さて、土曜日レッスンを月途中で廃止されたことにモヤモヤして辞めた方のお教室ではない方の、

家から歩いて15分の近所のお教室のみ続けていくことにした私。


この近所のお教室の先生は、解剖学的見地に基づいて、かなり丁寧に大人から始めた大人バレリーナの身体にアプローチしてくださる方で、毎回毎回メモ取りが追いつかないほど、ためになるアドバイスをくださる、とても尊敬できる方。


(こちらのお教室だけで充分だと思ったので、遠方の方のお教室はアッサリ去ろうとできたんだと思う)


そのお教室で、来年開催される発表会への参加表明したところ、先生から、

「いずれはトウシューズ履きましょう。まだ持っていないなら、早めに準備してください」

と言われていた。


で、なんとなく最大手?と思しき◯ャコットのフィッティング予約を取った後、たまたま、

県外にいる妹が習ってるお教室の先生が、「もしお姉さん、初めてトウシューズ選びはるなら、けいとうさんがよろしいで」とおすすめしてくださった。


トウシューズに興味を持った時に、この伝説のフィッターさんのことは、当然、視界には入っていた。

けど、遠方だし、なんとなく自分みたいな大人バレエのアマチュアには、敷居が高いと思っていた。

そんな時に、たまたまご縁があって紹介してもらえた。

背中を押してもらえて、ラッキーだったと思う。

私は◯ャコットの予約は早々にキャンセルし、その日のうちにけいとうさんに電話して予約をおさえた。


前に参加した発表会で、私はバレエシューズでの参加だったんだけど、

トウシューズで参加している人たちを見ていて、

明らかに合っていないトウシューズで膝が曲がったままポワントに立ちつづけてるジュニアとか(まだ子供で体重が軽いから良いものの、そのままハイティーン突入したら、膝壊すと思ったネガティブ)

膝を庇って無理を重ねて中足骨あたりを骨折してしまう大人バレリーナを見たりして、


「そのまでしてトウシューズを履くべきなのか…?」という疑問を日頃から持っていた私にとって、

「痛みを生じさせることなくトウシューズを履く」という、このフィッターさんの哲学は、渡りに船だったワケだ。



結論としては、

「とても良い買い物ができたし、

とてもためになる話が聞けたし、 ほんとうの「バレエの引き上げ」とは、どのような状態なのか?を、身をもって知ることができた」

という、「3いい事づくし」で爆裂オススメだ飛び出すハート


はんなりした京都弁のおにいさんと、優しいマダムが応対してくださった。


遠方でも、行って本当によかった。


(測定キッドを作って下さったので、これからは遠方からでも注文できるらしい。)


バレエの動きが脊髄にインストールされたバレエエリートではない自分でも、ちゃんとバレエらしくバレエを踊るために、今後必要な訓練は何なのか?について、目指すべき方向性が、遠い遠い北極星みたいにまだ微かな光だけど、

確実に見えた気がした。


身体条件がバレエ向きではないながらも、「ファッションバレエおばさん」みたいな大人バレエにだけはなりたくない、

と思っている私にとって、これは福音だ。


足指を伸ばしたまま立つ時、全身の毛穴から何か吹き出しそうなほど、身体がパワーアップしていく感覚があった。

足指を折って、逃げてはいけない、それだけで、こんなにも、全身が活性化するなんて‼️凝視


ここに来なかったら、私は正しい「甲を出す」がわからないまま、足を故障する世界線でトウシューズを履いていたことになっていたかと思うと、

本当に、本当に、「ありがたいご縁に感謝したい」と思った。


何か本気で芸術に取り組んでいると、時に、こんなふうに、思ってもみないところで、ラッキーすぎるありがとう体験に出くわしたりする。

もともとバレエも、ピアノの先生にバロックダンス紹介されてからの流れで習おうと思ったわけだし。


一人では、出会えないんだ

一人では、踊れないんだ

一人では、無理だったんだ

マジで本気でありがとうニコニコって思った✨




ここで教わった、トウシューズ履きこなすために「1万回やりなはれ」訓練の3パターン+ストレッチ訓練を、

いかに正しく、ストイックに続けられるのか?

が、勝負の分かれ目だ。

結構キツいし、頭も使う訓練だ。


でも、これを続けられたら確実に、山岸涼子先生のバレエ漫画みたいな甲が手に入ると思う。



これから、自分との戦いがはじまる…びっくりマーク