※これは単なる個人の経験談からくる感想であり一般論とは考えていません
前の記事の続きです。
前の記事では、私の経験から、INFPが正反対のESTJになってしまうほどのストレスはどんな時にかかるのか?について説明しました。
この記事は、解決編です。
今回の記事の構成は
(1)虐められやすい根本原因を考える
(2)対ESTJ対抗作戦
(3)対ISFJ対抗作戦
の3本でお送りしま〜す
(1)なぜINFPはいじめにあうのか
いろいろな理由はあると思う。
「面構えがアホっぽい」とか「受け身すぎる」とか、「反応が薄い」とか、「反応が遅い」とかw
でも、それらの元にある根本の根本を問いただせば、
ズバリ、
「INFPは幸せの閾値が低すぎる」
ということに起因すると思う。
例えば、INFPが
「床にお米の粒が1粒落ちてた〜‼️幸せだな〜」
と思っている頃、
他のタイプの人たちは、
食卓に着いて、ちゃんとお茶碗に盛られたご飯を指差し、
「ふりかけがかかっていない!ふりかけがあれば私は幸せなのに‼️」と言っている、みたいな
このくらい、「幸せ」の基準値が違うのだ。
このことを、INFPは自覚しておいた方がよい。
INFPはみんなと同じ食卓に着くことすら諦めたところからスタートしているだろう。
みんなが食卓を囲んでテーブルを見てる時に、一人だけ床に座り込んで床を見てる。
それが当たり前になってしまっている。
この性質が、つけ込む隙を呼び込む呼び水となっている現実があると自覚しよう。
幸せの閾値が「低すぎる」と言ったけど、ある意味では、逆に「高すぎる」のかもしれない。
自分で見つけて米粒にしか幸せを感じられない、他人が盛ったお仕着せのご飯なんてそもそも視界に入れることすらないんだから。
自分の幸せが何かも分からずとりあえずみんなと同じ食卓を囲んでいれば自分を幸せなはずだと思い込む類のゴマカシが、INFPには通じてくれないんだから。(自分をゴマカシてる自分にすぐ気づいてしまうから)
その幸せの基準を変えろとは言ってない。そのままでいい。
ただ、基準が人とは違うことについて、ちゃんと自覚するだけでいい。
自覚すること自体が、何らかの精神的なバリアを形成することを覚えておくだけでよい。
安心して床に座って床の米を数えようではないか。
(2)対ESTJ戦術「プライドは捨てろ」
結論‼️
「普段は封印している外向的感情(fe)を解放しろ」
INFPは、なんでも一人でやろうとして、一人で抱え込み、一人で苦しむのが当たり前だと思っているのではないだろうか?
辛い時でも、涙を武器に周りに訴えるようなことは死んでも嫌だという謎のプライドがあるんじゃないのか?
おそらくINFPは、その人格形成時に、共感を武器に「可哀想でしょ!?」とばかりに外堀を埋めて脅しを図るような外向的感情(Fe)の嫌な面を見た経験をしたかなんか(?)で、
だからこそ、
劇場型的に周りを巻き込み事故に遭わせることのない、ひっそりと一人で内なる倫理観に誠実な内向的感情(Fi)に死んでも拘ろうとするんだろう。
Feの駆使については、経験上、あまり良いイメージがなく、
「共感なんて聞こえの良い事言ってるが、要するにそれはこちらから見たら単なる同調圧力に過ぎない。
集団の利益というと聞こえは良いが、要は政治力を駆使した多数派工作ではないか?
要は、勝ち馬志向を覆い隠す綺麗な言い訳を探しているだけでは…?」
心のどこかに疑問符を抱いているから、極力Fe志向を意識的に遠ざけているのではないか?
