この前、バレエの教室で、
男性の先生が、
「痩せんと、リフトで男性が困る!40キロ以下!48キロ以上だともう持ち上がらない!」
と言っていた。
しかし、身長160センチ超えが当たり前の現代の若い女の子にその体重を適用してしまうと、
バレエで使う筋肉まで削ぎ落としてしまう可能性もあると思った。
例えば162センチの身長で40キロにしたら、BMIは約15という、ローザンヌでも弾かれる低体重ではないか。
そこまでになると、生理も止まってしまうだろう。
「ホラちゃんとパッセ高く!」
「ホラちゃんとトウシューズ押して立つ!」
と、筋肉量保たないとできない注意される一方、
「(ありえないレベルまで)痩せろ!」
と言われる。
しかも、それを当然のことのように言われる…
バレリーナは大変だなあ…と思った。
関連する話として、
この前、私をしつこくサシ飲みに誘ってくるオッサンが、昔多かった専業主婦について「なんで女の人がいつも家にいるのか、不思議だったなあ」とか言っていたんだが、
私は内心、
毎月生理が来る体で、
妊娠したら10ヶ月も胎内に宿す体で、
母乳が出る体で、
家事育児女性がこなして当然と思われる社会の風潮の中に晒されながら
同じこと言えるのかおまえ?
女性と同じことこなしてもないくせに。
って思った。
子を産むことで身体的にも普段を強いられ、
家事育児の主な担い手としてこき使われ、
挙句、
「家にいるな」?
「男性と同じレベルで外で働け」???
それ、負担純増ではないの?
テメェみたいなモラハラ野郎のためにそこまでやってくれてる奥さんの身にもなってみろ、と思った。
男の人が当然だと思っていることは当然ではない。
その「当然ではない」という思いやりがある男性なのか否か?は、実は女性は言葉の端々からちゃんと見抜いている。
私は心底このオッサンを見限ったので、のらりくらりと、オッサンからの飲みの誘いをかわしつづけている。
シンプルに男尊女卑なので、私のことも、飲み代折半してくれる無料キャバ嬢くらいに思っているから呼び出したいだけなのだろう。
職場の女子社員にウザ絡みしながら飲んでる暇あったら早く家に帰ってフルタイム勤務してる奥様労われやジジイって言いたい。
既婚男性でも、奥さんがこの辺の躾をしていない男性、もしくは、奥さんが我慢強くて全部言われたとおりにしている家庭の男性は、この辺の意識が低くて、女性社員から裏で鼻をつままれている。
話それたけど、
過大要求をされるのが当たり前の風潮の中で、いかに上手く聞き流し、回避していくか?
ということも大切なのかもしれない。
なんでも完璧に、男性の要求どおりにこなしたら、女性は、壊れる。
壊れたら、その時には、女性の責任ってことにされて、ポイされるんだから。
壊れる前にストップかけなきゃ。
自分の意志で。