茶道は日本の心。憧れる人は多いだろう。
しかし、その実態は、あまりオープンに語られることはない。
社中という独特のコミュニティがあり、門戸がどこにどう開かれているのかも、一般的には分かりづらいため、まるで「いちげんさんおとこわり」のような隠れた社交場のイメージも強いためだと思われる。
確かに、茶道は何かとお金のかかることなので、アッパー層の嗜みという面もあるのだろう。
しかし、若い世代は、そのような「ステイタス」として茶道をやりたいのではなく、純粋に茶道精神を学びたいだけなのではないだろうか?
若い世代のニーズと、茶道界で主流の認識の違い
その落差により、若者が不用に傷つくことが、一つでも減れば…
との思いで、記事を書こうと思った。
ここでは、私が自身の経験を踏まえ、
全く無知な「若い世代の人が」これから茶道の門を叩く際に、念頭に置いておいたら良いかな?と思われる点をまとめましたので、もし参考になれば、ご参照ください。
※この文章は、昭和生まれのご年配の方などから見て、不適格だと思われる内容かもしれませんが、あくまで、「若者層の一般ピープル目線」から見た茶道について語っていますその点をご承知の上、もしこの記事が不愉快でしたら、遠慮なくブラウザバックください。貴方様の正義は貴方様のものなので、私はそこまで否定していません。
茶道を習う際に、念頭に置いておいたらよいと思われる点について
(1)出費は、お月謝だけではない
(2)着物所有、自装は基本当たり前だと思われる
(3)お茶会手伝いは当然参加のボランティアだと思われているらしい。
(4)先生や姉弟子さんのご機嫌を損ねてはいけない緊張を無言のうちに強いられる
(1)について
お月謝の他に、
お中元とお歳暮も現金で必要
初釜などのお茶会参加費が必要、
お茶会などの水屋見舞いなど、何かあるたびに菓子折りを差し入れたりする費用、
お茶券を(断りづらい状況に置かれて)買わないといけない状況になったりするので、その費用
以上を考えたとき、(私の場合は)
平均してコンスタントに月1.5万は見込む必要があった。これがなかなかにキツい
若い世代は、まだ奨学金を返済していたりして、経済的に余裕もない場合が多いだろう。
私は掛け持ちをしている習い事も多かったので、かなりカツカツになっていた。
他の姉弟子さんなどは、そもそも家が金持ちで実家暮らしの人や、女医さんなど、セレブが多かったので、ど貧乏な私は場違い感ハンパなかった😂
茶道は、隠れた出費が多い点を考慮し、自身の経済状況と照らして、なるべく負担のかからない教室選びなどを考えておく必要があるだろう。
よくわらかん集金が突発的に降ってきて、しかし同調圧力で逃れられない様子に、初心者だった頃の私は
「ア◯ウェイかよ⁉️手法がネズミ講…」
などと妹に愚痴ってしまった(←口が裂けても関係者の前で言ったりしませんw)
(2)について
お茶会のたびに、季節に応じた着物が要る。
袷と単の着物、
それに対応した長襦袢、
袋帯もシーズンにより使い分ける必要がある。
帯揚げ帯締めなどの小物は、流行の移り変わりがあるので、母親の昔のものを使い回したら見るからにダサダサになるため、ある程度新調する必要があると思われるが、一つ一つが地味に高い。
標準体型の私はメルカリなどで中古の着物を探せたが、身長が高かったり低かったりする人は、なかなかサイズのあう中古の着物が無くて、誂える必要が出たりもしているようだ。
着物を誂えた場合、どんな化繊の安物でも一揃えで30万はするだろう。(仕立て代込みで)
単の色無地や夏用の袋帯などは、中古でなかなか見つからず、苦労した。
私は着物ファッションが好きだから、特に探すのも苦にならなかったが、あまり着物が好きではない若い子たちは、かなり大変そうだった。
着物はクリーニング代も高く、シミでもついた日には一枚1万円超えたりもザラだ。
また、忙しいお茶会の当時に、自装できなかったら、周りに着付けてもらったりと、時間ロスの迷惑をかけるので、自分で着れることが前提となる。
(そもそもお茶会の集合時間は早朝なので、美容院で着付けようにも、美容院が開店前なのだよ…)
間違っても、デパートに入ってるような呉服屋に行ってはいけませんよ?
マジで押し売りエグいですから。
信頼できる呉服屋を詳しい人に聞くとか、中古で見繕うとかで対応した方が良いです。
私は地下街の「きもの◯まと」で小物買っただけでいろいろ個人情報書かされて上から目線の女店員にやたら要らんもの勧められて勧誘電話うざかったので、着信拒否にした過去があります…
(着物小物は、通販で買いましょう!店頭で買うと、店によっては変なセールスのカモに認定されます)
(3)について
お茶会を開催する際、弟子は当然手伝いに出る。
シンプルに人手が足りないからだ。
平日どんなに仕事で疲れ切っていても、土日にお茶会があれば、早朝集合で夜まで働くことになる。
ものすごい数の茶碗を洗い、指紋認証できないくらい手が荒れる。
茶筅を振りすぎて腱鞘炎になりそうでも、その手を止めたらいけない。
「お勉強をさせてもらっている」ということになるらしいので、当然、ボランティアだ。
けど、当然だろ?
お勉強をさせていただいているのだから。
慣れない着物での労働で体バキバキでも、月曜日からまたフルタイムでちゃんと働くんだよ⭐️
それで、
「勉強させてくださり、ありがとうございました」って、ちゃんと先生にお礼を言うんだよ。
という事実を、ちゃんと受け止める覚悟について、自問自答してから習い始めたらよいと、経験者は、思います(カタコトになってて草w)
(4)については、
まあ、茶道に限った話ではなく、女社会全般的に起こり得ることだから、特に語る必要はないですね。
その教室の雰囲気や先生のキャラにもよるので、そんなにキツくないクラスもあるとは思います。
閉鎖的で前例踏襲が美徳だと信じて疑わない日本社会の悪いところを凝縮したみたいな、ステイタス自慢と人の噂話ばかりしている田舎おばさんが主軸の教室などは、内心「茶道精神が泣くわクソが‼️」と吐き捨てたくなりますが、
合わないと感じた人は、田舎おばさん精神に染まらないうちに、スパっと辞めたら良いと思います。
そんなものに染まってしまったら、そもそもお茶習う意義自体が消えると思う
中には、
本当の意味で育ちがよくて竹を割ったような性格の方や、
規範で縛らないリベラルな雰囲気の方や、
知能指数がそもそも高くて無駄なこと言わない方
などが入ってくれてるクラスもあり、そもそも空気がもとから清浄化されている感覚があり、かなりやりやすくなります。
素人目線でも、本当の、本来の意味での「茶人」とは、本来そのような人のことだろうな〜と思います。
特に、男性が入ってくれてる教室とかは、通気口がスーッと通ったように、解放感が出ますよね。
女の人って、男性の目があるだけで、同性に優しくなるらしいですねw
男の人、ぜひ、茶道習いましょう‼️wwwwww
以上です
いろいろ脅すようなことを書いてしまったかもしれませんがw
茶道を習うと、
和室での立ち居振る舞い、
お茶やお食事のいただき方、
エレガントに見える所作、
が自然に身につき、自分に自信がつきますし、
日本文化や禅の思想に対する造詣も深まります。
メリットが大きいからこそ、
習った後でビックリしないように、知識をつけて、臨んでいただけたら、私としては幸いです✨