だって、うまくいえないんだけど、Fe強め民は所謂「いい人」なんだけど、どこか「自分に(社会的)メリットがある範囲でだけ人に良くする人」という印象を持つことがある。組織内でこの人は虐げても仕方ない人だと判断した対象に対して容赦なさすぎだ、と思う事がある。そのような言動を目にした時かなり幻滅する。なんていうか「広さ」が無い(?)感じ。ムラ社会の村八分って、実はこんな感じの所謂「いい人」が始めるのかな?ってゾッとして怖くなる。)
しかし、その拘りにこだわっていては、乗り切れないこともある。
なにせ相手はESTJだ。相手との相性悪すぎだ。
緊急事態だ、自分を追い込むプライドは捨てろ。一旦は、あきらめろ。
勇敢に戦う武将が必ず勝つのではなく、
退却のタイミングを逸した武将が必ず負ける。
対ESTJの場合、INFPが攻撃されてる現場は、側から見て明らかにパワハラちっくに映りやすい。
実際、その職場に来てすでに三年目だった40代女性が、その職場に来たてホヤホヤの20代前半の気の弱そうな私にキツくあたっていた現場は、そりゃ側から見たらイジメだったことだろう。
というか、今思えば人事配置が明らかにおかしかったのだ。
その時の管理職は基本保身しか考えない人だったので、
誰もちゃんと仕事を教えてくれないのに、ミスをしたら袋叩きで、ホウレンソウをしようとするたびキツい言葉でお局に攻められる若手でも放置されたんだと思うが、普通に考えてブラックだ。(マトモでない管理職が多すぎる年功序列日本企業)
だから、私が全て背負い込んで自分を責めたのは、無駄すぎるし的外れだったと、今なら分かる。
だから、Fe強め民たちのように、自分の気持ちを周りにガンガン訴えていけばよいのだ。
「ひどい」と涙を見せればよいのだ。
プライドは一旦捨てる。
それで救われる。
過去に私が失敗したのは、
側で見ていた人の一人が
「あんなにつらくあたられて精神的に参っていないか?」とせっかく聞いてくれたのに、
「ここで「はい」と言えば、チクッたと思われて余計虐められるかもしれない」などと勝手に思い込み、なんでもないかのような笑顔で
「〇〇さん(そのESTJ)は、いつも良くしてくれてます。私がグズだから怒られるだけです。大丈夫ですから」と強がりを言ってしまったことだ。
この職場を去る際、その助け船を出してくれた人とはまた別の人から、「〇〇さん(私)みたいな優しい人が居なくなってまた怖い人が来たらいやだなあ」とコソッと言われた。
その時、みんな声に出しては言わないけど、どこかでピリピリした空気に抑圧されてたんだと思った。
スケープゴートがただ死んだままだと周りも困るのだ!ちゃんと仕事しろ!ってことだ。
たぶん、訴えることで循環する空気もある(?)
それを循環させるのが、INFPの役目なのではないだろうか?
(私は無駄プライドを捨てきれず、これが出来なかったために、この職場で私は盛大に病んでしまって体を壊していたが、体調不良でも、休むとまたそのESTJにキツく怒られるため、無理して働き続けていた。退勤途中に、涙が溢れて前が見えない日が続き、その職場を去った後もしばらく精神状態は戻らず、お昼休みは車のシートで一人昼ごはんを食べる日が続いた)
しかし、不思議だったのは、
その後、そのESTJは私の仕事場での慣れた後の仕事ぶりを見てからは態度を和らげ、他所の部署に移ってからは優しく(?以前と比較したら)接してくれるようになったのだ。
やる気がない奴と思われてたから、辛くあたられただけなのだと思う。
ESTJには、
「この鬼つんでれ将軍さんめッ💗」
っていうセリフが似合うと思う(言ったら怒られるだろw)
しかし、自分にも他人にも厳しいESTJ基準での「やる気」を私のようなポンコツが示すためには、この場合のように二年ブラック職場耐え抜くとか、持久戦が必須だろう。
この職場では、私は毎日下痢をし、トイレの個室に入った時にいつも手足が震え出し、ストレスで生理が半年来なかったりしていた。
休日は暗い部屋でずっとゲームをしていた。もはや私に攻略できないキャラはいないと断言できるほどには積みゲーを消化した自信がある。
正攻法でやろうと思うと、こんな感じでなかなかしんどい。
正直、そこまで命を削るほどの価値はなかったと思う(今になって思えば)
なので、くれぐれも体を壊さない範囲でオナシャス
(3)対ISFJ対策「必殺⭐︎HANAGE作戦」
結論としては、
「極力会わない」
「会っても極力喋らない」
「喋るとしても必要最低限」
抽象的思考能力とイマジネーションが無くて、ひたすら現実主義な人間相手には、どうせINFPの触媒効果は効果を成さないので、思い切って無視しよう‼️というご提案だ。
とりあえず、相手との間の距離を空けておくことがミソ。
距離を詰められたら一気に不利だからだ。
なぜなら、ISFJの方が優位に立ててしまうのはシステマチックに自明なことだからだ。
INFPは、内向的感覚が第三機能である。
つまり、不器用である。
「不快だと思っていても不快だと言えずに我慢してしまう」ということだ。
しかし一方、ISFJはこの内向的感覚が第一機能で、最も得意である。自分の快・不快の感覚に忠実に、INFPを縦横無尽に操れるのだ。
その感覚にISFJは、ある種の全能感すら覚えるのかもしれない。
一度この味をしめられたら、こちらは永続的に囚われの身となり、吸血鬼に囚われた人間みたいにいつでも血を吸われる。
