私が30年以上生きてきて理解した、唯一の真理がある。
制度や社会規範など、ありとあらゆる「システム」とは、「システム」である以上、すでに腐敗している。
ということだ。
システムとは、
「死産の結果生まれたもの」
というパラドックスを抱えているから、
「生きながら死んでいる」わけだ。
つまり、
「社会は腐っている」
のではなく、
「社会は社会という在り方を選択しているがために腐敗を免れることがない」
のだ。
システマチックに自明なことだ。
ゆえに、何かしらの「システムを信頼する」ということは、
「私は足元をすくわれても大丈夫でーす」🤪
とか言ってるに等しい、愚かすぎる行為なのだ、と。
しかし、システムが腐敗していることは、必ずしも絶望を意味しない。
システムがアウトな分だけ、「自立と自律による可能性」が開けるからだ。
「システムに頼らないこと」
それ自体がすでにある種の救いとなり得るのだ。
頭で考えることを否定する「システム」があるからこそ、
常に自分の頭で考えるとはどのようなことか?が見えてくる。
強烈なアンチテーゼが、そこにある。
そのことは絶望ではなくて、救済なのだと、
そう言っていないと、
1秒たりとも今生きたことにはならないのだから。