ぼくが月に一度ボランティアで
草刈りをしている森は
ぼくにとっての大切な場所である。

生まれてからずっと
今の地に住んでいるけれど、
宅地開発されていった周囲の中で
その森だけには
開発の手が入らなかった。
遺跡があり、
文化財として保護されたのである。

いまでもそこは
ぼくが少年の時に
触れた自然のままであり、
そこにいると
泥まみれで遊んだ
少年のころの思いが
蘇ってくる。

心だけは少年に戻ることができる。
そこは、いわば心のふるさと。

この森を守ってゆくことで
ぼくの中にある少年の心を
失わないでいられる気がする。

そんな思いで
ぼくは毎月ボランティアを続けている。