KING CRIMSON at オーチャードホール (12/8) | close to the edge

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音楽の話が出来る人が周りにいないので、ここで独り言でも・・・

注:12/7、/8、/9、/10のセットリストの記述があります。






今時珍しい(?)図柄入りのチケットが嬉しい。


主催者ホームページに掲載され、会場入り口、そして開演前
ステージセット(!)にも張り出されていた注意事項、

「本公演は公演が終了するまでの間、場内では携帯電話の
 着信音の発生、通話、また、携帯電話を含む全ての録音
 可能な機器による写真撮影、映像撮影および音声録音
 などの行為は一切禁止しておりますので必ず電源を
 お切りください。」

これは当然として、

「開演後の場内への入場については、演奏中の場内への入場
 が一切できませんので予めご了承ください。
 途中お席をお立ちの場合も、場内への入場は曲間時のみと
 なります。」

というのはロックのライブとしては初めて見たかも。

開演時間に遅れて入って来るのは仕方が無いにしても、特に
‘静’のパートがあるプログレなど確かに演奏中に出入りされ
るのは非常に鬱陶しいことを思えば、これは素晴らしい。

たかだか2時間程、トイレ(?)を我慢出来ないものかね。

ソロ・パートや自分の好きでない曲は退屈かもしれないけれ
ども、決してそれは休憩パートではないのだよ。

特にプログレ・ライブ時には、今後これを必須事項にして
欲しいな。



オーチャードホールは、Randy CrawfordとSteve Gaddを連れ
て来たJoe Sampleの2009年以来か。


ステージは下段にトリプル・ドラム
Pat Mastelloto―Bill Rieflin―Gavin Harrison

上段には
Mel Collins―Tony Levin―Jakko Jakszyk―Robert Fripp

もっと壮大な眺めになるかと想像していたが、案外コンパクトに
纏まっている感じ。


01.Peace -an end
02.21st century schizoid man
03.Epitaph
04.Radical action (to unseat the hold of monkey mind) Ⅰ
05.Meltdown
06.Radical action (to unseat the hold of monkey mind) Ⅱ
07.Level five
08.Hell hounds of krim
09.The construKction of light
10.One more red nightmare
11.Banshee legs bell hassle
12.The letters
13.Sailor's tale
14.Easy money
15.Starless
encore:
16.In the court of the crimson king
17.The talking drum
18.Larks' tongues in aspic, partⅡ


1曲目、Jakszykのアカペラで始まる。

この人を初めて観たのは1994年のLEVEL42のギタリストとしてで、
あまり記憶に無い。

次に観たのが、2002年のTHE 21st CENTURY SCHIZOID BAND
として。メインボーカルであったが、これまたあまり記憶に無い。

ということで、今回編成で一番心配していたパートであるボーカル
だったが、悪くない。いやこんなに良いボーカリストだったのか。

過去の名曲達が次々に披露され、脳内で再生されてしまうGreg
LakeやJohn Wettonの歌声と比べてしまって残念な気持ちになる
時も正直あったが、それはただひたすら自分が悪いのだ。

『Easy money』 など初めて生で聴いて改めて思う、訳の判らない
譜割り、各楽器陣が茶々を寄って集って入れて歌を邪魔する様
なアレンジ、、、こんなので良く歌えるものだと感心するばかり。

それでも、永年封印されて来た曲達を聴きたかったという欲求が
満たされてしまうと贅沢なもので今度はLakeやWettonの声で
聴きたい!観たい!と思ってしまったり、、、どうしようもないな。


今編成で楽しみにしていたのが出自がプログレ畑ではないRieflin。

どんなドラムで、何がどうFrippの御眼鏡に適ったのか、、、

ドラムを叩いている時間よりキーボード(メロトロン・パートなど)に
向かい合っている時間が長かった。
だったら誰かキーボード担当の、欲を言えばバイオリンをも弾ける
メンバー入れれば良かったのに。

自分の席が右に寄っていたからなのか、Harrisonのドラム―実際
メイン・パートを担っているのだが―ばかり目立って、Mastellotoと
Rieflinには物足り無さも。

それでも3つのドラムが作り出すリズムのウネリ、
アタマがクラクラして良い意味じゃなく本当に悪い意味で酔いそうに。


ドラムが3つでボトムは充分だという解釈なのかどうかは知らないが、
Levinのベースの音像にはとにかくガッカリ。

何回か観てきたが、こんなに存在感の無いLevinは初めて。

この編成だと3つのドラムのボトムと、サックス+ギター×2+ボーカル
の上段を繋ぐ役目がベースにはある様に思う。

そのベースに存在感がないので、なにか音に一体感が無い様に思う
こと暫し。


それよりも今回のPA、

曲中や曲間など無音近くなっても全くノイズが聴こえて来ない素晴ら
しい調整具合。

でも客席に音を届ける、という意味でのPAとしては良くなかった。

何かステージ上だけで音が鳴っていて、30列目あたりの自分の処
まで、音が届いて来ない。

もっと重低音を感じたいのに、もっと音のシャワーを浴びたいのに。

音が届いて来ないので、演奏の熱量も届かない。

だから大好きな曲達が惜しげも無く披露されているのに、どこか
自分の中で決定的な盛り上がりに欠ける。
一歩引いた感じで、ライブに参加する、というよりは、ライブを眺める、
というぐらいの冷めた感覚のまま終演を迎えてしまった。

PAの問題なのか、席の位置が悪いのか、オーチャードホールがそう
いう鳴りなのか、、、



今回12/5にはもう来日していて芝浦スタジオでリハーサルを繰り
返していたらしい。


(公式HPより)

そして毎日セットリスト―曲順もバラバラだし日替わりで登場する曲も
―を変えて来る、
何より頑なに拒んで来た過去の名曲達を惜しげも無く披露する、と
いうCRIMSON いや Frippらしからぬサービス精神。
(基本禁止の写真撮影も本編終了時などLevinがカメラを取り出した
時に限ってはOK!なんてのも驚き)

ん~、やはりこれが最後なのかな。

だとしたら、完全に楽しめなかったのは残念極まりないなぁ…








~初日12/7セットリスト~

(01)Larks' tongues in aspic, partⅠ
(02)Pictures of a city
(03)Epitaph
(04)Radical action (to unseat the hold of monkey mind) Ⅰ
(05)Meltdown
(06)Radical action (to unseat the hold of monkey mind) Ⅱ
(07)Level five
(08)Peace -an end
(09)Hell hounds of krim
(10)The construKction of light
(11)The letters
(12)Banshee legs bell hassle
(13)Easy money
(14)The talking drum
(15)Larks' tongues in aspic, partⅡ
(16)Starless
encore:
(17)Devil dogs of tessellation row
(18)In the court of the crimson king
(19)21st century schizoid man


~3日目12/9セットリスト~

01.(08)
(02)~(07)
08.A scarcity of miracles
09.(09)
10.(13)
11.Red
12.interlude
13.(11)
14.(15)
15.(18)
16.(19)
encore:
17.(17)
18.(16)


~4日目12/10セットリスト~

01.(08)
(04)~(07)
06.(03)
07.(12)
08.One more red nightmare
09.Vrooom
10.(13)
11.(09)
12.Suitable grounds for the blues
13.(11)
14.Sailor's tale
15.(18)
16.(16)
17.(01)
18.(19)


ここまで変えてくるなんて、ちょっと 「schizoid」 だね…