おそらく自業自得なんだけど、
「いつも笑顔でいてほしい」
と人から言われるのが辛い。
その言葉を、
「他人といる時に笑顔が自然には出ない自分自身のことは外に出すな」
と言われているように感じてしまうからだ。
ありがたいはずの言葉なのに、負担に感じてしまう自分が残念になる。
外の世界と接する時の自分は、作り笑いともわからないくらい「真心からの作り笑い」をうかべている。
自分の気持ちを裏切ることが通常運転となっていて、自分で自分を欺いていることにすら、無自覚に、無意識のうちにやっている。
自分で自分がキモいのだが、本当に脊髄反射的にやってしまっているため、自覚的に制御できない部分が大きい。
相手が言ってほしいだろう言葉を自動的に喋り、
空気が悪くなりそうな兆しをミクロン単位で検出し、バレない程度の天然キャラ偽装で、巧みに会話の空気感を調整する、
まるで機械じかけのキモい人形のようだ。
だから、「笑顔のままでいてほしい」と言われると、
作り笑いしかしていない自分だからこそ肯定されているだけの気がして、しんどい。
自業自得なのは分かってる。
笑顔を解ける一人の空間でしか、本当に気が休まることはない、
などと打ち明けることはできない。
誰だって、「自分は嘘つきです」
だなんて、わざわざ自分から暴露しないだろうし。
だから、
笑顔でいてほしいと言われると、心で泣くことになる。
だから、「笑顔を見たいから、飲みに行こう」とか言われると、内心とても気が重くなる。
でも同時に、
根の根まで捻くれているそんな自分が周りにばれていないことの証明でもある気がして、少しだけ、安心する。
我ながら、マジで人間として終わってる