サラ・ブライトマンさん
声が良いだけでなく、歌が絶妙に上手いと思う。
歌が上手くない人は、
歌を「歌詞に音程の高低をつけたもの」と捉えている
感じを受ける。
だから、どこか音楽がおいてけぼりで、歌が「声+伴奏」みたいに分離している。
歌が上手い人は、
自分の声を楽器に見立てて「奏でている」
その上で、歌詞はその音楽の世界観を補完するものとして「乗せて」いる
みたいな感じを受ける。
他の楽器パートと自分の声が一体になっている感じがあるので、聴いていて無駄なストレスを感じない。
自然に、スッと入ってくる。
私が知る限り、その「奏で」が絶妙に上手いのが、この歌姫だと思う。
オペラ座の怪人は後年リメイクされたけど、やはりサラの歌を超えるような歌は誰にも歌えないんだと思った。