その危機感をちゃんと持った方がいい。
いくらこちらが内心「何でこんな謎に上から目線なんだろう?この鈍感な俗物マイルドヤンキーは」
と、どれだけ内心で思おうとも、世間的にはだいたいあちらサイドが「正解」であるとされており、よって、あちらが優勢なのは自明なので、こちらが優位に立つことはまず無い。
(だから、どの道こちらはジリ貧)
こちらにとっては辛いことが、向こうにとっては「当たり前」なので、ますます始末がわるい。
こちらが「上から目線」と思う余計なお節介も、仲間内志向が強い彼女らにとっては「親切」ということになっているのだろうし、
(INFPなら「人は人」と人の好きにさせるのが親切だと思うだろう)
こちらが「俗物」と思ってしまい、聞いているだけで傷つく噂話や知り合いの悪口も、仲間内志向が強い彼女らにとってみたら「必要な情報交換」であり、牽制という名の立派な「コミュニケーション」なのだろうし、
(INFPには悪口=コミュニケーションという概念は乏しい。悪口=ゴミ捨てられている感覚)
こちらが「マイルドヤンキー」と感じて、その生き方の常識を押し付けられていると不快に感じたとしても、地元色や世の中の常識論に染まることが当たり前の彼女らには、その世界が世界の全てなので、「押し付けてる」という感覚がない。
(INFPは何かに囲い込まれることを「仲間になれた」とは感じずらく、むしろ従属を背負わされたと感じやすいだろう)
このように、向こうには悪気がないのに、こちらが一方的に傷つくことになるという、なんとも悲しい関係性となる。
(※あくまで私の経験上ですが😅)
ISFJは初対面でいい人っぽいので、最初は警戒していないことも多いことだろう。(というか、INFPはあまり人を疑うような頭がない)
しかし、これは危険なことだ。
INFPは、親しくなる前は無関心だが、親しくなると無条件に相手と溶け合ってしまうだろう。
これが、おそらくISFJは真逆だ。
経験上、ISFJは「社会的」な場ではとても優しく、良くしてくれるが、一旦「安心できるスタディな関係」と認識され、プライベートな空間に落ち着いてしまうと、とたんに、ぞんざいな扱いを割と平気でする傾向がある。
釣った魚の気持ちはネグレクトされる傾向…(?)
(いや、たぶん彼女らの「仲間内」という感覚内では、あの気安さとぞんざいさが「普通」なのだ(?)
おそらく、仲間内という感覚がないこちらにはそれが分かりにくいだけだ。)
しかし、とにかく、
「釣られた魚にだけはなるな‼️」
「万が一キャッチされたら自分で自分をリリースしろ」
さて、リリースの方法について。
どうしても我慢ができない時は、少しセコイ技だが、ISFJ側にも不快をチラリと予防接種させるという技もある。
具体的には、
怒気を決して孕まず、いつものフンワリトーンで
「鼻毛でてるよ?」と心配顔で発し、(鼻毛が出ていなくても)
相手が「え?どこ?」と言ってる隙をついて着信のフリして逃げる、という方法などだ。
この他、「あ、蚊」とか、何でもいい。
こちらが「快」だけを与える存在だと印象づけたら、相手のされるがままになる。
だから、
こちらが向こうに「不快」も与えることができることを、少しずつでも印象づけておく。
自身の不快さを第一に嫌がる彼女らの特性を逆に利用した小手先のテクニックだ。
しかし、小手先にすぎないので、乱発はしない方が良い。
(人間は頻繁に鼻毛が出たりはしない)
これはあくまで緊急手段なので、基本的には
「避けまくる」
「会話しない」
で自分をきちんと守ってください
あ、ちなみに、この鼻毛作戦ですが、私は「鼻毛出てるよ」って言えた自分を想像しただけでなんだか気が済んでしまったので、実際にやってみたわけではないです。
↑お前そうゆうトコやぞ‼️マジいい加減にしろw
なお、対ISFJの「正攻法」はかなりの長期戦になる。
十年に一度ほどの割合でしか言えない総括的な考えを端的に伝えた時は、ISFJはこちらを見直したように
「貴方の考えを聞かせてくれてありがとう。勉強になる」
と目を見開き、真顔で答えてくることもある。
話の通じない人ではないのだ。
口は悪いけど、俗物だけど、根はちゃんと他人を信頼している純粋さがあるのがこのタイプなのだと思う。
耐えて耐えて耐え抜いたからこそ、濃縮された答えを濃縮還元せずに出せるINFPの長所で正々堂々渡り合おうと思ったら
このように、
トイレの壁を十年殴り続けましょうw
(くれぐれも骨折はしないようにしてください)
しかし、ISFJに意見するなら、何もINFPでなくても良いのです(もっと有効に役に立てるタイプがきっといると思う)から、
何度もしつこいですが、「無理は禁物」です。
私の経験上では、ほとんどのパターンにおいては、無料カウンセラーにされた挙句、ダラダラとエネルギーを吸われ続けます。
そして、その行動のメリットはこちらにはあまりありませんので、骨折り損となる可能性が高いです。
なので、まず「距離を置いて」ください。
日本の女性社会においては、特に遭遇率が異常に高いと思われますので、どうしてもこのタイプにはごり押されやすいINFPは、生きることだけで大変だろうと思います。
くれぐれも、無理しないでください。
私が考える対策については、以上です。
辛いこともあるだろうけど、まずは、抱え込まないことが大切。
辛い時は「逃げていい」んだ。
本当に戦うべき相手は、自分だから、他人との戦いはなるべく流して行こう