすんのよ!)
イカサマ
「え・・・?」
ひ
ぼそぼそ・・・(ストーカーになったらどうすんのよ!恐怖で夜も寝れないじゃない!)
イカサマ
「え・・・あ、あの・・・?・・・へび・・・が怖かったのでは・・・」
ひ
「は?ヘビ?ちょっと痛かったけど、逃げれば大した事ないわよ
あ!思い出した!アンタ何で突然帰りだしたのよ!
トイレ!?お腹痛くなっちゃった!?だったら言ってよね~
急に走り出すんだから、おかしいなぁって思ってたのよ~
私も行きたくなっちゃったから、帰ろうか~
ささ、行こう行こう
はやくっ!行こう!(この場を去りたい!)」
イカサマ
「あ・・・は、はい・・・ゴメンナサイ・・・」
回収師のペット、イカサマ
何かをしようとしていたようですが
一体何を企んでいるのでしょう
そして、イカサマの背後にいるあの声は・・・
仂物語
今回はここまで・・・
???
「・・・ドセ・・・・トリモドセ・・・・・・セ」
>゜))彡~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~